https://youtu.be/_Vw4pyyvmsE
外国人労働者受入に関してのニュース部分より
藤井さん:政府は入管管理庁みたいなモノを作って、キチンとしますと言いますが、キチンと出来ない可能性がある。
所謂移民政策というのはアメリカやヨーロッパを見てても分かるように、どうしても禍根を残しやすい政策なんです。政府がキチンとできるかどうかという所が問われているんですね。
これには2つあって、保守派、右派が懸念する、移民拡大による国内の秩序の混乱だとか、賃金の下落だとか、失業率の拡大だとか、場合によってはテロの危険の拡大だとか、日本文化の溶解だとかっていう右派的な問題点と、
左派の方々は移民で来られる方々も同じ人間だと。基本的人権を守れるのかと。安い賃金でブラック企業が鴨にしてですね、雇って、その人達がとんでもない苦しい生活を受けるという問題があるわけですね。右派的な懸念も左派的な問題も認識します。
元々、奴隷商人が奴隷を買うような側面があるワケですよね。移民政策というのは。そもそも、安い賃金で、労働力が足らんから、外国人連れてこよかみたいな話になっているワケですが、この左派的な問題は非常に頷ける問題であって…だから、左派的な問題と右派的な問題をクリアした時に初めてキチンとできるのであって、それが出来るのかといったら、チョッとなかなか…今までの人類の歴史の中では、基本『出来ない』というという事になっているワケです。
寺ちゃん:ドイツを見てもね、そりゃあ移民の人たちも、社会保障は必要だと言い、今、藤井さんが仰った左派的な考えも、それは当たり前です。人間なんだから。でも、そうしてみると、元々居た人達からしてみると、『何だアイツらは…』という事になってくる可能性だってあるワケですよね。
藤井さん:そもそも国境というのは何であるかと言うと、右派的な問題や左派的な問題を最小化、ないしは、除去する為に、全ての人類が国境を引いた内側に住んでいるワケなんですよね。
『俺、国は関係ねぇんだ』って言ったら、『おまえ、何語喋るんや』みたいな話になってくるワケですから、人類の歴史…それも百年や二百年じゃなくて千年、二千年じゃなくて、数万年単位の人類の歴史に対する反逆、それが移民政策というものの側面にあるわけですから、反逆をしながらキチンとするのは不可能だとは言いませんが、相当難しいと思いますね。
寺ちゃん:だから1つの考え方としては、少~しずつだったら、元々住んでいる人たちも慣れるだろうというのが考え方もあるでしょうね。もう1つの考え方としては、もう国民全員がちゃんとある覚悟をもって迎え入れるという事が大切でしょうね。
藤井さん:そうですよ。だってよそ様を迎え入れるわけでしょ。例えば、自分の家に隣に貧乏な人がおって、チョッと人手が足らんから来てって。
だから来てもらうんだったら、奴隷として扱うんか、或いは家族として受け入れるのか。『その中間でんねん』では、何か問題が出ますから。家族として受け入れるという話しが出来るのであれば、全ての問題が除去できますよ。
でもかなり難しいです。隣のガキの面倒を何でみなアカンねんって思ったら腹立ってきますよ。自分の愛する奥さんの前の旦那の子供ですら虐めたりする問題が起こるじゃないですか。
そんな問題が起こるのに、殆ど何の関係もない他人さんを、チョッと人手が足らんから受け入れるという事でしょ。そらぁ難しいと思いますよ。
寺ちゃん:来年5月の改元まで、あと半年となりました。そんな中天皇陛下の御退位と皇太子様の御即位に関連する行事の準備が本格化していると。政府と宮内庁は連携しながら来年春まで続く一連の行事について具体的な内容を詰めると。
で、天皇皇后両陛下が出来るだけ費用を抑えて欲しいとの意向を示されていて行事の簡素化も重要なテーマとなる。
昭和天皇の崩御に伴う儀式に掛かった費用は警備費等も含めて123億円。資材と人件費の高騰により、前回と同じ規模同じ内容を踏襲すると費用は大きく膨らむ可能性がある。
予算と規模を巡って行事をどう簡素化するかという問題を巡ってなんですけれども、藤井さんは、どうお考えになりますか?
藤井さん:今日、色々ニュースが有って、例えば韓国の徴用工の最高裁の判決とか、先ほども申し上げましたように、僕は非常に憤りを感じているワケですけれども、その憤りを1とすると、これには百か千か1万位憤っています。
この日経新聞の記事を読んだとき、とてつもない怒りを感じましたねぇ。何故かと言うと、陛下が簡素にというのは、分かるも何も、そう仰っているんだというお話ですよ。
それで我々下々の者が考えるのは、それでイイですけど、なんでコレがニュースなんだと。
予算と規模のバランス。それこそ自分の娘が結婚するときに、娘が「いやぁ~、私は簡素な結婚式でイイよ」って、お父さんが出してあげるとして。その時に「いやぁ~俺、金、チョッと勿体無いからなぁ。どうしようかなぁ」とか、或いは又、お父さんのお葬式に、『勿体無いなぁ』って削ってたら、お前の夫はどうでも良い奴やったんやっていう話になるじゃないですか。
娘でもボチボチの娘やったんかなぁって事になりますやんか。これはコッソリと考える事であって、この日本経済新聞のセンスが分からないです。「お前、何人(なにじん)やねぇ…」って。
寺ちゃん:今、藤井さんから、そういうお話を聞くと、そりゃそうだなって感じになりますねぇ。
藤井さん:もし自分が担当だったら、そら検討はしますよ。でもニュースにする事じゃないでしょ。立派な式を挙げるんですよ。それ以外何も無い。だって時代が代わるんですよ。それでズーッとやっているワケですから、2千年以上。何言っとるんやキサマ!っていう話ですよ。
●消費増税を巡る情報戦争、まるで増税が確定されたかの報道がされている件に関して
藤井さん:無茶苦茶ですよね。コレ。まるで増税をすると決意表明をした様に報道され、それを受けてワイドショーでは、もう決まった事のようにして、その対策としてプレミアム商品券やら何やらをコレ何って…まるで既成事実の様にやってますが、10月15日に安倍総理が何を仰って、菅官房長官が何を仰ったかを聞けば、これは確定とは言えないという事が明白です。
そのメッセージが官邸から明確に出ているワケです。第1点は、官房長官は増税はする予定であると、予定はあくまでも予定であって未定なワケです。予定は未定だから確定ではないです。
で、もう1個は、更に決定的なことは、政府の方針は何ら変わっていないという事。
『リーマンショック級』のモノが無い限り増税する予定だと。だから留保が付いているワケです。『リーマンショック級』というのが何を意味するのかは、解釈の余地は有りますけれども、特定の前提の付いた上での増税だという事です。
しかも『リーマンショック級』の事が本当に起こりそうな気配が漂っているワケで、更にその増税後にだってあるかもしれないワケで、そういう事を考えると確定ではない。
それにも関わらず、読売新聞がその前日の10月14日に『総理決意表明』みたいなニュアンスの紙面でしたでしょ、あれは明確なフェイクニュースの類です。それ以後の同様のニュースもフェイクニュースの類です。
世論動向や経済動向によっては、増税はされない可能性がある、増税するという法律を国会の中で変える事もあり得ます。