ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

安倍プーチン首脳会談 北方領土に最終決断した安倍総理?!今回の北方領土交渉の意味 鈴木宗男

2018-11-17 22:34:44 | 日記
安倍プーチン首脳会談 北方領土に最終決断した安倍総理?!
今回の北方領土交渉の意味 鈴木宗男

https://youtu.be/ujIAbqXhn98



今回の2島返還+αが導かれる迄の日ソ・日露間の交渉を振り返ります。

北方領土問題が発生してから2016年4月迄の日ソ間/日露間交渉の概要及び、日露首脳会談(平成30年11月14日)の骨子を外務省の北方領土関連サイトより拾い出してみました。

~ソ連時代~




日ソ共同宣言(1956年)

歯舞群島及び色丹島を除いては、領土問題につき日ソ間で意見が一致する見通しが立たず。そこで、平和条約に代えて、戦争状態の終了、外交関係の回復等を定めた日ソ共同宣言に署名。
→平和条約締結交渉の継続に同意。
→歯舞群島及び色丹島については、平和条約の締結後、日本に引き渡すことにつき同意。

日ソ共同宣言後の日ソ交渉

(1)ソ連は、1960年、対日覚書を発出し、日ソ共同宣言で合意された歯舞群島及び色丹島の引渡しについて、日本領土からの全外国軍隊の撤退という全く新たな条件を課すことを一方的に声明。これに対し、我が国は、対ソ覚書により、国際約束である日ソ共同宣言の内容を一方的に変更することはできない旨反論。

(2)田中総理訪ソ(1973年)
日ソ共同声明において、「第二次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して平和条約を締結することが、両国間の真の善隣友好関係の確立に寄与することを認識し、平和条約の内容に関する諸問題について交渉した。」と明記。

→ブレジネフ書記長は、北方四島の問題が戦後未解決の諸問題の中に含まれることを口頭で確認。

(3)それにもかかわらず、その後ソ連は長い間「領土問題は存在しない」との態度。



ゴルバチョフ大統領の訪日(1991年4月)
日ソ共同声明において、ソ連側は、四島の名前を具体的に書き、領土画定の問題の存在を初めて文書で認めた。

~エリツィン大統領時代~

1991年8月、保守派によるクーデタ未遂事件が発生。12月ソ連邦は崩壊。



エリツィン大統領の訪日(1993年10月)

(1)東京宣言(第2項)において、
 (イ)領土問題を、北方四島の帰属に関する問題であると位置付け、
 (ロ)四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、両国関係を完全に正常化するとの手順を明確化し、
 (ハ)領土問題を、
1)歴史的・法的事実に立脚し、
2)両国の間で合意の上作成された諸文書、及び、
3)法と正義の原則を基礎として解決する、との明確な交渉指針を示した。

(2)また、東京宣言は、日ソ間の全ての条約その他の国際約束がロシアとの間で引き続き適用されることを確認。
 (エリツィン大統領は記者会見で、日露間で有効な国際約束に1956年の日ソ共同宣言も含まれると発言。)

クラスノヤルスク首脳会談(1997年11月)
「東京宣言に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くす。」

川奈首脳会談(1998年4月)
川奈合意
「平和条約が、東京宣言第2項に基づき四島の帰属の問題を解決することを内容とし、21世紀に向けての日露の友好協力に関する原則等を盛り込むものとなるべきこと。」

小渕総理の訪露(1998年11月)
モスクワ宣言において、
-東京宣言、クラスノヤルスク合意及び川奈合意を再確認。
-国境画定委員会及び共同経済活動委員会の設置を指示。


~プーチン大統領時代~

プーチン大統領の訪日(2000年9月)

(1)「平和条約問題に関する日本国総理大臣及びロシア連邦大統領の声明」に於いて、
 -クラスノヤルスク合意の実現の為の努力を継続することを確認。
 -これ迄の全ての諸合意に立脚して、四島の帰属の問題を解決することにより平和条約を策定する為交渉を継続することを確認。

(2)プーチン大統領が「56年宣言は有効であると考える」と発言。

(3)プーチン大統領は、川奈提案は、日本側の「勇気と熟慮の成果」であったとしながらも、「妥協についての我々の考え方と完全には一致していない」として拒否。


イルクーツク首脳会談(2001年3月)
イルクーツク声明において、

(1)56年日ソ共同宣言を交渉プロセスの出発点と位置づけ、その法的有効性を文書で確認。
(2)その上で、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの日露共通の認識を再確認。


小泉総理の訪露(2003年1月)

(1)共同声明において、両首脳の間で、四島の帰属の問題を解決し、平和条約を可能な限り早期に締結し、もって両国関係を完全に正常化すべきとの「決意」を確認。
(2)「日露行動計画」において、56年日ソ共同宣言、93年東京宣言、2001年イルクーツク声明の3文書が具体的に列挙され、その他の諸合意と併せ、今後の平和条約交渉の基礎とされた。


安倍総理の訪露(2013年4月)

(1)戦後67年を経て日露間で平和条約が存在しないことは異常であるとの認識を共有し,双方の立場の隔たりを克服して,2003年の共同声明及び行動計画において解決すべきことが確認されたその問題(四島の帰属の問題)を最終的に解決することにより平和条約を締結するとの決意を表明。

(2)平和条約問題の双方に受入れ可能な解決策を作成する交渉を加速化させるとの指示を両国外務省に与えることで一致。

岸田外務大臣の訪露(2015年9月)

北方領土問題について外相間で突っ込んだ議論を行い,事実上一時中断していた平和条約締結交渉を再開すると共に,2013年4月に両国首脳間で合意した通り,双方で受入れ可能な解決策を作成する作業を再確認。


ラヴロフ露外相の訪日(2016年4月)

日露双方の歴史的な解釈や法的な立場に違いはあるも,その上に立って,双方に受入れ可能な解決策を作成していくことを確認し,今後の交渉に弾みを与えるような前向きな議論を行った。
安倍総理のソチ非公式訪問(2016年5月)
これまでの交渉の停滞を打破し,突破口を開くため,双方に受入れ可能な解決策の作成に向け,今までの発想にとらわれない「新しいアプローチ」で,交渉を精力的に進めていくとの認識を共有した。



日露首脳会談(平成30年11月14日)
1 政治日程
両首脳は,ブエノスアイレスG20の際に首脳会談を実施し,また年明けに安倍総理が訪露することで一致。

2 平和条約締結問題



北方四島における共同経済活動について,10月初めに「ビジネス・ミッション」が実施されたことを歓迎し,首脳間で作業の進捗を確認した上で,双方の法的立場を害さない形でプロジェクトを早期に実施するべく,更に作業を進めることで一致。

元島民の方々の為の人道的措置について,安倍総理が,より一層の信頼醸成に向けて,協力を更に進展させる働きかけを継続。

テタテ会談の結果として,「1956年宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる。そのことをプーチン大統領と合意した。」と発表。

3 日露経済
両首脳は,8項目の「協力プラン」が具体化している事を歓迎。
貿易経済日露政府間委員会を12月18日に東京で開催する事を確認。

4 安全保障分野での協力
10月初めの河野統合幕僚長の訪露,11月10日に行われたアデン湾におけるロシア海軍艦艇との海賊対処訓練が取り上げられ,両首脳は防衛当局間の信頼醸成を進める事で一致。

安倍総理が麻薬対策に関する「ドモジェドヴォ・プロジェクト」に言及しつつ,こうした非伝統的脅威への対応における協力も更に進め,日露間の協力分野を広げていきたい旨述べ,プーチン大統領もこれに同意。

5 国際情勢
北朝鮮情勢について,率直に議論。両首脳は,北朝鮮の非核化の実現に向け,今後も緊密に連携していく事を確認。


これはスゴイ!(◎)2島返還+αです (×)2島+αではありません 佐藤優氏が説明します。11月16日

2018-11-17 02:57:23 | 日記
これはスゴイ!(◎)2島返還+αです (×)2島+αではありません 佐藤優氏が説明します。11月16日

https://youtu.be/uSzA57m0fag

ロシアのプーチン大統領は平和条約の基礎とする事で安倍総理と合意した1956年の日ソ共同宣言について、歯舞・色丹2島を引き渡した後、島の主権がどちらになるのかという事が書かれていないと述べました。訪問先のシンガポールでロシアの記者団の質問に答えたものです。


プーチン大統領は共同宣言に、何を基礎に引き渡すのか、どう引き渡すのかも明記されていないと指摘し、主権も含めて真剣な検討が必要だと主張しました。


共同宣言に基づく2島の引渡しでさえ、主権などが今後の交渉対象になるという考えを示し、日本側に厳しい条件を突きつけた形です。

又、プーチン大統領は日露首脳会談で安倍総理大臣が共同宣言を基礎とした平和条約を求めてきた為、日本との対話を復活させたと明らかにしました。



佐藤さんは、この日露首脳会談の随分前から、2島が返還されそうだと仰っていました。今回のプーチン大統領の発言は国内のメディア向けの発言だった。


その通りなんです。それで重要な事は日本との対話を復活させたという事なんですね。それで日本の報道は大分ズレてる。2島先行返還という説が出てるでしょう。先行というのは歯舞・色丹を先に返して、国後・択捉は継続協議して、後で帰ってくる可能性があると。

その可能性はゼロ。何故ならば、今の交渉経緯は、国後・択捉が交渉の範囲だっていう事たら、プーチンは交渉をしない―こういうスタンスだったから。

だから56年宣言を基礎にして、交渉するって事だから、東京宣言やイルクーツク宣言って入ってないでしょ。という事は、国後と択捉島は、主権交渉の対象から外してますという意味なんです。

ですからこれは、2島先行返還ではなく2島返還+αです。
歯舞・色丹の2島を引渡した後の+α

ですから2島+αって言ってる人もコレも正確ではなくて、2島+αって言ったら、2.5島、3島、3.5島、面積による2分割等も入ってきますからね。そういうオプションは無い。

2島返還+α、帰ってくるのは2島、つまり歯舞色丹が日本の主権下。国後と択捉がロシアの主権下。それを認めて国境線を引きましょう。

それで領土問題って事だけども、国境線はそこで引くんだけども、国後島と択捉島に日本人は過去の経緯があるでしょう。だから、もう自由に行けます。


逆に国境を引いたら行けるの?


国後島と択捉島にはロシアの主権の下で、特別の規則、日本企業が土地を借りて自由に活動が出来る。或いは協定を作っても良いですよ。ロシアの企業は例えば色丹島にコンビナートを持っていますから、そこはロシアが土地を借りてロシアの規則で仕事が出来ると。



相互乗り入れしていきましょうと。だから自由に使えるようになる。それから、1956年日ソ共同宣言が出来た時には排他的経済水域200海里という概念が無いの。それだから島を引き渡すという約束をしても、海については何の約束もしてないの。

海も日本にチャンと使わせる。海も返してくると。但し、ロシアの入漁も保障して下さいと。歯舞島と色丹島周辺のEEZと、国後島と択捉島の周辺のEEZを計算すると、歯舞と色丹の方がチョッと大きいの。

それでそっちの方が漁場としてイイの。それが帰ってくるワケ。で、ロシアにも使わせるんだけれども、国後の沖合いに凄くイイ漁場があるの。そこ、日本も入っていけると。

こういう仕組になるから、2島帰ってくるの+αで自由に行けますよ。経済活動が出来ますよっていうのが付いて来る。こういう方向ですよ。

只、是迄は4島返還って言っていたので、国民の民意を問わないといけない。だから解散総選挙になると思う。北方領土を争点として。

5月に改元があるでしょ。それ迄選挙出来ません。10月に消費増税あるから、その後も出来ません。与党負けますよね。そしたら6月~9月しか無いんです。7月に参院選がありますね。それで6月や8・9月に選挙やってたら、2ヶ月も選挙になって経済も政治も停滞しますよ。ならば同日選挙になりますよ。

国民投票ではダメです。ポピュリズムに流されるとイギリスみたいになります。そうすると選択肢は2つになります。

1つ目 4島一括返還を言い続けるとロシアが交渉に応じませんから、1島も帰ってこないし行けなくなる。海も使えない。但し、4島一括返還だぁ~と講演をし続ける人のお仕事は残る ギャラが1回7万円。国民の税金が原資です。

2つ目 2島帰ってくる。自由に4島に行ける様になる。海も使え、経済活動も出来るようになる。一旦国境線を引くが、40年後、50年後に国後と択捉に日本人が沢山住んでいたりしたら、そこで又、見直しても良いし。これだと4島一括返還ビジネスは解散しないといけない。

外務省に日米地位協定見直し考えからというマニュアル本がある。1983年版に1回改定されて、茶色表紙本と呼ばれていますが、これが琉球新報に抜けちゃったの。外務省のマル秘文書なんだけど。公文文献として販売してるの。だから本屋さんでも買えるの。

それに、仮に北方領土が返還される事があっても、そこに米軍の駐留を出来ない様にさせる事はできないという注(意書き)がある。それがロシア側に抜けちゃって、プーチンが読んだワケ。

外務省の組織の意志は無いし、アメリカとの約束もない。
日本は主権国家だから、それを担保する事が出来る。そこの処は既にプーチンに入っているの。だから動き出したワケ。

6月の終わりにG20でプーチンさんが来た時に、条約を調印に持ち込める可能性有。

過去の事は問わないことで日露がタッグ。北極海も通れるようになったから北回りのルートを日露でガンガン使っていくと。ロシアの港に入るためには、宗谷海峡と津軽海峡を使わないと行けないから、日本と仲良くしたいと余計に思った。



ヤマル半島の処に掘ればガスが出てくるところがある。そこからLNGを持ってくれば、日本のガス料金・電気料金もグーッと下がる。

トランプさんは、晋三がそんなに大事だというんだったらイイよ。その代わり、貿易摩擦の方で宜しくという感じ。ビジネスマンだからディールをしてくるわけ。金正恩と、取引できる人なんだから。


秋葉剛男外務次官が同席している事が大事な点。今迄にない事。
外務省も2島返還で国策として頑張っている。前の杉山さん時代には無かった事が起きてるワケ。今度の次官てのは本気だわ。コレは。だから外務省は命がけでやってる。

国策も変更となるワケで、安倍政権も、もしコレで国民が反発するんだったら、政権が終るかもしれないけど、それと引き換えでもイイから、っていうのは、今、中国・韓国・北朝鮮がこれだけ力をつけてきて、連携している。アメリカもアジアから引いてきて居る。トランプと混乱している。その状況でロシアと連携してカウンターバランスを取らないと、日本の国益にならないと。

そこはやっぱり安倍さん分かっているんですよ。これやっぱり5年やっているという事で、日本が追い込まれているのが分かっているから、何処の処で防衛線を強化するかという事を考えていると思いますよ。
ジリジリと後退してるんですが、これ以上はしませんよと。

体制固めをするって事を一生懸命やっていると。これは今回の入管法改正と一緒なんですよ。移民の問題に関しても、これ以上放置できないという事で、だから安倍政権というのは今、非常に現実主義的になっていますね。