地図のない街

日々金欠に

はとを考察する

2011年05月08日 15時33分24秒 | 雑記
昨日、行ってきた〈GALLERY シャコ〉の、
ハトニワピクニックのブログの続き(?)です。

考察するハトは、鳥の鳩ではなく、
画家のはとちゃんです。

さらに詳しく言うと、はとちゃんの作品の考察です。

まず、はとちゃんの作品を知らない人が多いでしょうから、
ご本人のサイトの作品ページをご覧ください。

第一印象はどうでしょう。
なんか不思議な感じがしませんか?

書かれてるものは、かわいらしく愛嬌のあるもの。
でも、なあんとなく色調が重い感じがします。

こわい感じはしませんが、
ちょっと不気味な感じでもあります。

インパクトは強いほうではないように感じます。
毎日観ていたいと思う絵でもないと思います。
けど、不思議と本当に不思議と、
またみたくなる絵なんです。

なぜでしょう?

私が思うに、懐かしさがあるのだと思います。
誰しも子供のころに味わったなんらかの感覚が、
絵の中にエッセンスとして入り込んでいるのではないでしょうか。

だからでしょうか、はとちゃんの絵は。
上手いとか、きれいとか、素敵とは、ちょっとずれてるんです。

観た大人が心のどこかをくすぐられる感覚。
そのくすぐられ方が、子供のころの何かを、
呼び覚ましちょっと不気味と感じるのかもしれません。
それが、はとちゃんの絵の魅力だと思います。


ところで、
3.11の日。
私は風邪で臥せっていました。
布団の中でまどろんでいると、あの地震が…

本棚から本が落ちてきて、
《本が落ちてきても、まあ大丈夫だろう》と、
頭から布団をかぶって、揺れがおさまるのを待ちました。

ケガもせず本の山からはいずり出て、
部屋から出ようとしたら、
スピーカーが部屋のドアをふさぐように倒れてました。

その時すぐさま気づきました。
《このスピーカー横に倒れたからよかった、
縦に倒れてたら、頭に直撃だった…助かった》

一通り片付け終わり、
肝心のデスク周りを見てみると、
何も壊れてないし、動いた後すらない。
大事なものがたくさんあるのにかかわらず。

ため息ひとつついたとき、
あることに気づきました。

倒れたスピーカーの上には、
1月の文房具トークライブの際にもらった、
はとピンバッジが置いてあった、
デスクの向かいの壁には、
はとちゃん謹製、うさじろうカレンダーが掛けてあった。

もしかして、もしかして、なにかのお守り?

と、この件をはとちゃんご本人に、
『こんなことがありました』とメールしました。

そして昨日しぜんと地震の話になり、
私の体験をはとちゃんから聞いた、
銀座の小さな文房具店の店主(あえて名を伏せます)が、
それを伝説にして、お守りを売り出そうと乗り気だったそうです。

はとちゃんは「そんな根拠もなく…」と辞退したそうです。

一日たって思うに、あの文房具店の前のお稲荷さんのための、
特別デザインお守りを作れば、あんがい根拠もあるのでは?
と思いました。


考察よりも、脱線した話のほうが、長くなってしまいました。
まあ、それも含めて考察とします。


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