遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

謎の葉物野菜

2020年01月08日 | ものぐさ有機農業

11月の末、もう冬野菜の植え付けは終わっていたのですが、少し畑が空いていました。

そこで、この時期にまだ植えられるものはないかと、JA売場を物色していたら、あまり見たことのない苗が2種ありました。

早速、入れてみたところ、暖冬のせいか、ぐんぐん大きくなりました。


 

 

ん、どういう野菜だったっけ?

軽い気持ちで植え、苗の名を書きとめておかなかったので、この2種の葉物野菜が何か、見当がつきません(^^;)

 

いかにも丈夫そうな方は、特徴のある紫色です。

調べたところ、すぐにわかりました。

スイスチャード(西洋ふだん草)。

ヨーロッパ原産のホウレンソウの仲間で、日本では比較的最近、栽培され始めました。

季節を問わず採れる便利な野菜です。

おひたし、あえもの、サラダ、天ぷら・・・・いろんな料理に使えるそうです。スムージーでもいけるとか。

試しに、さっと茹でて、マヨネーズやポン酢で食べたらおいしかったです。クセがない。

 

もう一方の野菜は、黄色い花が咲いています。

次々と咲きます。

すると、これは菜花?

でも、菜花が咲くのは、もう少し後、2月の末くらいだし、いったい何でしょうか?

色々調べたところ、最近人気の中国野菜、アスパラ菜(オータムポエム)という名の野菜ではないかということになりました。

菜花と似ていますが、苦みはなく、ほのかな甘みとアスパラガスのような食感だと言われています

蕾付きの葉茎を茹でて、マヨネーズ、ポン酢で食べてみました。

こちらも結構なお味。やはりクセがない。そして、確かにアスパラガスのような感じ。

 

2種類の野菜の素性がわかりました。

作りやすいし、味もよい。いいことずくめです。家庭菜園に向いています。

ところが、今年は、白菜、ブロッコリー、正月菜、水菜、菊菜、レタス、大根・・・・冬野菜が出来すぎて、必死で消費するのが精一杯、それでも食べきれません。

そんな訳で、この2種類の野菜の出番はなさそうです(^^;)

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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西国33番満願霊場谷汲山華厳寺のういろ

2020年01月06日 | 故玩館日記

人混みが苦手なので初詣の類には無縁だったのですが、今年は思い切って出かけてみました。西国33番谷汲山華厳寺です。元旦から何日もたっているからそろそろ空いているはず・・・・。

1300年の歴史をもつ西国33カ所巡りは、全国各地の霊場巡りの中で最も歴史が古い巡礼道で、紀伊国那智山青岸渡寺から始まり、7府県を経て、最終札所、美濃国谷汲山華厳寺に至ります。

 

昭和初期の谷汲山華厳寺の観光パンフレットです。当時流行した鳥瞰図のイラストがモダンで懐かしい。

子供の頃、行楽地といっても近場には特にないので、毎年、祖母に連れられた行ったのは、この谷汲山と養老の滝です。両方とも、ものすごい人で賑わっていました。しかし、今は、閑散としています。

谷汲山へは、この図の下方の赤線で示された名鉄、谷汲線の赤電車に乗り、岐阜から終点谷汲まで行きました。それも廃線となり、現在、公共交通機関は、本数の少ないバスのみです。ほとんどの人は車で来ます。

家からは根尾川を遡り30分ほど。以前紹介したブログの半分ほどの行程です。

比較的近場なので時々行きます。平日はガラガラ。

 

正月(5日、日曜日)はどうでしょうか?

すごい人です。それに、若い人が多い。

 

参道を10分ほど行くと、山門。

山門辺りも人人人。

 

なぜか巨大わらじが・・・

 

格子越しに、運慶作の仁王が見えます。

 

きつい階段を上がると本堂。内部は人人人で立錐の余地無し。

本堂脇から急な山道を40分も登ると奥の院があります。相当にきついので当然パス。

早々に参道を下ります。

 

ゲテモノ屋さん。こんな店も少なくなりました。

以前なら隈なく物色したのですが、パス。

 

菊花石の店。

菊の花状の結晶が美しいこの石は、根尾川上流部、初鹿谷付近で産出します。現在は天然記念物で、採取禁止。いずれまた、ブログで。

ここも当然パス。

 

その筋向いの家。同じガラクタでも、こちらは、自分用でしょう。それを得意げに並べる家主がほほえましい(^.^)

 

突然、長蛇の列!

品物が売り切れたため、次の品ができあがるまで待っているのです。

私も、最後尾に並びました。

待つこと30分。なんと、私の所までで売り切れ。ラッキーでした。

 

今回の目的は、これでした。

名物のういろ。大正年間の創業で、いつ行っても売り切れが多い人気店、三枡屋の品です。献上品だそうです。

 

三角形のういろが10個で600円。

 

肝心のお味は?

普通のういろよりきめが細かく、プリンプリンしています。

うーん、塩味がきいていて・・・・・ウマいー(^.^)

 

いつ行っても売り切れのういろを、正月にゲットできました。

今年は、何かいいことがあるかもしれません(^..^)

 

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ブログ1周年! 伊万里初期青磁陽刻雲龍紋輪花大皿

2020年01月04日 | 古陶磁ー大皿・大鉢・壷

今日は、ブログ開設1周年です。

yahooブログから始まり、手探りの途中で、gooブログに移行しました。

ネタ切れに悩まされながらの一年でした(^^;)

多くの方々のあたたかいサポートによりこれまで何とかやってこれました(^∧^)

 

1周年にふさわしい品はないかと探したところ、この皿が出てきました。

伊万里青磁の陽刻雲龍紋輪花大皿です。

 

   径 33.0㎝、高 7.9㎝、高台  17.5㎝

 

高台内、釉剥ぎ部には鉄釉が塗られ、窯道具の跡がくっきりとついています。

 

青磁の色は、モスグリーン。

青磁釉の透明度が高く(青磁釉が薄い?)、ジカンも含めて、高麗青磁によく似ています。

このような焼き上がりの品は、伊万里青磁では少ないと思います。

 

見込みには、雲龍紋がダイナミックに刻まれています。

陽刻は、かなりシャープです。

 

 

 

 

 

 

   これは、宝珠?

 

輪花が、水平にスパッとカットされているので、外縁は薄く鋭いです。

 

ほぼ同一の大皿(写真右)が本に載っているので、較べてみました。

源右衛門窯古伊万里資料館に所蔵されている品です。

径33.0㎝、高7.9㎝、高台17.2㎝                  径33.0㎝、高7.8㎝、高台17.0㎝

 

両者、非常によく似ています。

同一手といってよいでしょう。

1650~60年代の伊万里青磁です。

初期伊万里から次のステップへ移行し始める時期ですが、まだ、初期の雰囲気を残しているので、ここでは、初期青磁陽刻雲龍紋輪花大皿という名称を使わせていただきます(^.^)

源右衛門窯古伊万里資料館の品は、大きなニュウが2本入っていますが、私のは無傷です・・・・・と、さりげなく(あからさまに?)自慢したりして(^^;)

コメント (8)
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今年もよろしくお願いします

2020年01月01日 | 文人書画

ブログ開設して、ほぼ1年になります。

昨年は大変お世話になりました。

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

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