遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

西国33番満願霊場谷汲山華厳寺のういろ

2020年01月06日 | 故玩館日記

人混みが苦手なので初詣の類には無縁だったのですが、今年は思い切って出かけてみました。西国33番谷汲山華厳寺です。元旦から何日もたっているからそろそろ空いているはず・・・・。

1300年の歴史をもつ西国33カ所巡りは、全国各地の霊場巡りの中で最も歴史が古い巡礼道で、紀伊国那智山青岸渡寺から始まり、7府県を経て、最終札所、美濃国谷汲山華厳寺に至ります。

 

昭和初期の谷汲山華厳寺の観光パンフレットです。当時流行した鳥瞰図のイラストがモダンで懐かしい。

子供の頃、行楽地といっても近場には特にないので、毎年、祖母に連れられた行ったのは、この谷汲山と養老の滝です。両方とも、ものすごい人で賑わっていました。しかし、今は、閑散としています。

谷汲山へは、この図の下方の赤線で示された名鉄、谷汲線の赤電車に乗り、岐阜から終点谷汲まで行きました。それも廃線となり、現在、公共交通機関は、本数の少ないバスのみです。ほとんどの人は車で来ます。

家からは根尾川を遡り30分ほど。以前紹介したブログの半分ほどの行程です。

比較的近場なので時々行きます。平日はガラガラ。

 

正月(5日、日曜日)はどうでしょうか?

すごい人です。それに、若い人が多い。

 

参道を10分ほど行くと、山門。

山門辺りも人人人。

 

なぜか巨大わらじが・・・

 

格子越しに、運慶作の仁王が見えます。

 

きつい階段を上がると本堂。内部は人人人で立錐の余地無し。

本堂脇から急な山道を40分も登ると奥の院があります。相当にきついので当然パス。

早々に参道を下ります。

 

ゲテモノ屋さん。こんな店も少なくなりました。

以前なら隈なく物色したのですが、パス。

 

菊花石の店。

菊の花状の結晶が美しいこの石は、根尾川上流部、初鹿谷付近で産出します。現在は天然記念物で、採取禁止。いずれまた、ブログで。

ここも当然パス。

 

その筋向いの家。同じガラクタでも、こちらは、自分用でしょう。それを得意げに並べる家主がほほえましい(^.^)

 

突然、長蛇の列!

品物が売り切れたため、次の品ができあがるまで待っているのです。

私も、最後尾に並びました。

待つこと30分。なんと、私の所までで売り切れ。ラッキーでした。

 

今回の目的は、これでした。

名物のういろ。大正年間の創業で、いつ行っても売り切れが多い人気店、三枡屋の品です。献上品だそうです。

 

三角形のういろが10個で600円。

 

肝心のお味は?

普通のういろよりきめが細かく、プリンプリンしています。

うーん、塩味がきいていて・・・・・ウマいー(^.^)

 

いつ行っても売り切れのういろを、正月にゲットできました。

今年は、何かいいことがあるかもしれません(^..^)

 


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2 コメント

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遅生さんへ (Dr.K)
2020-01-06 19:17:41
久々の超有名な所への初詣」で、いつ行っても売り切れの超有名な「ういろ」をゲットできましたか(^O^)
新年早々、おめでとうございます。

今年は、何かいいことがありそうですね(^..^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2020-01-06 20:18:44
いや、やっぱり人を見に行っただけですね、わざわざ(^^;)
なんでみんな出かけるのか、不思議ですね。急に信心が深くなる(^...^)

御利益の良いこと・・・・・・逸品が天から降ってくる夢でもみます(笑)
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