最近は、菌や酢を活用して、草を退治しようという試みがなされています。そのうちの一つ、yutubeに納豆を使って草を枯らす動画が出ていたので、早速やってみました。
この暑さで草刈りも滞りがち、草ならどれだけでもあります(^^;
中山道脇の畑の横もごたぶんにもれず草だらけ、ゆうに腰丈を越えています。
枯らしたい場所を足で踏んで、草をなるべくぺちゃんこにしておきます。実は、この作業が最も大変です。大汗をかきながら、日頃の運動不足をおぎなうつもりで頑張りました。
そこへ、米ぬかをまんべんなく撒きます。
足で米ぬかをなるべく下へ落とすように踏んでいきます(またまた運動不足解消の大汗(^^;)
こんな具合になります。
いよいよ納豆の出番です。
水(適当量)に納豆一パックを入れ、よくかき混ぜます。
豆は取り除いて(明日の朝の味噌汁の具(^.^))、バケツ二杯の水(糖蜜を少し入れた)で薄めてジョウロで撒いていきます。草が乾燥している場合は、あらかじめ散水して全体を湿らせておきます。
シートを掛け、重しを置いたら出来上がり(1.75mx3.25m)。
一日目:
恐る恐るシートをそっとめくってみると・・
もう、草はかなり黄色くなっています。
白い綿状のカビ(米ぬかの発酵時に見られる)も見えます。
3日目:
処理した所とそうでない所の違いがはっきりわかります。
この頃までは、米ぬかが発酵した時の乳のような匂いが一面に漂っていました。
一週間後:
シートをはずしました。
かなりイケています。
草が枯れています。根の方まで枯れたかはわかりません。
ほとんど匂いはしません。
が・・・
よく見ると、生き残った草が所どころに頭をもたげています。竹と瓦でシートを押さえていましたが、どうも重しが効いていない所がうまく枯れていないようです。
実は、この方法でなぜ草が枯れるのか、はっきりとしたことはわかりません。
色々な理由が考えられます。
まず、強靭で生育旺盛な納豆菌が急速に増えることによる発酵熱です。だたでさえ暑い時に、シートで塞ぎ、さらに菌が熱を出すので、蒸し焼き状態になって枯れる可能性が大です。また、米ぬかがあるので他の菌も増殖すると思われます。一度に多くの菌が増殖するので、全体が酸欠状態になり、草(特に根)の生育が阻害される可能性もあります。
とっ、ところが・・・・
二日目、青シートの外側の草です。納豆菌液がかかったと思われる葉が部分的に枯れています。
納豆菌自身が葉を枯らす!!!???
この葉には、おそらく米ぬかも付着しています。米ぬかは、田の除草に使われることがあります。乳酸菌が増え、作られた乳酸が草の発生を抑えるからだと言われています。
今回の場合は、納豆と米ぬかを同時に使っているので、どちらが効いているのかはっきりしません。両者の相乗効果かもしれません。
いずれ、それぞれ単独の除草効果を調べ、白黒つけたいと思います。
実験をワクワクしながら拝見しました。足腰にも頭脳にもいいパフォーマンスに乾杯です。
納豆の威力の大きいことに納得しました。自然食品の存在感が示されましたね。
これを応用して、簡単に安心して除草できるものをメーカーに作って欲しいです。
問題は。枯れた後、どれくらいもってくれるかですね。
栄養が行き渡っているわけですから、次の草も生えやすい?
野ではなく、畑に施すのは良いと思います。シートの端を土に入れて、ピッチりと完璧に覆えば、かなりいけるのではないでしょうか。この方法で、薬品を使わずに、土中の害虫や有害菌、草の種なども退治できるはずです(^.^)
特に納豆菌の場合は熱に強いので、他の菌が生きていけない高温でも増えます。ですから、蒸し大豆を入れてやってOKのはずですよ。
今回、ひょっとして思い、茶色くなった草をコマ切れにして、納豆の空き容器にいれ箸でかき回しましたが、粘りはでませんでした(笑)納豆のネバネバはポリグルタミン酸ですから、アミノ酸を多く含む豆類でないとやはり無理ですね(^^;
写真で、やり方がよく分かりました。
参考にして実践してみたいと考えています。
記事のアップありがとうございました。
伸びた草を踏んでペチャンコにする作業が大変です。それから、シートの密閉をしっかりするのがポイントのようです。あとは、問題なし。
根も枯れるそうですが、果たして結果や如何に、です。
これ、かなり体力も必要なようですね。このようなことをしていれば、わざわざ散歩をしなくとも、散歩しているのと同じですから、散歩は必要ないですね(^_^)
私も除草剤を使うのは嫌で、せっせと鎌などを使って除草していますが、この方法で、どのくらいの期間、枯れた状態が持続するのか、興味があります。
納豆の豆は翌日の朝の味噌汁の具に使えるので、経費はかからないようですね(^-^*)
農業は草との闘いです。農薬を使わないのが魅力的です。
大変興味深く拝見させて頂きました。
有機栽培のために、いろいろの方法が試みられているようで、それを実際に実行されていることに敬意を表します。
有難うございます。 K.M