遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古九谷?写?『葉型陽刻色絵網漁人図変形皿』

2024年04月23日 | 古陶磁ー全般

今回の皿は、古九谷かその写しか、いまだ決めかねている品です。

13.0㎝ x 15.8㎝。高台 8.6㎝ x10.8㎝。高 3.2㎝。江戸時代前期?

色絵と染付けが併用された変形皿です。

二本の染付線の内側には、漁から帰る(へ行く?)人物が二人描かれています。あまり見かけたことの無い図柄です。

両サイドには一枚ずつ葉が陽刻白抜きされ、葉脈も表されています。

茶色の地の部分は鎬になっています。

かなり手のこんだ造りです。

少し高めの高台はやや内向き。

中央には福の銘が書かれています。二重圏の外線の半分は脱落しています。

高台の櫛歯紋はしっかりと描かれれています。

問題の多い折松葉紋も、今回の品にはめずらしくスピード感があります。

この品は、古九谷と言ってもいいかも知れません。

二人の人物が描かれた見込みの絵は、あまり見たことが無いなあと思いながら、大阪阪急百貨店骨董街、滝川峰晴堂の図録(昭和49年)を繰っていたら・・・・

似たような図柄の皿が載っていました。

おお、これはいけそう。

ということで、ずーーッと、奥にしまってきました。

ーーーーー To be continued -----

コメント (8)
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