神戸市海岸通りあたりをウロウロしていたら
古い昔のままのビルが沢山残っています。
大地震にもめげず生き残った素晴らしいビルたちです。
今は ちょっと改装してレストランとか
雑貨屋さんとかがお店をしてはります。
居留地とよばれていた場所です。
明治時代にレンガでできた旧居留地の下水道が残っています。

私の母方の祖父は、神戸の貿易商でした。
会社があったビルは
今では美しい現代風なものに建て替えられてしまって
ちょっと寂しかったけれど
高校時代は制服姿でよく学校帰りに
会社に寄って、一階にあったおそば屋さんで
祖父におそば(鴨南蛮)を
食べさせてもらったことを思い出しました。
祖父も伯父も神戸の一番良き時代に
そこで過ごした人です。
土曜日の昼下がり、私が歩いているその道を
彼らも、パリッとした背広姿で
同じ風景を見ながら
歩いていたんだろうなっと思ったとき
頭の中に彼らの姿がはっきりと映し出されました。
彼らの姿はもう~私の心にしか存在しません。
人の世とは むなしいものですが
なんとなく 心があったかくなってきました。
みなと又天で会えることを信じています。