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少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

2014-02-08 | 舞台/DVD

紀伊國屋ホールにて、少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』 2月6日(木)開演15:00の公演を観てきました。

【原案】井原西鶴
【脚本・演出】毛利亘弘
【照明】斎藤真一郎
【音楽】依田謙一
【衣装】村瀬夏夜
【ヘアメイク】林美由紀
【振付】森川次朗
【舞台美術】秋山光洋
【音響】井上直裕
【出演】(客演13名)
矢崎広(客演):世之介
堀池直毅:瀬平
大竹えり:お町
井俣太良:徳蔵
唐橋充(客演):夢介
あづみれいか(客演):おまつ
杉山未央:高尾太夫
柏木佑介(客演):利佐
大野朱美(客演):夕霧太夫
佐野まゆ香(客演):ちとり
岩田有民:女犯坊
加藤良子:奪衣尼
天羽尚吾(客演):菊丸
竹内尚文:弥左衛門
山川ありそ:長治郎
小野川晶(客演 虚構の劇団):お滝
椎名鯛造(客演):鈴之助
長谷川太郎:虹椿
藤巻勇気(客演):どくだみ
ザンヨウコ(客演):お園
甘浦裕介:茂吉
鈴木拡樹(客演):艶之丞
内山智絵:三冬
吉田千紘(客演):おとき
【ストーリー】※フライヤーより
放蕩三昧を尽くした稀代の粋人世之介。
晩年を迎え仲間と共に船に乗り、海の向こう側にあるという伝説の楽園「女護が島」を目指す。
だが、船は嵐に巻き込まれ難破‥。意識は闇の中へ‥。
目を覚ました世之介は、自分の異常に気がつく。なんと60歳を超えていたはずの身体が20代の男盛りに戻っていたのだ!
そして、世之介の前に信じられない情景が広がる。これまで情をかわした女たち(男たちも!)が目の前に並んでいたのだった。
自分の一生を振り返る世之介。
愛に溺れ、愛に生きる。
そんな彼の人生は幸せだったのか?それとも‥?

公式サイトはこちら →  少年社中15周年記念第三弾・第28回公演『贋作・好色一代男』

webマガジンの記事はこちら → 毛利亘宏さん&井俣太良さんの対談


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

客入れは弦楽器の静かな楽曲。
美術はとてもシンプルで転換はなし。
中央から奥に向かって8段ほどの階段上の構造物。その左右両翼に橋桁のような構造物が連なる。
照明はブルー、赤、濃ピンクなど強めで派手な色使い。暗転多め。
音楽は音量も大きく、照明同様に派手、江戸物なのにラテンとか。でも、はまっていて違和感なく。
衣装はかぶいた感じの和物で斬新。花魁の衣装がボーン入りドレスのようだったりとか。

『ラジオスターの悲劇』を観劇予定が諸事情で叶わず、今回がお初の少年社中。
一言でいうなら、「劇団!」っていう感じ。客演が多いのにもかかわらず、劇団ならではの一体感。
プロデュース公演とは違い、皆同じ方向性を持っているのが感じられて観ていて心地よく。

始まってすぐの全員で合わせる台詞は、人数が多いせいかほとんど聞きとれませんでした。おそらく、当日パンフレットに載っている「閑吟集より」の「世間(よのなか)はちろりに過ぐる‥」だと思われますが。。
客席の通路を役者さんたちが何度も入退場に使用したり、殺陣、ダンスなど目がいくつあっても足りず。できれば、もう1回くらいはストーリーを把握したうえで観たかったなぁ。。

ストーリーはタイトルどおりの艶話、キャストの人数が多いわりに、人間関係がごちゃごちゃしてなくてわかりやすく。
台詞にも所作にも色事がたっぷりなのに、舞台ならではの表現もあり、少しも嫌らしく感じません。

「自分の辛さをわかってもらえるのは幸せ」
この台詞に全てが要約されているような。。
脚本・演出の毛利さんが手掛けた外部の舞台『る・フェア』での台詞、「価値のない人間などいない」を思い出したりして。
毛利さんは「とにかく存在を全肯定!」みたいなテーマがお好きなのかな。。?と、ふと思った次第。
テーマがものすごくストレートに伝わり、音楽や照明、衣装も派手で肩肘張らずに楽しめるエンターテイメントだと思います♪

世之介役の矢崎広さん、艶之丞役の鈴木拡樹さん、立ち姿も美しく華があって艶っぽく。
おまつ役のあずみれいかさん、色っぽくもあり、可愛らしくもあり。
夕霧太夫役の大野朱美さん、華があってお綺麗。
禿のちとり役の佐野まゆ香さん、ちょこまかと動きが可愛く、連呼する「ばぁ~か!」が耳に残ります。

カーテンコールはトリプル。
ダブルで15周年と楽曲配信についてのお話。アナウンス後も拍手が鳴り止まずトリプルに!

撮影日だったらしくカメラが数台ありましたね。もし、DVDになるのでしたら買いま~す^^♪
次回公演は閉鎖が決定している青山円形劇場にて、『ネバーランド』再演だそうです。


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当日パンフレット。







フライヤー表。
アール・ヌーボーの画家グスタフ・クリムトのような、大胆な金色の色使いできらびやか♪




フライヤー裏。




パンフレット A4判 1500円。
キャストのみなさまの麗しいお写真や劇団員座談会など。




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2014.12.8 追記です。 
紀伊國屋書店WEBで販売されたDVD(税込み5,000円)。再々販でようやく購入。早速、鑑賞しましたとも。
紀伊國屋ホールの熱気と感動が蘇りました。
アップで表情もくっきりはっきり! 麗しい世之介さまや艶之丞さまを堪能いたしました♪





 














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