昨日、多賀城の作業現場で作業を見守っていると花火が上がった。
知らなかったから、何事かと思って驚いて首をすくめた。
ド~ンと上がる一発一発が、胸に重かった。
例えば、食うに困る位の人はザラにいる。
その方達は、
「そんなお金があるんなら・・・。」
と思うのかもしれない。
自分だけが苦労をしてるんじゃないかって、間違った感覚を持った時期が、こんな俺にもあった。
新潟までガソリンを買いに行って、コンビニで立読みをしている若者が憎かった。
でもそれは間違っている。
東京や大阪に行った時に、正常に生活している方々を見て、
「こういうの見て、頭にくるでしょう??」
と言われるけど、それは逆。
俺は、そういうのを見て、とても安心というかホッとしていた。
日本って終わってなかった!
と心から安心したもんだ。
でも、昨日の花火は一発一発が重たかった。
親子が俺たちの現場の空き地で花火を見上げていた。
最初は高揚していたが、段々と寂しそうに花火を見つめ、ついには泣きながら見ていた。
その空き地にも津波は来ている。
国道の手前だから、確実に津波が来ている。
ゴミも少し残っていた。
彼女達に何があったのかは知らない。
正直、知りたくもない。
いい意味で、興味がない。
興味本位で聞く話じゃないからね。
ここのあたりは、本当に地獄と化した場所。
そこからどのような思いで花火を見ていたのだろう。
俺は、苦しい思いだった。
今日、歌津の奥に行ってきた。
黄色い建物、パーラーSMILEを目印に、タケチンと奔走していた事を思い出す。
迷いまくってベイサイドアリーナに行ったっけな。
その、もっと奥。
モノが届いていないのではなかった。
モノを買う場所がない。
近くて車で30~1時間。
足が無ければ致命的。
それを買いに行く手段がない人もいる。
主にお年寄り。
そういう事だった。
行商の手配と、ウジエスーパーからのシャトル便などの手配を【農民たかはし】シンさんが手際よく進め、
これで様子を伺うのが良かろうと俺は思う。
お年寄りの問題は、平常時でもあったことだ。
孤独死という言葉は、以前から知っていたことがそれを証明している。
こんな時だからこそ「お互い様」の精神で、声掛けや心配りが大切なのだと思う。
俺達に出来ることは、少ししかない。
でも実際に目で見て判断するというスタンスは絶対に崩さない。
今回、持って行った食べ物や飲み物は、仮設住宅に入居されている方々に間違いなく置いてきた。
たいそう喜んでいた。
「まぁちゃん」
と呼ばれる女の子。
三歳だって。
30も年下。
懐いてくれた。
ダンプに乗せたら、イヤイヤと首を振られた。
それも可愛かった。
君の為だけに何かをしてあげたい。
それを、おっさんはなんか考えよう。
それが、社会のためになるような広意義で考えようと思う。
無理かもしれないが、君の為に海をキレイにするとかね。
そういうこと。
そういうことを、企てたい。
君が無事で、本当によかった。
人助けに、理由はいらねぇ。
知らなかったから、何事かと思って驚いて首をすくめた。
ド~ンと上がる一発一発が、胸に重かった。
例えば、食うに困る位の人はザラにいる。
その方達は、
「そんなお金があるんなら・・・。」
と思うのかもしれない。
自分だけが苦労をしてるんじゃないかって、間違った感覚を持った時期が、こんな俺にもあった。
新潟までガソリンを買いに行って、コンビニで立読みをしている若者が憎かった。
でもそれは間違っている。
東京や大阪に行った時に、正常に生活している方々を見て、
「こういうの見て、頭にくるでしょう??」
と言われるけど、それは逆。
俺は、そういうのを見て、とても安心というかホッとしていた。
日本って終わってなかった!
と心から安心したもんだ。
でも、昨日の花火は一発一発が重たかった。
親子が俺たちの現場の空き地で花火を見上げていた。
最初は高揚していたが、段々と寂しそうに花火を見つめ、ついには泣きながら見ていた。
その空き地にも津波は来ている。
国道の手前だから、確実に津波が来ている。
ゴミも少し残っていた。
彼女達に何があったのかは知らない。
正直、知りたくもない。
いい意味で、興味がない。
興味本位で聞く話じゃないからね。
ここのあたりは、本当に地獄と化した場所。
そこからどのような思いで花火を見ていたのだろう。
俺は、苦しい思いだった。
今日、歌津の奥に行ってきた。
黄色い建物、パーラーSMILEを目印に、タケチンと奔走していた事を思い出す。
迷いまくってベイサイドアリーナに行ったっけな。
その、もっと奥。
モノが届いていないのではなかった。
モノを買う場所がない。
近くて車で30~1時間。
足が無ければ致命的。
それを買いに行く手段がない人もいる。
主にお年寄り。
そういう事だった。
行商の手配と、ウジエスーパーからのシャトル便などの手配を【農民たかはし】シンさんが手際よく進め、
これで様子を伺うのが良かろうと俺は思う。
お年寄りの問題は、平常時でもあったことだ。
孤独死という言葉は、以前から知っていたことがそれを証明している。
こんな時だからこそ「お互い様」の精神で、声掛けや心配りが大切なのだと思う。
俺達に出来ることは、少ししかない。
でも実際に目で見て判断するというスタンスは絶対に崩さない。
今回、持って行った食べ物や飲み物は、仮設住宅に入居されている方々に間違いなく置いてきた。
たいそう喜んでいた。
「まぁちゃん」
と呼ばれる女の子。
三歳だって。
30も年下。
懐いてくれた。
ダンプに乗せたら、イヤイヤと首を振られた。
それも可愛かった。
君の為だけに何かをしてあげたい。
それを、おっさんはなんか考えよう。
それが、社会のためになるような広意義で考えようと思う。
無理かもしれないが、君の為に海をキレイにするとかね。
そういうこと。
そういうことを、企てたい。
君が無事で、本当によかった。
人助けに、理由はいらねぇ。