劇団岸野組公演『さいごのおつかい』

六本木 俳優座にて劇団岸野組公演『さいごのおつかい』を観劇！
山口紗貴ちゃんが舞台に上がります。


  作   門 肇
演出   岸野幸正
出演   岸野幸正
小林優子／椎名へきる／宮永麻衣／竹尾一真／山口紗貴
伊藤 大／岸野佳乃子／飯野 雅／立仙愛理／武田 丞
奥戸裕子／中村美緒／岡田有紀／山口紗由美／山際衣央

ストーリー
ボケたオヤジが、イカず後家のムスメのためにした
最期のおつかいとは？
世界一の超高齢社会に一石を投じる
岸野組の超問題作は、やっぱり超コメディ！

さてさて劇評！なんとも難しい。
昭和の「お笑い三人組」のような音楽が流れ幕が開く。
そこは大手スーパーが進出し苦しむ商店街の定食屋！
主人がボケて味が落ち客が来ない。そのボケた主人の「最後のおつかい」。
「世界一の高齢化社会に一石を投じる」・・・？？？
ボケた主人の最後のおつかいで、商店街の活性化・・・？
視点がボケて脚本自体何を伝えたいのかわからない。
もう少し、どちらかに重きを置くべきだったかな。
「一石を投じる」とあるのだから高齢化に重きを置くべき？

岸野組の超問題作は、やっぱり超コメディ！・・・？
超コメディ・・・そうかなー。演出も演技も中途半端だと。
一石を投じる超コメディ！ならもう少しブラックユーモアで笑わせるとかね。
あまりに軽い演出とセリフ。笑えない。。つまり、つまらない！

生き返る！全共闘で火炎瓶投げた奴が生き返ると革ジャンリーゼント？？？
生き返り徘徊して探す場面で、娘が拡声器と全共闘ヘルメット姿？
そこは生き返ったぼけ老人が全共闘姿だよね。

またまた酷評ですね。
さて、わが山口沙貴ちゃん。彼女の動き回る演技から舞台が始まる。
彼女の演技は際立っていましたよ（ちょっひいき目かな・笑）。
セリフも表情も大袈裟なところがなくてまずまずかな。
ただこの脚本の中ではね。もっともっと彼女の良さが出る舞台が
あると良いですね。