劇場が期待を寄せる新しい才能を紹介するシリーズ。
新進気鋭の振付家が初登場!
シアタートラム・ネクストジェネレーション初のフィジカル部門で選出された
女屋理音(room.Onaya Rion)が、新作を発表。 新作のモチーフは“昆虫”
ここから劇評。。
初めて「ダンスパフォーマンス」を鑑賞しました。
始まって15分。なかなか入り込めなかったけれど、次第に若者たちのパフォーマンスに
惹かれている自分がいました。オジサンには、とても刺激的でした。
昆虫がテーマ???芋虫が蛹の中で変化し孵化して蝶になる。
孵化して初めて「世」に出る。人間になる。初めての世界。
初めてのふれあい。温もり。。それを「ダンスパフォーマンス」で表現する。
この劇場に関わっているからこその「ネクストジェネレーション」。
若者たちのパワー&表現力。この素晴らしさに、いつも感動しています。
ポストトークで女屋理音(おなや りおん)さんが「動機を見い出してして踊る」。
この言葉、胸に刺さりましたね。素晴らしいパフォーマーですね。
女屋さんが、もしこのブログを覗いてくれたならうれしいですね。
女屋理音。。。可能性が限りなくありますね。
これからも「素敵な 動機」を見つけ出して踊り続けてほしいですね。
女屋理音 (おなや りおん 振付・演出・出演)
1998年新宿生まれ、群馬県育ち。3歳の終わりにバレエ教室に通い始め、
瀬山紀子にクラシックバレエを学ぶ。
ピナ・バウシュの存在を知り、衝撃を受けたのが小学生の頃。同スタジオにて、
ファビアン・プリオヴィル、瀬山亜津咲らのワークショップや作品出演を通して、
モダンダンスのテクニックや創作の基礎を学ぶ。
ジャズダンス、キャラクターダンスなど、多様なジャンルの踊りを経験した後、
お茶の水女子大学舞踊教育学コースに入学する。
在学中はピナ・バウシュを中心に作家研究を行いつつ、能美健志、梅田宏明、
ハラサオリなど、様々な振付家の作品に参加。
現在は、DaBYレジデンスアーティストしても活動中。
在学中より自身の作品を作り始め、2021年、横浜ダンスコレクションにて
最優秀新人振付家賞を受賞。その後も創作活動を続けている。
作品創作を通して、意味を持つ前の言葉の羅列や、振付が生まれる前の身体の状態など
、曖昧な領域に対する確かな共有を探っている。