ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「ごらく亭 冬の陣」@本多劇場

2017-02-15 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

いつも夏にやる「役者たちによる落語と演芸の会」なのですが、
春風昇太師匠プロデュースの「下北演芸祭2017」に呼ばれた、
とのことで、初めての(確か)冬公演です。
夏は夏でやるらしい。

で、この会があることに気付いたのが、公演の2週間くらい前だったんですよ。
私としたことが!!!
劇団の公式サイト、ちょいちょい覗いてはいるのですが
見逃してる時に限って、大事な情報が出てるんですよね・・・。

しかも公演があったのは2月5日の日曜。
前日は、朝9時からSalon du Chocolatからの、夜は恵比須ディナー。
他の週末は結構余裕あるのに、ここに固まらなくても・・・
なスケジュール。
一瞬どうしようかな・・・と思ったのですが、
ぴあを見てみると、チケットはまだ残っているし、
ディナー友達が今回はあまり飲めないかも・・・ということで、
控えめにすればいける!ってことで、チケットをゲットしました。
最終的には売り切れたらしい。
危ない危ない。

ちょーーー久しぶりです、本多劇場。
本当なら阿佐スパで来てるはずだったのですが・・・(ぶつぶつ)
座席がキレイになりましたねー。
ロビーやトイレは変わらずですが。
コンパクトで見やすくて、良い劇場です。

いつも通り開演前に小宮さんが出てきて、かる~く前説。
「ごらく亭は初めてという方!」と聞くと、
結構な人数の手が挙がっていて、なかなか衝撃。
「へー、こんなのあるのか」って、観にいらっしゃってるんですもんね。
小宮さんも「よし!これなら大丈夫だ!ちりとてちんも大丈夫だぞ!」と
袖に向かって声をかけていましたw
(新ネタを準備する時間がなくて、一度やったことがある噺だったので)

 開口一番
一番最初に、昇太師匠のお弟子さんが登場して
前説的なお喋りを。 
ごめんなさい、お名前覚えてないです
落語もやるのかな、と思ったら
「この後、落語をやります」とサラリと紹介して下がられました。

 「瀬戸際の女」オオタスセリ
最近、常連さんのオオタさんの創作落語です。
オオタさんのお噺を聞くと、そもそも落語って何だろう?
と根本的なところが分からなくなるのですが、
面白ければいいのです。

海外に単身赴任している夫から急に「明日帰る」と連絡があり、
母の具合が悪い、と実家に帰っていた妻は大慌て。
というのも、夫の留守中に、不倫相手を家に連れ込んでいたので、
そこここに不自然なものがあるのですwww
一人留守番をしている娘に電話をし、あれこれ片付けさせるのですが・・・

普段、娘には「電話が鳴っても出るな」と厳しく言っていて
鳴り続ける電話を見て、娘が「トゥルルル トゥルルル 電話が鳴ってるトゥルルル」
と歌う(?)のですが、これがみょーに頭に残ってww
しばらく「トゥルルル」って歌ってました

 「長短」小宮孝泰
こちら、ちょっと前NHKの「落語The Movie」でやってましたね。
この番組、面白くなくはないし、
噺家さんの話に、役者さんがきっちり口パクを合わせていて、
すごいなーとも思うのですが。
やっぱり落語は落語として聞いて、
自分の頭の中で絵を繰り広げるのが面白いんだな、と再認識もします。
想像に敵う絵はないですよねー。

もんのすごーくおっとりした、悠長な長さんが、
ちょー短気な短七の家に遊びに来た時のお噺。
「煙管ってなぁこうやって吸うんだよ!」と、
ものすごいスピードで何度もやってみる短七に爆笑

 「漫才」山口良一&大森ヒロシ
あ、今気づいた。
山口さんは落語もやりますが、大森さんは漫才だけですね。
バレンタインをネタにした漫才。
獅子頭先輩(女子)の喋りが・・・www

 「ちりとてちん」曽世海司
3月にあるライフの公演の稽古真っ最中の曽世さん。
以前一度やったことのある演目です。
稽古終わり、後輩に頼んで聞いてもらったとか。
よく働くなーww

知ったかぶりの竹に、腐った豆腐を食べさせて
一泡吹かせるというお噺。
この「ちりとてちん」は長崎名物とするバージョンと
台湾名物とするバージョンがあって、
昇太師匠は笑点で台湾バージョンでやったらしい(Wiki先生)。
今回も、台湾バージョンでした。
 
曽世さんが、登場人物の演じ分けがしっかりしていて、
間もしっかり取って緩急があるので、自然と話に引き込まれます。
ひいき目とかじゃないと思うの

 お座敷芝居「浮世根問い」
キッチュさんが言葉の由来や薀蓄を、
テキトーに、でも真実味たっぷりに語るコーナー。
芝居っていうより、キッチュさんのコーナーですねww
てか、頭いいですねぇ。
芸達者だし。
そして、フリーダム
このフリーダムな感じ、誰かに通じるんだけど誰だっけ・・・と
ずーっと引っかかっていたのですが、タモリさんだ!
頭の良さも通じるものがありますね。

 「黄金の大黒」山口良一
黄金の大黒様が見つかって、長屋では飲めや歌えやの大騒ぎ。
必然的に登場人物が多いんですけどね。
流れるように進むので、今喋ってるの誰や?と
ちょっと理解するのが難しかったです。
が、それぞれの人物が特徴的というわけでもないので、
そんなに気にしなくてもいいのかも。

毎度お馴染み、二重丸の太神楽を挟んで・・・

 「はてなの茶碗」松尾貴史
こちらも以前聞いたことがあるお噺ですね。
有名な目利きの金兵衛さんが、茶屋で一服している時、
湯呑を見ながら「はてな?」とつぶやいたのを、近くにいた油屋の男が聞き、
きっと値打ちものに違いない、と茶屋の主人に懇願してその湯呑を手に入れ
金兵衛さんの店に買い取ってもらいに行きます。
「はてな?」とつぶやいたのは、ヒビも入っていない湯呑から
ぽたぽたと水が漏れてくるから呟いただけだったのですが・・・

いやー、面白いものは何度聞いても面白い。
(しかも、かなりの確率で落ちを覚えていない
今回も大笑いさせていただきました。 

身一つで演じる落語、面白いですねぇ。
夏も楽しみです。
今度は発売日を見落とさないよう気を付けます!w 

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