ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「ガラスの動物園(Blue)Studio Life」@ウエストエンドスタジオ

2024-03-21 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

今年は3月まで舞台を全く見てませんでした!
Liveは行ってるんですけどね…

ライフのガラスの動物園です。
むかーーーし観たことがある作品で、
あまりピンとこなかったんだよなぁ…
という印象が残ってました。

今回はBlueとRoseのWキャスト。
日程の関係でBlueのみの鑑賞となりました。
キャストは以下の通り。

アマンダ:楢原秀佳
ローラ:吉成奨人
トム:笠原浩夫
ジム:曽世海司

しがない工場勤務のトムの回想という形で
お話は展開されます。
足が悪く、極度の対人恐怖症の妹・ローラと、
そんなローラを何とか結婚させようと頑張るアマンダ、
そんな一家の家を1日だけ訪ねてくるトムの同僚のジム。

見始めた時、てっきりローラが妹だと思っていて
トムの口から「姉」のセリフが出てきた時、
フオッ?!と心の中で声が出ちゃいましたwww
まぁ、回想だからアリはアリなのかな。

随分前に見観た時は、
終始不機嫌で人とうまく付き合えないローラにはイライラし、
キャンキャン張り切るアマンダはうるさいなーと感じ、
ジムは何しちゃってるの?!と思い、
誰にも感情移入できなかったのですが、
今回はそれぞれ分かるなぁ…と思いながら観られました。

劣悪な環境から抜け出したいけど、
それだけのスキルもそれを得るチャンスもないトム。
脚に障害があること、そのために着けている器具のため
極度の対人恐怖症になってしまったローラ。
自分がいなくなった後、幸せに暮らして欲しいという一心で
ローラにスキルを身に着けさせようとしたり、
結婚相手を見つけようと頑張るアマンダ。
女性にもてる人生を送ってきたがゆえに、
軽い気持ちでローラに近づきすぎて
余計な期待を抱かせてしまうジム。

みんな、自分の人生と、家族の人生のために
一生懸命なんですよね。

途中で家を飛び出してしまうトムですが、
残念ながら大成はしてないんだろうな、とか
残されたアマンダとローラは生活に苦労したのかな、とか
あまり明るい気持ちになれる作品ではない、かな。
イヤな感じになるわけではないのですが。
あと、何となく懐かしい気持ちになれる作品でしたね。



セット(美術:申大樹)がすごく素敵でした。
最近シンプルなものが多かったので
作りこまれたセットを見ると、
それだけでテンションが上がりますねー。



吉成君のローラは脚が悪いことを特に強調していなくて、
本人が気にするほど、周りは気にしてないんだよ、
ということが分かりやすかったと思います。
嫌味なく、ローラを好演してましたねー。

楢葉さんのアマンダもさすがの貫禄。
アマンダはしぶとく生きていけそうだな。
ローラの初恋の相手で、心を開かせておいて
「彼女いる」と告白するジムはひどいよねーwww
ヤツはローラからもらったガラスの置物を
速攻捨てたと思います!www

休憩込みで2時間半と長めでしたが
飽きずに見られる作品でした。
さすがテネシー・ウィリアムズ。

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