昨日はクレーメル&ツィメルマンのデュオを聴きに
所沢文化センター・ミューズへ行きました。
「あ」さんとお会いして、開演前にアンデルシェフスキへの恋心(←アハハハ~)を打ち明けたものの、
あんまりその話ばっかりしてると今日のコンサートがうわのそらになりそうだったので
(結果的にはそれは杞憂に終わったんですけど)ほどほどにして会場へ。
プログラム
ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番、第1番(雨の歌)、第3番
アンコール
フランク/ヴァイオリンソナタ第3、4楽章
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン
正直に言うと、私ヴァイオリンの音が少々苦手で、
ツィメルマン目当てでこの公演のチケット取ったはいいけど
クレーメルのヴァイオリン聴いていられるだろうかなんて思っていたんです。
ところがクレーメルのヴァイオリンはまるでそんな私を気遣ってくれてるみたいに優しくて柔らかで
それを受けるツィメルマンのピアノもとても綺麗で静かで
昨日、このコンサートを聴けたことを感謝せずにいられないです。
ヴァイオリンという楽器はピアノよりもずっと音が小さいので
ヴァイオリニストが負けまいと声を張り上げるように弾くことがあるように思うけど
クレーメルはそれを一切しなかった。
ツィメルマンはそんなクレーメルの音を本当によく聴いていて
ヴァイオリンのどんな繊細な音も殺さない。
(時々クレーメルの方を見上げるツィメルマンの顔がとても素敵だった)
クレーメルは、そのツィメルマンの音の上に
自分の音をふわりと乗せる。
2人の音が、ちょうど見上げるようなところで
混ざり合って、溶け合って、消えていくのが本当に綺麗だった。
クレーメルとツィメルマンという天才たちの演奏だったけど、
強烈な個性をぶつけあうというようなことは全くなかった。
ただ最高のものを作るための丁寧な空気。
それでも観客に緊張を強いない優しさ。
お互いに対する静かな尊敬と思いやり。
アンサンブルの真髄を見ちゃったような気がする。
もうこれは、泣いちゃってもいいかな、いいよね、と
ハンカチをずっと握りしめていました。
昨日は乾燥してたけど目薬要らずでしたよ…。
コンサートとしては、ソナタ3曲では、短い。
もっと聴きたい、もう一公演くらい押さえておくべきだったか、
別プログラムにあったフランクも聴きたかった
とかなんとか思っていたら
アンコールでそのフランクのヴァイオリンソナタを弾いてくれました。
これはちょっと得した気分でした。
このコンサートの前に
ツィメルマンが足を怪我してかなり長期間練習できない状態だったことを知りました。
(12月1日に軽井沢で予定されていたリサイタルは延期になったそうです。
詳しくは、こちらと
こちら)
ツィメルマンがペダルを踏むたびに、痛くないのかななんて思いながら見ていましたが
途中からそれは全く気にならなくなりました。
終演後、「あ」さんに連れて行ってもらって出待ちしました。
クレーメルにはサインしてもらうネタがなかったのであきらめ、
(うぉー私クレーメルのCD持ってるのにー!持っていけば良かった)
ツィメルマンに、ショパンのバラードのCDにサインしてもらいました。
ツィメルマンのコンサートには何度も行っているけど
目の前で会ったのは初めてです。
目が綺麗…。
ツィメルマンが話したポーランド語がまだ耳の中に残ってます。
昨日ほどポーランド語をやってて良かったと思った日は
今までなかったかもしれない。
昨晩はベッドに入ってからもなんだか涙が出てきちゃって
なかなか眠れませんでした。
一日経った今思い返してもウルウルする。
はぁ・・・。
所沢文化センター・ミューズへ行きました。
「あ」さんとお会いして、開演前にアンデルシェフスキへの恋心(←アハハハ~)を打ち明けたものの、
あんまりその話ばっかりしてると今日のコンサートがうわのそらになりそうだったので
(結果的にはそれは杞憂に終わったんですけど)ほどほどにして会場へ。
プログラム
ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番、第1番(雨の歌)、第3番
アンコール
フランク/ヴァイオリンソナタ第3、4楽章
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン
正直に言うと、私ヴァイオリンの音が少々苦手で、
ツィメルマン目当てでこの公演のチケット取ったはいいけど
クレーメルのヴァイオリン聴いていられるだろうかなんて思っていたんです。
ところがクレーメルのヴァイオリンはまるでそんな私を気遣ってくれてるみたいに優しくて柔らかで
それを受けるツィメルマンのピアノもとても綺麗で静かで
昨日、このコンサートを聴けたことを感謝せずにいられないです。
ヴァイオリンという楽器はピアノよりもずっと音が小さいので
ヴァイオリニストが負けまいと声を張り上げるように弾くことがあるように思うけど
クレーメルはそれを一切しなかった。
ツィメルマンはそんなクレーメルの音を本当によく聴いていて
ヴァイオリンのどんな繊細な音も殺さない。
(時々クレーメルの方を見上げるツィメルマンの顔がとても素敵だった)
クレーメルは、そのツィメルマンの音の上に
自分の音をふわりと乗せる。
2人の音が、ちょうど見上げるようなところで
混ざり合って、溶け合って、消えていくのが本当に綺麗だった。
クレーメルとツィメルマンという天才たちの演奏だったけど、
強烈な個性をぶつけあうというようなことは全くなかった。
ただ最高のものを作るための丁寧な空気。
それでも観客に緊張を強いない優しさ。
お互いに対する静かな尊敬と思いやり。
アンサンブルの真髄を見ちゃったような気がする。
もうこれは、泣いちゃってもいいかな、いいよね、と
ハンカチをずっと握りしめていました。
昨日は乾燥してたけど目薬要らずでしたよ…。
コンサートとしては、ソナタ3曲では、短い。
もっと聴きたい、もう一公演くらい押さえておくべきだったか、
別プログラムにあったフランクも聴きたかった
とかなんとか思っていたら
アンコールでそのフランクのヴァイオリンソナタを弾いてくれました。
これはちょっと得した気分でした。
このコンサートの前に
ツィメルマンが足を怪我してかなり長期間練習できない状態だったことを知りました。
(12月1日に軽井沢で予定されていたリサイタルは延期になったそうです。
詳しくは、こちらと
こちら)
ツィメルマンがペダルを踏むたびに、痛くないのかななんて思いながら見ていましたが
途中からそれは全く気にならなくなりました。
終演後、「あ」さんに連れて行ってもらって出待ちしました。
クレーメルにはサインしてもらうネタがなかったのであきらめ、
(うぉー私クレーメルのCD持ってるのにー!持っていけば良かった)
ツィメルマンに、ショパンのバラードのCDにサインしてもらいました。
ツィメルマンのコンサートには何度も行っているけど
目の前で会ったのは初めてです。
目が綺麗…。
ツィメルマンが話したポーランド語がまだ耳の中に残ってます。
昨日ほどポーランド語をやってて良かったと思った日は
今までなかったかもしれない。
昨晩はベッドに入ってからもなんだか涙が出てきちゃって
なかなか眠れませんでした。
一日経った今思い返してもウルウルする。
はぁ・・・。