アンデルシェフスキ&アルミンク指揮新日本フィル@すみだトリフォニーホール

2009-05-31 | ●コンサートに行きました
一昨日はピョートル・アンデルシェフスキ&クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団を聴きに
すみだトリフォニーホールに行きました。

トリフォニーホールって、前に行ったときも「あれ?」と思ったんですけど
あそこって、全体に傾斜がついてます…?
(『傾斜』って、後ろの方の人にもステージが見やすいようにつけられた『段差』じゃなくて、もっとゆるやか~に斜めになってる感じ)
柱やバルコニーが斜めになっているので目の錯覚かもしれないんですが
とにかく傾斜がついてるんだか傾斜がついてるように見えるんだかで
平衡感覚が狂ってしまい、気持ち悪くなりました。
私、三半規管めちゃくちゃ弱いもんで…。
前の方で見てたのがいけなかったのかも。
後ろの方とか2階席3階席だったらまだ良かったのかもしれません。
錯覚なら目を閉じてれば大丈夫かなと思って目を閉じてたら
眠くなるしオトコマエ2人は見えないしで
仕方ないので目は開けてましたが
その傾斜の感覚に慣れたのはコンチェルトが終わった頃でした(-_-;)
そんなわけで特に1曲目は全然覚えてません。
…今思い返しても目の前がくらくらします(^_^;
これはちょっとトラウマになりそうだ…。


プログラム
ワーグナー/『さまよえるオランダ人』序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番
(ピアノのアンコールがあったんですが曲名見てくるのを忘れました)
ピアノ:ピョートル・アンデルシェフスキ
ワーグナー/『ニーベルングの指輪』より
『ラインの黄金』より「ワルハラへの神々の入城」
『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」
『ジークフリート』より「森のささやき」
『神々の黄昏』より「自己犠牲と救済の場」
クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団


アンデルシェフスキ目当てで行ったけれども
指揮のアルミンクも楽しみでした。
初めて見たアルミンク、カッコイイというよりも
顔の筋肉の豊かなことに笑いそうになる(←失礼)。
楽しそうに指揮をしておられるという印象でした。
新日本フィルの方々にも顔の輝きがあるように思いました。
(ちゃんと指揮者見てるしね~)
だから聴いてて楽しかったです。わかりやすいプログラムだったし。
ベートヴェンの1番はよく知らない曲なんですけど
シンプルな音型が多いのでアンデルシェフスキの音に浸れました。
アンデルシェフスキの音って、私にとって
「子供の頃お気に入りだったタオルケット」なんです。
肌触りが良くて、ずっと触っていたくなるような。

アンデルシェフスキを含め全体的に
緊張を強いない、どちらかといえば楽しく聴いてもらう方に主眼が置かれたコンサートと思いました。
(違うかもしれないけど(^_^;)
サイン会でも、アルミンクさんニコニコで
「コンニチハ~」「ドウモアリガト~」ととってもフレンドリー。
アンデルシェフスキが無愛想だと思ったことはないけど、
それでもフレンドリーアルミンクの隣りでおしゃべりしながらサインをこなすアンデルシェフスキも
いつにも増してニコニコに見えました。
・・・・・・はっ、こんな貴重な2ショット、写真撮ればよかった~~!!!




余談。
アンデルシェフスキのお腹が出ていたのがショックでした…。





キーシンのプロコフィエフのCDを買いました

2009-05-29 | ●CDおこづかいちょう
書き忘れるところでした。

Prokofiev: Piano Concertos 2 & 3
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2&3番
  • ピアノ:エフゲニー・キーシン
  • ウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団
  • EMI Classics
  • 価格: ¥ 1,871
  • 発売日: 2009/05/04
  • 売上ランキング: 163111

posted with Socialtunes at 2009/05/29



キーシンのプロコフィエフと言えば
ずっと前、アバド指揮ベルリンフィルとやった1&3番のCDを持ってるんですが
これが恐ろしくつまんなくて(←殴)
1回聴いたきりCDラックに放り込んでそのまま放置してます…。
この新録音はどうでしょうね。
2番って技術面のストレスを感じることが多いですけど
キーシンなら少なくともそういうことはないでしょうから
それだけでもこのCDは聴く価値があると判断しました。


1,790円(タワレコ店頭価格)。
2009年累計26,234円。



気づけば今日はアンデルさんを聴きに行く日でした。
新日本フィルとベー様1番です。
…予習し忘れてたんですけど…(滝汗)。
でも今日はアンデルさんに加えて指揮アルミンクさんですよ。
クラシック界でも稀に見るオトコマエ2人による演奏ですから
そうそう退屈したりあまつさえ寝てしまったりすることはないでしょう♪





ツィメルマン@サントリーホール

2009-05-24 | ●コンサートに行きました
先週の月曜日、18日、
クリスチャン・ツィメルマンのリサイタルを聴きに
サントリーホールへ行きました。
…一週間も経ってから感想を書くヤツ(笑)。

プログラム(14日武蔵野文化会館公演と同じ)
バッハ/パルティータ第2番
ベートーヴェン/ピアノソナタ第32番
ブラームス/4つの小品op.119
シマノフスキ/ポーランド民謡による変奏曲op.10

感想書くのがなんでこんなに遅くなったかっていうと、
要するに「わからなかった」からです。
後半はいいんですけど、前半がなー。
いくら私がドイツ物苦手だからって
ツィメルマンが弾くものがこんなにわからなかったのは初めてだー。特にバッハ。
ベートーヴェンの方はもうちょっとで答えが見えそうな気もするんですけど
もうこれ以上ツィメルマンのコンサートに行くお金がありません(涙)。
ひとつ思ったのは、考えてみたら当たり前なんですが
ベートーヴェン最後のソナタをツィメルマンは
「最後」という捉え方をしていないですね。
「最後」っていうのは偶然であり結果であって
後世に生きる私たちは意識するけれども
ベートーヴェン自身は意識してなかったはずで、
ツィメルマンの32番は第1楽章はもちろんアリエッタと書かれた第2楽章でさえも
何やらエネルギッシュでした。

ブラームスのop.119って、ツィメルマンみたいなおじさまが弾くと
暖かくてチャーミングで「キャーステキー」って感じがします。うっとり。
打って変わってシマノフスキ。
シマノフスキの暗~い音楽とツィメルマンの厳しさがあいまって
すごくカッコよかった。
葬送行進曲みたいなところ(?)の音が忘れられません。

ツィメルマン@武蔵野文化会館

2009-05-17 | ●コンサートに行きました
一昨日の14日、クリスチャン・ツィメルマンのリサイタルを聴きに
武蔵野文化会館へ行きました。
会場に着いた時、「で、今日私が聴くのはAプロだっけ?Bプロだっけ?」とか思う私(爆)。

プログラム
バッハ/パルティータ第2番
ベートーヴェン/ピアノソナタ第32番
ブラームス/4つの小品op.119
シマノフスキ/ポーランド民謡による変奏曲op.10

このヒトはここ数年頻繁に日本に来ている印象ですが
考えてみたらソロリサイタルは3年ぶりなんですね(だよね?)。
久々に聴くソロだったからか、それとも「ツィメルマンが弾くならなんでもいいや~」と予習ゼロで行ったのがいけなかったのか
・・・前半、完っ全に置いていかれましたorz
バッハと、ベートーヴェンの最後のピアノソナタ。
全体にテンポが速くて、想像していたのとちょっと違った。
そもそもそんな「ツィメルマンならこう弾くんじゃないか」という想像をしていたこと自体が
自分では無意識だったので、反省しなくちゃいけませんね。

休憩時間に、なるべくまっ白な気持ちでツィメルマンの音を聴こうと意識を切り替えたら
後半は楽しく聴けました。
特にシマノフスキは圧巻でした。
…本当は『圧巻』なんてつまんない言葉使いたくないんだけど
この日は前半完全に失敗してしまったので
まだ明日サントリーホール公演聴きに行くことだし
今日はあまり語らないことにしまス(-_-;)
やっぱり予習しなかったのもいけなかったわ、
このシマノフスキが最後に控えていることを知った上でこのプログラムを聴いていたら
全然印象違ったんじゃないかという気もします。


で、この日のプログラムは結局Aプロだったんですけど
明日のサントリーホール公演もAプロです。
…私Bプロ聴けないじゃん(泣)。
どうしよう~~~~~~~~~。
Bプロを聴くため、というより
あのシマノフスキを聴くためにもう1公演くらい行きたいかも…。





ムストネン指揮N響@NHKホール

2009-05-11 | ●コンサートに行きました
昨日はムストネン指揮NHK交響楽団を聴きに
NHKホールへ行きました。

この記事にオーケストラのことは書いてありませんので
あらかじめご了承ください。

プログラム
ムストネン/3つの神秘
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲ニ長調
(ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61の作曲者自身による編曲)
シューマン/暁の歌(ピアノのアンコール)
シベリウス/交響曲第6番、フィンランディア
ピアノ・指揮:オリ・ムストネン
NHK交響楽団


ムストネンって、ピアノの弾き方がすごく変わっているので
他のピアニストには絶対出せない鋭利で、冷たくて、キラキラと銀色に光るような音を出しますが
そうかと思うと時々呆然とするくらい優しい音も出る…。
そんな音に誘われて入ったムストネンという森の中は
音楽への熱い熱い情熱がうずまく世界なのですよ。
「体から音楽があふれ出ているような」とは、こういう人のことを言うんだと思う。
大きな身振りで指揮をする。ピアノを弾く。
それはオーケストラに対する指示であると同時に
自分というソリストへの指揮。
見ていると胸が熱くなる。
もし私がオーケストラの一員だったなら
どうにかしてこの指揮者の情熱に応えたいと
どんなにか一生懸命自分の楽器を弾くだろう…。

この人の表現しようとしていることは
楽器はピアノだけじゃ足らないし、
曲はコンチェルトやピアノ組曲程度じゃ足らない、ということはもうわかってる。
自作の曲をやって、弾き振りでコンチェルトして、交響曲を指揮してるのを聴いてやっと
「あ゛~、ムストネンのコンサート聴いたぁ~」という感じがする。
ムストネンって、『ピアニスト』ではないと思う。
『作曲家』でも『指揮者』でもなく
『音楽家』なんだと思う。
こういう音楽家って、ムストネン以外ににいるのかなぁ?

シベリウスの交響曲だけは
ちょっと「?」って感じでした。
ムストネンの熱が感じられなかった。すごくつまらなさそうに見えてしまった。
…シベリウスって難しいんだよねきっと…
と思うことにしておく。

続く『フィンランディア』は、ムストネンの指揮だけで音楽が聴こえてきました。
彼の目指す『フィンランディア』が聴こえてきた。
そこでまた胸が熱くなりました。
体中、手や足の指の先まで力がみなぎるような、勝利を信じる熱。


…多分心配しなくても大丈夫だろうとは思うんだけど
彼にはピアノを捨てないでほしい。
他の誰にも出せない音色を出す人だからというのもあるけど
指揮棒よりピアノの方がはるかに雄弁だと思ったので。
指揮をしなくてもピアノだけでオーケストラを引っ張って行けるんじゃないかと思うほどに。


このプログラムはテレビ放送があります。
6月5日(金)AM10:00~ NHKBS2『N響演奏会』
6月7日(日)AM6:00~ NHKBSハイビジョン『N響演奏会』
6月7日(日)PM9:00~ NHK教育『N響アワー』

…6/7はうちの地元のお祭りのはずですが、私はN響祭りだな…


↓ムストネンのCDで一番好きなヤツ。
ムストネンの指揮と弾き振りが聴けます。
Sibelius/Hindemith
シベリウス/交響曲第3番、ヒンデミット/4つの気質
  • 指揮・ピアノ:オリ・ムストネン/ヘルシンキ祝祭管弦楽団
  • Ondine
  • 発売日: 2006/08/07

posted with Socialtunes at 2009/05/11



来年のねっきょーのひは

2009-05-06 | ●ピアノ&クラシックが好き
ショパンだそうで。→
だよなー。来年はすっかりショパン祭りだよなー。
嬉しいような、悲しいような…。

嬉しい点
●ショパンの曲全曲、協奏曲も室内楽もやるらしい
op.2、op.13、op.14も含まれるのでしょーか。
だとしたらとてもとても嬉しい。
(そういやこれらの3曲についていつか熱く語ろうと思っていたのに
忘れていました…そのうち語ります)

しかしそれらをやるとして・・・・・・
Aホールとかでやるんでしょーか。
あそこでソロや室内楽はいくらなんでもつらいよね…となると
コンチェルト専用ホールになるのか。
それとも『ショパンに影響を与えた音楽家』とこじつけられた
ロッシーニとかベリーニとかのオペラとかでお茶を濁すのかしら。

ショパン本人のプログラム再現、て
誰が弾くんでしょーね。
それがちょーじゅーよー問題。

去年のるじゅるなるどしょぱんみたいに
フランスまたはフランスで勉強したピアニストばっかじゃいやよん。


悲しい点
●ポスターやチラシや公式サイトにて
ショパンはどのようなカッコをさせられるのか想像しただけで…。
コンバースのスニーカーを履かされたり
鍵盤のスケボーで滑らされたりするんだろうか…
イヤだそんなショパン様は…(泣)。

そもそもねっきょーのひのポスターは
いつからあんなんになってしまったのやら…。

…いっそいさぎよく、夢見るようなショパンにするってどうかしら。
使う肖像もドラクロワやアリ・シェフェールが描いたヤツじゃなくって
マリア・ヴォジンスカが描いたヤツよ!
お花背負わせちゃったりしてー。
音楽祭だからって音符を散らすのはもう古い!
音符の代わりにお花を散らすのよ!

…どうやって考えてもなんか悲しい…
初代のモーツァルトみたいなのに戻してくれないかしら…。


どっちかっつーとコンサートそのものより
それ以外のイベントや屋台の方が楽しみかもー。
ポーランド料理が出るといいなー(←くいしんぼさん)。


あ、ポーランドの民族舞踏団とか!!来日してくれないかな!!
そしたらAホールでも出来るしね!!
客席の方が埋まらないかもだが…orz




とりとめなさすぎなひとりごとでした…。





問い合わせ

2009-05-04 | ●KONCERTY URODZINOWE
やほーで「ショパン」で検索すると
楽譜やらCDやらが引っかかるのはもちろん良いとしても
平原●香やら挙げ句はジブリをショパン風アレンジで!などというのが引っかかるのが
もう何だかゆるせーん!!
(というのは私の勝手なひとりごとなので気にしないで下さい・・・)


さて、ゴールデンウィークです。
GW中にやろうと決めたのはDEKADA URODZINOWAに関するいっそうの情報収集と、
ハナシがわかりそうな旅行会社に問い合わせをすることです。
↑ココ、重要です。
先日見積もりを出してもらった旅行会社は
DEKADA URODZINOWAに出場するピアニストの面々がどのくらいスゴい人々なのか
いまいちわかってないっぽかった…
つまり、チケット取りが大変なのではないかということが
わかってなさそうだったのです。

ヨーロッパのチケット事情(特にポーランド)は私もよく知らないので
もしかしたらそんなに大変じゃないかもしれないんですけど。

今日、別の旅行社に軽い問い合わせメールをしてみました。
東欧中欧全般に強そうなところです。
祝日はお休みのようなので、返信は来週になっちゃうかな。
あと「ショパン 200年 ツアー」で検索していたら
さらに別の旅行会社も引っかかったんですけど
これって法人対象のような…個人も受け付けてくれるのかよくわかりません。


ところで豚インフルエンザっていつ頃下火になるんでしょーね…。
今年秋頃までには落ち着いてくれるといいんですが。

う゛うちゅきいって誰やねん

2009-05-03 | ●ポーランド&ポーランド語
う゛うちゅきい Wloczykij =スナフキン(多分)


去年ポーランドに行った時に買ったポーランド語の本のうち、
『赤毛のアン』をぱらぱらと読んでみました。
でもまだまだ私には難しすぎて、
アンがグリーンゲイブルスに着いて自分の名前を名乗ったところで挫折(←早すぎ)。
アンという女の子は、想像力豊かで、独特な考え方を持っていて
その想像と考えを、飾り立てた文章で全部口から出してしまう子なので
そのセリフが最初から数ページ続き、とても難しかったのです。

『赤毛のアン』はもうちょっと先の楽しみに取っておくことにして、
もう1冊別の本、ムーミンを読み始めてみました。
こちらは、わからない単語をすっとばして読んでも
なんとなく筋が追える程度にはわかるので
ゆっくり読み進めています。

ただ、私はムーミンに詳しいわけじゃないんですが
日本語版ムーミンって登場人物の名前が原作とは違ってるんですよね?
そういうことが、ポーランド語版にも起こっているわけですよ。
ムーミン→むみねく なのは知ってましたけど
それ以外の人々の名前がわからない。
日記タイトルの『う゛うちゅきい』氏は
アコーディオン?(←訂正 アコーディオンではなくハーモニカでした。 2009.5.4)を弾きながら陽気な歌を歌っている(らしい)ので
多分、スナフキンだろうと…思うんですが…。

それにしても
う゛うちゅきい・・・う゛うちゅきい・・・
どうも馴染まない・・・
『赤毛のアン』でも
マシューが まてうしゅ だったり
レイチェル(リンド夫人)が まうごじゃた だったりしてましたが
この人たちはポーランドでは一般的な名前だから
違和感はあっても馴染まないということはなかったんですけど。
『う゛うちゅきい』って、ポーランド語で何か意味があるのかしらと辞書を引いてみたら
う゛うちゅか しか載ってない。意味は「毛糸、ウーステッド」。
・・・。
謎が深まっただけだった(-_-;)。


この『う゛うちゅきい』、最初はそもそも名前かどうかもわからないで読んでました(爆)。
知らない単語だと思って読み飛ばしていたら
頭文字が大文字だったので
「ん?これはひょっとして人名か?」と(^_^;