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アンデルシェフスキのDVDを買いました

2009-06-11 | ●CDおこづかいちょう
一昨日はお休みを取って一日家にいました。
その間に私が3回見たDVDが↓これです(笑)。

●ドキュメンタリー
『アンデルシェフスキ/アンクワイエット・トラベラー』 
モンサンジョン監督

(※日本語字幕はありません)

アンデルシェフスキのドキュメンタリーです。
コンサートやリハーサル風景を交えながら
彼の2つの祖国・ポーランド~ハンガリーの列車の旅を追っています。

このDVDは、アンデルシェフスキ本人によるナレーションが
英語・フランス語・ドイツ語・ポーランド語から選べます。
それぞれの言語ではない言葉をアンデルシェフスキが喋っている時は
字幕が出ます。

4カ国語って言っても音声は全編英語とかフランス語とかで
ポーランド語は字幕が出るだけなんだろうと思ってたら
アンデルシェフスキの声で、一人称のポーランド語が聞こえてくるじゃないですか。
私はポーランド語の響きが大好きで、誰が喋ってもウットリ聴いちゃうんですが
ここではアンデルシェフスキがペラペラと長々と喋ってくれる。
しかも映像は8割方ポーランドじゃないですかね。
ちょっと場所がよくわからないんですけど
ポズナンとか言ってるような気がする(←未確認)。
あとヴァイオリニストのお姉さんと一緒に
シマノフスキの別荘?があるザコパネに行っています。
あとワルシャワのワジェンキ公園っぽいところをお散歩したりしてますが
この場所まで来たくせにあの有名なショパン像を映さないあたりアンデルシェフスキらしい(笑)。
このポーランドを中心とした映像がちょっとキェシロフスキっぽいと言ったら言いすぎかなぁ。
ちょっと古めのヨーロッパ映画っぽい映像。
ポーランドを撮ると自然にあんな感じになるのかもしれませんが。
とにかく、そんなナレーションと映像のバックに流れるのは
アンデルシェフスキが弾く舟歌とかマズルカしかもop.59-1とかピアノ協奏曲しかも2番とか
バッハとかシューマンとかだったりするんですよ。
そりゃ1日に3回見るっちゅうねん。

ブレハッチやツィメルマンの喋るポーランド語は
訛りがあるのか、うっかりすると一言も聞き取れなかったりすることがありますが
アンデルシェフスキのは聞き取りやすいです。
(↑意味がわかるかどうかは別問題)
ただ字幕が速すぎて読み切れません(涙)。


…3,300円・・・だったかな…?
2009年累計32,534円。






アンデルさんって
チュート徳井に似てる気がする…。

アンデルシェフスキ@サントリーホール

2009-06-09 | ●コンサートに行きました
6日の土曜日、ピョートル・アンデルシェフスキのリサイタルを聴きに
サントリーホールへ行きました。

プログラム
シューマン/暁の歌
バッハ/パルティータ第6番
ヤナーチェク/霧の中で
ベートーヴェン/ピアノソナタ第31番
アンコール
バルトーク/チーク地方の3つのハンガリー民謡
バッハ/パルティータ第2番よりサラバンド


1曲目のシューマンの『暁の歌』は
シューマンが精神を病む前、最後に完成させた曲だそうで、
(「作品の性格を尊重し演奏後の拍手はご遠慮頂ければ幸いです」と書かれた紙が
入口で配られたプログラムにはさまっていて、
それはちゃんと守られました)
そんなシューマンはもちろん全体を通しての印象は、
重く、暗く、深く、静か。
アンデルシェフスキの出す音は、一つ一つの音は優しく控えめで
特にパルティータのアルマンドの細かい音の連続は可憐と言ってもいいほどだし
大きな音は出しても壮絶で重厚な音ではなかったと思うんですけど
なんで暗く重い印象が残るんだろう…。

日常生活で光と音による刺激に疲れている身には
その暗さと重さが心地よかった。
アンデルシェフスキは自分のテンポをしっかり持っているので
安心してその心地よさにひたれました。
集中力が高くて、そう言った意味じゃ聴いてても疲れたんですけど
普段あんなに集中することってないですから
その疲労感も気持ちよかった。
このプログラムを弾くためにピアニスト本人は
この暗さと重さの中にずっといたんだろうと想像すると
ちょっと信じられない気持ちになります。




…私にとってこの日の大事件は
ベー様31番に開眼した(かも)、ってことです。
この曲って最初は楽しく聴けるんですけど
「なかなかダイナミックに展開しなくて最後の巻にいろいろな人が出てきてドーンと物語が終わっちゃう」
(のだめカンタービレ21巻より 二ノ宮和子著)
って、あ~のだめちゃんうまいこと言うな~なんて思ってたんですけど
アンデルシェフスキの弾く31番はずっと飽きずに聴けて、気が付いたら最後のフーガに感動してて
そんな自分に感動でした。


サイン会に並んだら、列がなかなか進まない…。
アンデルさん、一人一人とお話ししたり写真撮影に応じたりして
ていねいに接していたようでした。
新譜の裏ジャケにサインしてもらいました。
(先日表側にサインしてもらったので、リバーシブル♪)
向こうから手を差し出してくれたので、握手してもらいましたが
おっっっきい手!!ベレゾフスキーよりデカいかも?!
アンデルさんは右利きでした。





アンデルシェフスキの新譜を買いました

2009-06-01 | ●CDおこづかいちょう
…諸事情あって節約生活を送らなければならない身なんですが
サイン会があるというので会場で買ってしまいました。
まぁいずれ買おうと思ってたCDだしね…。
(国内盤を買うつもりではなかったですが(-_-;))

ピョートル・アンデルシェフスキ・ライヴ・アット・カーネギー・ホール
ピョートル・アンデルシェフスキ・ライヴ・アット・カーネギー・ホール
  • ピアノ:ピョートル・アンデルシェフスキ
  • EMIミュージックジャパン
  • 価格: ¥ 3,000
  • 発売日: 2009/05/27
  • 売上ランキング: 23153

posted with Socialtunes at 2009/05/31



収録曲(2枚組):
バッハ/パルティータ第2番
シューマン/ウィーンの謝肉祭の道化
ヤナーチェク/霧の中で
ベートーヴェン/ピアノソナタ第31番
バルトーク/チーク地方の3つのハンガリー民謡

前回のアンデルシェフスキの来日公演を聴いて
シューマンがすごくいいなと思ったのにCDがないのがすごく残念だったんですが
このCDには入ってますね。わーい、わーい。
ヤナーチェクやバルトークもちょっと楽しみです。
しかしパルティータ2番って・・・今はあんまり聴きたくないんスけど…(←ツィメルマンのせい)。


3,000円
2009年累計29,234円。