今日は祈りの日ですね。
私は今日もプラハフィルハーモニア管弦楽団のコンサートを聴きに行ってたんですが、
会場のサントリーホール前に掲げられたチェコと日本の国旗が
半旗になってました。
プログラムも、ドヴォルザークの新世界の第2楽章が追加され、
フルシャがプリンシパル・ゲスト・コンダクターをつとめる東京都交響楽団から5名(だったと思う)のメンバーが参加し
演奏されました。
演奏の前にフルシャが英語でスピーチを行い、
今日ここで皆さんと一緒にいられることを幸せに思うこと、
去年、震災のあとの日本人の行動に感動したこと、
今日のプログラムの最初に新世界のラルゴを追加することを決めたこと、
演奏の後、1分ほど拍手をせず沈黙して欲しいこと等が語られました。
(すいません、私の英語力では全部はとても聞き取れませんでした。
どなたか聞き取れて記憶してらっしゃる方いましたらフォローお願いします)
多分、日本で一番親しまれているチェコの旋律が
染み入るような美しい音で奏でられたあと、
会場の照明が落とされました。
私も、今日この場にいられることを感謝しつつ、
亡くなられた方々のご冥福と、
被災地の1日も早い復興をお祈りさせていただきました。
それにしてもこの一年、何人の音楽家が「日本のために」と演奏してくれたことか。
本当にありがたいことです。
このコンサートのチケットを取ったとき、「3.11だなぁ」とは思ったのですが、
自分の道楽を優先してしまった私に祈りの時間を与えてくれたという意味でも
フルシャさん、プラハフィルハーモニアの方々に感謝したいです。
実を言えば、3月11日は母の誕生日なんです・・・。
手荒れのひどい母にオーガニックのハンドクリームと
オレンジピールの入ったチョコレートをあげました。
母はまだまだ元気ですが、そろそろ大事にしてあげないといけませんね。