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カンボジア 時空を超えて2

2012-02-07 | カンボジア
これは2000年春に旅した時の記録です。
現在のシェムリアップは観光地として整備され、まったく様変わりしているようです。

着替えもせずベッドの上に転がって寝ていた私達は、4時半に起床です。
ホテルの窓から見える少し明るくなったバンコクの街は、とても綺麗です。


朝食を済ませホテルの前に出ると、洋服の朝市が行われていました。


ほんの数時間前に入国したバンコク空港からカンボジア・シェムリアップへ出国です。
飛行機までの送迎バスが、とってもお洒落です。


タイ航空の飛行機は80人乗り位のプロペラ機です。
タイ上空では長方形の畑が整然と並んでいたのに対し、カンボジアではただ赤茶色の大地が広がって、畑などどこにもなく、所々に泥の水たまりが見えます。


西バライが見えました。


バンコクからシェムリアップまで1時間弱のフライトなのに、食事付きで、おしぼり、飲み物、食事、デザートまで出ます。さっきホテルで朝食を摂ったのに、また食事です。。。
明らかに飛行機の高度が下がって、シートベルト着用サインも点灯しているのに、最後のアイスクリームを口に運んでいました。

シェムリアップ空港に到着です。


鬱そうとしたジャングルを想像していたのですが、見渡す限りの平原です。


10時にはシェムリアップのホテル、ノコールプノンに到着してしまったので、荷物を預けてシェムリアップの中心街と国道6号沿いの北市場を見学です。
王立庭園とロイヤル・レジデンスです。






庭園の周りには客待ちのバイク・タクシーが並んでいます。


中心街と言っても、ほとんど建物はありません。。。 綺麗に整備されているのはここだけです。
バスは北市場に到着。
市場はバスから足を降ろすのもはばかられる程汚くて臭いです。 ありとあらゆる臭いが混ざっているような。。。
地面には果物のカスやビニール、紙くずなどが至る所に落ちていて、素足にヘラクレスサンダルの私は一歩一歩足元を確認しながら歩きました。


なんだか得体の知れない食べ物が並んでいます。乾燥した茶色い鞘の中に干し柿のような実が入った物を試食です。種は、、、当然道に
果物の王様ドリアンのカットには、実が黒く見えるほどハエが集っていました。
この後もハエには結構なやまされました。




市場はかなり広く細い道が奥の方まで続いていて、歯磨き用の木の枝や、魚捕り用の網など様々なものが売られています。




市場の前は国道6号線でタイに続く幹線道路です。
道端では埃まみれのファンタの大便に入った赤、黄色、ピンクと毒々しい色の液体を売っていました。どうやらバイク用のガソリンのようです。
でも、幹線道路を走っているのは自転車の方が多い気がします。


ホテルでカンボジア料理のランチを食べた後、午後3時までお昼ねタイムになりました。
日中は猛暑で外に出られないので、これからの観光は午前と午後に分けて、死にそうに暑い正午から2~3時間はホテルで昼寝タイムになっていました。


カンボジア 時空を超えて

2012-02-06 | カンボジア


2000年1月、在籍していた大学のお友達からカンボジアへ行こうと誘われました。
アンコールワットは憧れだけど、まだ危険でないかい
確かにポル・ポトは2年前に死んで、北西部への観光ができるようになったけど、プノンペンの治安は日中でも一人では歩いてはいけないと言うほど。
プノンペンやバンコクからアンコール遺跡群観光の拠点シェムリアップへの陸路では盗賊が多くて危険と言うことで、バンコク経由空路シェムリアップへ向かうツアーを探し、まだ日本からのツアーもほとんどない状態のなか、やっと見つけた「世界遺産アンコール・ワットへの誘い」というツアーに参加することにしました。
現在ではシェムリアップの街も観光地化されて道路やホテルなど近代的に整備され、遺跡も保護や修復工事で立ち入り禁止になっている所もいくつかあるようで、今考えると当時のカンボジアを見られて本当によかったと思います。誘ってくれたお友達に感謝
12年前なので、記憶がかなり飛んでます。写真もアルバムからスキャナーで取り込んでいるので、画質がかなり悪いです。
それでも色々な国を旅した中で、この旅が一番衝撃的で、人生観を根底から覆された旅でした。
記憶の糸を手繰りながら、ゆるゆると書いていくことにします。

行くと決めたら、まずはカンボジア大使館でビザの取得です。
ROYAL EMBASSY OF CAMBODIAのスタンプがカッコイイです。


2000年4月19日成田空港の受付カウンターに行くと、なんと50人近いツアーでした。
添乗員さんは2人、私達第1グループ27人の添乗員さんは藁さん。藁をも掴むのワラさん。
自己紹介の後、解散して、次の集合はバンコク空港税関出口になりました。
JAL707便は順調に飛び午後11時バンコク空港に到着、てんでんバラバラに入国審査へ。
深夜だと言うのにものすごい人で、ちっとも前に進まず、やっと通過できたのが0時15分。
絶対置いて行かれてると、ホテルまで自力で行くことを覚悟し、荷物をピックアップして税関出口へ行くと、成田で見た顔が数人いるものの、藁さんもまだで待つこと45分、やっと全員が集まりました。


ホテル到着は午前2時をまわり、「明日の起床は5時です」の藁さんの声
明日じゃないって