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ヴィエリチカ岩塩坑 2

2017-06-27 | ポーランド


坑内のハイライト、聖キンガ礼拝堂です。
地下101mになります。
これです、この映像をテレビで見てポーランド行を決めたんです。


祭壇も壁のレリーフも全部岩塩を掘って造られ、シャンデリアも塩の結晶をつなげて作ってあります。


シャンデリアの光を反射する磨き上げられた床のタイルも岩塩。


前のガイドツアーの人達が移動してから下へ行きます。
階段も岩塩を削って造られていました。


ツルツルの岩塩の床です。




壁には岩塩を掘って造られたレリーフ、キリスト生誕、最後の晩餐などが一面にあります。






主祭壇です。


主祭壇のマリア様はキンガ女王に似ているのだとか。


どのレリーフも素晴らしく、いつまでも見ていたいです。








ヨハネ・パウロⅡ世の像もありました。
これは新しいですね。


上に目線を上げると、豪華なシャンデリアです。
とても塩でできているなんて思えません。








聖キンガ礼拝堂の次は、小さい塩湖がありました。




塩分濃度が非常に高く、水は光に照らされてエメラルドグリーンに輝いていました。




暗い通路にいきなり現れた恐竜??
まるでアトラクションですね。
残念ながら、気付いている人は少なかったようです。


更に木の階段をどんどん下りていきます。
ミハウォヴィッツェの間です。
17世紀の木の柱が上の方まで続いています。








ドロズドヴィッツェの間です。
高い天井が木の柱で支えられています。


展示会やコンサートも開かれる部屋だそうで、カフェやスーベニアショップもありました。
ちょっと疲れてきたので、ここで休憩タイム。
トイレもありました、って、ここは地下100m位なんだけど、どんな仕組みになっているんでしょう。




お部屋の奥の像。ゲーテだっけ。


ワイマールの間です。




ビウスツキ元帥の間。
アトラクションでボートで流れてくることもできるそうです。




スタシツの間です。深さ125m。
最も天井の高い部屋になります。




最初の世界遺産12コに選ばれていると壁に彫られていました。


どうやらここが第三ステージ。このステージのマップがありました。


塩分を含んだ水を上から流して、塩の結晶を展示していました。


教会やホールを通過し、エレベーターホールに向かいます。




ここからすぐに地上に出られるかと思いきや、長い順番待ち。


更に奥深くまで下りて、延々と歩き、やっとエレベーターに乗れました。




さてクラクフに戻って夕食です。
午前中に歩き回った懐かしい景色です。


路面電車の駅には、行先ごとの時間がきっちり表示されています。


レストランはお城の近く。


さて夕飯は、、、ゆで卵??


ではなく、ボルシチでした。
ウスターソースを薄めて飲んでいる気分。


ミートコロッケとチキングリル with イモ
と、デザートでした。








ヴィエリチカ岩塩坑 1

2017-06-25 | ポーランド
午後はクラクフから1時間程度のヴィエリチカ岩塩坑見学です。
土産物屋さんがずらっと並んだ坂道を上っていくと


ユネスコ世界遺産に登録されているヴィエリチカ岩塩坑の建物が見えてきました。








岩塩坑の見学には必ず専門のガイドが付きます。
13世紀から700年の間掘り進められ、坑道は300㎞以上で迷路のようになっています。
ガイドについて行かないと行方不明になっちゃうとか。。。
見学コースは全長の1/100の2.5㎞です。


さあ入坑です。
ギシギシと音を立てるエレベーターで坑道に潜っていきます。






先ずは地下64mでエレベーターを降りました。
ここが第一ステージで、ガイドツアーは第三ステージまでいきます。
でも、岩塩坑は第九ステージまであり、部屋の数は2000だとか。








坑道はいくつもの扉で仕切られています。


コペルニクスの間です。


ヤノヴィツェの間
ポーランドに嫁いできたキンガ姫がポーランド王から指輪を渡されています。
キンガ女王がこの場所を掘らせたと言われています。


女王の像の奥の天井から、その結晶が伸びています。まるで鍾乳洞みたい。
もちろん像も全て岩塩を削って造られています。


坑内にはメタンガスが発生することがあったため、長い松明でメタンガスの発生を確認していた様子が再現されていました。


坑内の壁です。
所々に綺麗な塩の大きな結晶があって、光を当てると透明なのが分かります。




シェレツの間です。
当時、塩を馬で運んでいた様子が再現されています。
ずっと日の当たらない坑道で生活していた馬ですが、病原菌もいないので長生きしたとか。
工夫は世襲制で、かなり高給取りだったそうです。






運搬システムを再現してあります。


ここから17世紀に造られた階段を下りていきます。




地下水用の水路には塩の結晶がビッシリ付いていました。






下りてきた階段を下から見上げて。
昔の人はこの階段を上り下りしていたんですね。


聖十字架礼拝堂。
事故が起きないように造られました。



いよいよヴィエリチカ岩塩坑最大の見せ場、聖キンガ礼拝堂へ入っていきます。

クラクフ中央広場と織物会館

2017-06-22 | ポーランド
中央広場に出てきました。
織物会館を西側から見てます。
自分の中では裏側のイメージですが、、、
織物会館の向こうに聖マリア教会の2本の塔が見えています。


反時計回りに進んで行きます。
織物会館の南側入口。


旧市庁舎の塔が織物会館の横に建っています。


東側(正面)に回ってきました。




奥には旧市庁舎の塔です。


北側の入口。
こちら側の地下にトイレがあります。ふふふ


織物会館の模型がありました。






また西側に回ってきました。




旧市庁舎の塔には長~~~いポーランドの国旗がかけられています。
この日はポーランドの祝日でした。


ぬぬ、結婚式のカップルかしら。


旧市庁舎の塔には登れるようですが、まだまだ歩き回らなければならないので、見上げるだけで我慢。
劣化がかなりの年代を感じさせます。


織物会館の中は土産物のお店がずらっと並んでいました。




琥珀のアクセサリー店。




日本でも人気が出ているポーランドの陶器ボレスワヴィエツ


こちらは木彫りのお皿など、木工品


その他、ムートンのお店、キーホルダー、ぬいぐるみなどなど、食べ物以外のお土産には困りませんでした。

旧市街広場の中にポツンと聖ヴォイチェフ教会があります。
小さい小さい教会で、中の写真は撮らなかったのですが、ドアから入るとすぐに祭壇がありました。




昔は地面がもっと下にあったそうで、昔の教会の入口が残されていました。


聖マリア教会の裏に隠れるように聖バルバラ教会があります。
残念、ミサ中です。


聖バルバラ教会から広場に向かって。
右が聖マリア教会、左手前が、聖マリア教会の入場チケットを売っている建物です。


広場の周りをブラブラ










オブヴァジャネックの屋台もあちらこちらにありました。
オブヴァジャネックはベーグルの原型だそうです。


なにやら凄い人の列が通ります。
祝日のお祭りの行進のようです。
この行進のための警察官や軍隊の配備だったんでしょうか。


噴水の前では、ワンちゃんがのんびり。


祝日で人出が多いせいか、大道芸の人達も沢山でていました。






午後1時も過ぎ、そろそろお腹が空いてきました。
なななんと、すし屋発見。
サーモンロール1本25ズロチ。ん~~~


お昼は旧市街を出てシェラトンホテル近くのレストランでロールキャベツでした。










クラクフ教会巡り 聖マリア教会

2017-06-18 | ポーランド
中央広場に面して建っている聖マリア教会に来ました。
この教会をじっくり見たくて、ツアーを離れてフリー行動です。


1222年に建設されたゴシック様式の教会で、天を射貫くようにまっすぐ伸びる2本の尖塔が印象的です。


この塔は左右非対称で、当時有名だった兄弟の建築家がそれぞれ築きました。






作業を急いで早く完成させた兄(右の鐘の塔)に対し、弟は時間をかけてスマートな塔(左の展望塔)を築きました。
徐々に自分の塔より高くなる弟の塔を見た兄は、兄弟喧嘩の末に弟を刺し殺してしまいました。
その後、兄は良心の呵責にさいなまされてついには自殺してしまったそうです。
この事件を教訓として心に刻むために、ナイフは織物会館の丸天井にかけられています。




聖マリア教会はクラクフで一番美しい教会と言われています。
中に入った瞬間、その美しさに息を呑んでしまいます。




天井の青と壁の色使いがなんとも言えずエキゾチックで、これまでの教会とまったく違う印象です。




圧巻はファイト・シュトース作の祭壇です。
高さ13m 、幅は翼を広げた状態で11m、3本の木の幹から彫られたもので、中央は十二使徒の目の前で聖母マリアが永眠する場面と聖母昇天の図になっています。






豪華な説教台です。


また別の説教台。




側廊や柱、ここの礼拝堂も素晴らしく、時間の経つのを忘れてしまいます。





















礼拝堂のケージの上の金の天使達。


とても細かいステンドグラスです。


どうしても青い天井に目がいってしまいます。
まるで宇宙のようです。






パイプオルガンです。
その下には、金と銀の鳥が飾られていました。




フリーでゆっくり入って良かったです。

教会の塔では正午にラッパが吹かれます。
その昔モンゴル軍がクラクフを襲撃した際に、ラッパ手が敵の襲来を告げるため左の塔からラッパを吹き鳴らしました。
しかし、モンゴル兵が放った矢がラッパ手の喉を貫き、ラッパ手は亡くなってしまったのです。
今もその時のラッパ「ヘイナウ・マリアツキ」が吹かれているのですが、その曲はラッパ手が亡くなったところで途切れてしまいます。
ラッパがちょっと見えます。

あんなに高い所のラッパ手の喉を射抜くなんて、凄い腕ですよね。

クラクフ巡り コレギウム・マイウス~聖アン教会

2017-06-17 | ポーランド


クラクフ旧市街左側を回るようにコレギウム・マイウスに向かいます。
ヤギェウォ大学が見えてきました。


ヤギェウォ大学は、プラハのカレル大学についで、中央ヨーロッパで二番目に古い歴史と伝統を誇る名門大学で
コペルニクスもここクラクフのヤギェウォ大学で学んでいたのだとか。
14世紀、大王カジミエジュ三世によって、官僚を養育する目的で創立されました。






教授の庭という名前の庭。大学の記録には1467年と書いてあるようです。


コレギウム・マイウスは、ヤギェウォ大学最古の校舎です。
旗のある所がコレギウム・マイウスの中庭への入口です。
分かりにくい所にあります。


入口のプレートです。


中は静かかと思いきや、凄い観光客。
どうやら海外の方のツアーのようで、中庭中心の井戸の周りで説明を受けているようです。


中庭は回廊が囲んでいます。




二階への階段に鈴なりの観光客。




これは、コペルニクスさんですかね。


そして、コペルニクスのコンパスも置いてありました。
想像を絶する大きさ。


ライブラリーへの扉が素敵です。


扉の上の時計は、2時間おきに人形が出てくるようですが、時間が合わずに見られませんでした。


ヤギェウォ大学を回り込むと聖アン教会がありました。


し~んと静まり返っています。
入っちゃっていいのかな~。失礼しま~す。


豪華な祭壇と説教台です。




シャンデリアや白を基調にした天井も綺麗でした。








次は中央広場へ向かいます。