良い子の歴史博物館

訪れたことのある博物館、歴史上の人物、交通機関についての感想、小論など。

杭州の宋城

2007年01月04日 | 庭園・公園
杭州市中心部から若干離れたところの歴史テーマパークの宋城に行ってきた。
日本の日光江戸村とか明治村みたいな場所である。
杭州は南宋時代の首都だったところだ。
そのため宋時代への憧れが強いらしい。

タクシーで乗り付けると、まだ開園前だった。
主に中国の生徒たち(修学旅行?)が多数、門前に集まっていた。
9:30に開門する。
するといきなり、ラッパの音と共に、甲冑をまとった兵士らが登場し、
お客さんたちを整理し始めた。
スタッフたちも、すっかり宋時代になりきっているらしい。
馬に乗った兵士の行進もある。
そして、皇帝と思われる人物が出てきて、口上を述べてから、
入場開始となった。
まぁ、いろいろとパフォーマンスが考えているねぇ。

園内では昔風の建物が並び、寸劇やパフォーマンスが行われている。
あちこちで、馬車に乗らないか? 昔の服を着てみないか?あるいは、ご飯食べないかと客引きしている。
スタッフも昔の装束でもてなしてくれる。

一人10元でラクダや馬に乗れる。
妻と娘はラクダに乗った。
ラクダを引くスタッフは顔立ちが漢民族と異なる。
チベット系かどこかの少数民族だと思う。

妻と娘は皇女の服を着て悦に入っている。

猿と山羊の曲芸も面白かった。

大きな劇場があり、歌劇をやるみたいだが、時刻表を見たら、18:30に1回目上演となっていた。
そういえば、日曜だというのに客入りが少ないことに疑問を感じていたが、
どうも夕方以降に劇を見に多くのお客が来るみたい。

私たちは歌劇は見られなかったが、何箇所かでカンフー劇や、寸劇を楽しむことができた。
茶店でゆっくり茶を飲むのもよし、中華饅頭や豆腐の串刺しを食べるのも良し、
昔の服装を着てみるのも面白かろう。