良い子の歴史博物館

訪れたことのある博物館、歴史上の人物、交通機関についての感想、小論など。

兼六園

2005年09月30日 | 庭園・公園
兼六園金沢城は隣接している。
兼六園横の駐車場を出て、土産物店が並ぶ坂を少し上って、兼六園に入った。
ちなみに駐車料金は高めな気がする。数時間で千五百円を超えてしまった。

庭園内はコケが美しい。
松の枝が棒に支えられている。
あちこちに古い茶亭がある。池の配置も良い。
日本最古の噴水とかいうものもある。
(最古なら飛鳥時代にもありそうな気がするが?)

観光客は大勢いるが、茶店で食事する人は少ないらしく、お昼を食べたが、席は十分に空いていた。

ここも冬景色が売り物で、今は、ごく普通の古い亭が目立つ日本庭園という感じである。
但し、明治初期に設置したという大きな日本武尊像は似合わない。

金沢城は長屋みたいな櫓が復元されている。
白く光る屋根瓦が鉛でくるんだ木製とは知らなかった。
通常、天守閣を復元するものだが、ここは1602年に天守閣が消失して以来、天守閣無しの城として定着しているらしい。
創建してから幾たびも火事に遭ってる城で、本当に戦で使うには実用的なのか不明。
内堀と外堀があり、石垣は立派だ。

広い芝生広場があちこちにあり、娘が一番喜んで、なかなか芝生から出ようとしなかった。
なぜかどこの芝生広場も人が少ない。
人が多く入っても、広すぎて少なく見えるだけなのか?
ゆっくりするには兼六園よりも金沢城公園の広場がいいかも。

今回は行かなかったが、周辺には石川県立博物館金沢市民俗文化財展示館などいろいろな歴史系展示館があるらしい。
時間があったら、そちらにも足を伸ばしたい。

白川郷、菅沼合掌造り集落(五箇山)

2005年09月29日 | 遺跡・史跡
1995年「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録された。
岐阜県の白川郷はかなり観光化されており、団体観光客でいっぱいだった。
雪景色のライトアップで有名になったところだ。
外国人観光客も目立つ。
幾つもの合掌造りの民家が公開されているが、それぞれで300円程度を払わなくてはならない。
2軒ぐらい見学すれば、大体似たような感じがするので、他は見なかった。
どうも人が多すぎてゆっくり見学する気がしなかった。

すぐに富山県五箇山へ車で向かう。
あいにく雨が降り出し、水墨画みたいな風景が続く。
菅沼集落で車を降りた。
白川郷と異なり、見学者が少ない。
その分、のんびりしている。
何となくほっとした気分になった。
菅沼も世界遺産に登録されている。
合掌造りの上の階に上るには急な梯子階段を登る。
娘を抱き上げて登るので、降りるときちょっと注意が必要だ。
養蚕用具などが展示されていた。

他にも世界遺産登録地区の合掌造り集落がある。
五箇山の各集落の方が見学者が少なくて、気分が落ち着くような気がする。
古き昔の民話の世界みたいな雰囲気である。
但し、こきりこ唄の館や和紙の里の周辺は観光バスが乗り付けていて、人手が多かった。

車で庄川沿いを行くとダイナミックな渓谷を見ることができる。
すばらしい眺望だった。