Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

少年ジャンプ41号感想

2007年09月11日 | マンガ
表紙は「アイシールド21」
見開きのカラーページが小学生のヒル魔と栗田ですよ!ピアニカ持ったヒル魔なんて誰が想像しえたでありましょう!これはお宝です。初めてみたヒル魔の過去は米軍基地で賭けポーカーに興じる姿でした。親が刑務所で15年喰らってるとか言ってますが、嘘かまことか。武蔵中学生、老けすぎです。とにかく彼の武器は米軍で調達したらしいとわかりました。

「ムヒョ」エンチュー編が終わってまたもとの事務所に戻ってきました。洗濯してサンドイッチを作って、晩御飯を作って、大好きなアニメが見たくてしょうがないロージー。何一つ成長してないのがすてきです。今回の霊退治は・・・スケールちっちゃ!

「リボーン」ヒバリくんがかっこよかったのでよし。

「魔人探偵脳噛ネウロ」「進化の隣人は滅ぼしてこそ・・・我々は種として確立できる」とたいそうなことを語るシックスでした。現人類はクロマニヨンを滅ぼしてかくあるのでしょうか?二大巨頭の会談は不調に終わった模様です。
今週の弥子ちゃんの好物は「ケフィア」です。毎日「やずや」のCMで見てますよ。乳酸菌と酵母の二つの働きでヨーグルトを作っているのがこれですってね。

「クラッチ」金未来杯エントリー作品です。絵についてはしばしば人体のデッサンが狂っていていただけません。また、主要キャラの須藤君が始終後ろを向いているのも減点1。
しかし何よりまずこのマンガは読みにくいです。コマ割りが小さくセリフが多いのを整理しましょう。
物語というのは語り手の視点を決めるのが重要です。冒頭は作者の視点で書いているのに、後半からは主人公である作中人物が語り手になっています。
読みにくい原因はムダに凝ったズームアップです。車がキッと止まりますが、ロールスロイスのリムジンのそれもニケ像みたいなの(フライングレディ)だけを描いてそれを判らせようというのは10年早い。車が描けないようでは少年誌は苦しいので要練習。
主人公が出てくるまでが長い。
作者は気付いてないだろうけれど主人公の顔がみんなテンパってます。ここぞというところで見得を切らせなさい。商業誌なら受けを狙っていいお顔の一つも入れておくべきでしょう。魅力的な顔のアップを武器にしましょう。

「サムライうさぎ」借金返そうとダルマで大道芸したら棄捐令。なぜダルマ。蒙古襲来以来の政府のお家芸「徳政令」で借金棒引きですな。金貸しの方はたまりませんが。キングボンビー襲来等で到底返せそうもない大借金を背負った時には、どんなにか徳政令を願ったことでしょう。

「ベルモンド」何がすごいってイチモツを握りつぶしたクロエさんのハンドテクですな。

「スケットダンス」掲載位置がジャガーさん前という最下位。文通(今はメール)相手の身代わりにデート、というった使い古したシナリオですが、作者の技量で面白く仕上がっています。ボッスンの微妙な顔に笑いが止まりません。病弱の美少女も可愛いけれどインパクトが薄い、前後編の導入部で地味な印象。打ち切り不安要素が増しております。