Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

ビッグコミックオリジナル5号感想

2006年02月20日 | マンガ
「ポジティブクッキング」お待ちかね、高橋留美子の読みきりです。タイトルからして普通の主婦がカリスマ主婦になって栗原はるみ状態でイケイケドンドン世界に進出とか、どんどん料理を作りまくって毎食山のような食卓!を想像していたんですが、あんがいあっけなく途中で階段を降りてしまったような印象です。「うる星やつら」じゃないんだし、こんなところですかね。

「弁護士のくず」いまはむかし、「当たり屋」という自ら車にぶつかって慰謝料治療費等をせしめる商売がありましたが、いまでもあるんでしょうかね。あいかわらずくずが卑怯な手を使って自白に追い込みます。解決したのでヨシとしますか。父親が逮捕されてしまいましたが、少年にとって一番幸せな方法を考えてあげてください。あんな親でも父は父。
先日三歳でせっかん死した子は生後10日で施設に預けられて以来人生のほとんどを親と離れて暮らしていたのに、親の遺産が入ったからといって実の親に引き取られて言ったときは嬉しそうだったといいます。わからんもんやわ。

「最強伝説黒沢」ばあちゃんの話を聞いてやる黒沢、いいやつだなあ。ホームレスたちの訓練は終了。こんなにヘロヘロで戦えるのかと思いきや、「やつら手抜いてます、適当に」だって。なるほど、もっと頑張れるヤツなら、こんなところでホームレスしてないかもね。何でそこでもっと頑張んないのサ、やればもっとできるだろうと思うバイト君も見てるからな~、いや、こんな方たちと比べちゃいけないか。最後に坂口達が思いつめた顔でやってまいりました。何がおきたのでしょうか。メシ喰ったホームレスたちが全員逃げたとか。

「あんどーなつ」梅さんは煙管はにおわないとか言ってますがネ、むかし祖父が煙管でタバコを吸ってましたが、あれはやはり匂います。莨火は灰のほうですが、新しく刻みたばこを雁首に詰めるときは指で丸めて詰め込みむのでやはり匂いが移りそうです。煙管の筒の部分にヤニも溜まりますので、定期的に分解して掃除をしないといけません。煙くさいアンコなんて願い下げですから、健康のためにもタバコはやめてもらうのがよろしかろうと思います。なっちゃん、いくら漉し餡のこしらえ方を習ったからって、次から一人でちゃんとできるとは思いもしませんでしたよ。おかみさんの言うことはトンデモないことでしたナー。梅さんが失敗作のあんこを「ほかすしかねぇ!」って言いますが、江戸っ子らしくない。「ほかす」は関西弁じゃないですかね?関東では聞いたことないですから。作者は関西人かも。
最後に、まずいあんこなんか食べてちゃ舌がバカになりますぜ。

「イリヤッド」場所は変わってメキシコはユカタン半島。マヤのピラミッドは結構時代が新しいので、エジプトのピラミッドとは似てますけど全く違うものです。こりゃダメだろうとおもっていたら、なんとカナリヤ諸島にアトランティスがあるという!まさかねえ?

「黄昏流星群」大人向けの老年期エロマンガかと思いきや、今週はグロもたっぷり盛り込んでみました。首がぶっ飛び血だまりができてます。いやはや。

「蔵人」ヒロインせっちゃん、安本酒店の主人に思い切りへこまされるの巻。なんだよ、酒がかわいそうだのなんだの風邪引いてるから慰めろだの洗いものの音がするとか、うるさい男やナ。あたしゃそんなチマチマした男は好かん。

「チアー!」なんとなく話の展開が見えてきますな~。桃子ばっかりいい子でちょっと話に無理が出てきましたか。

「龍」「黄昏」で首が飛んだかと思えばこちらはその上を行くぶっとびかげんでした。はらわたが飛びちり戦車にひき殺されて死屍累々。腕時計を腕にずらりとはめたロシア兵。これから満州脱出行をするかと思うと気が遠くなります。