中国公安当局、新疆で9年ぶりの大規模鎮圧作戦
中国政府が中国西北部・新疆ウイグル自治区の分離独立主義者らの
軍事訓練基地を急襲し、少数民族の分離独立運動に対する掃討に乗り出した。
これは、少数民族による分離独立への動きを放置した場合、
チベット・内モンゴル・台湾などの分離独立の動きをあおることになる上に、
一部の強硬勢力の活動により、2008年の北京オリンピック開催も
影響を受けることがあり得るという戦略的判断に基づくものだ。
◆9年ぶりの大規模鎮圧作戦
新疆自治区公安庁(警察庁)の巴燕報道官は8日、
「新疆ウイグル南部のパミール高原付近にある
“東トルキスタン・イスラム解放組織(ETIM)”の基地を壊滅し、
この過程でテロ組織のメンバー18人を射殺し、17人を逮捕した」と発表した。
また、公安は手製小型爆弾20発余りと製造途中の手りゅう弾1,500個を回収した。
今回の衝突は、1998年4月に新疆自治区伊寧一帯で、公安とETIM側が
十数回の銃撃戦を繰り広げて以来、9年ぶりに起きた最大の鎮圧作戦だ。
中国現代国際関係研究所反テロ研究チームの李偉チーム長は「今回の事件を通じ、
中国がテロ無風地帯ではなく、中国にも独自の武器調達能力を備えた
武装テロ組織が存在していることが初めて明らかになった」と評した。
国営チャイナ・デーリーは「2002年8月、国連によりテロ組織の一つとされた
ETIMの中心人物らがパミール高原の山岳地帯に潜入し、テロ活動の訓練基地を建設した。
そこでは少なくとも1000人のETIM所属員らが“アル・カイダ”の支援を受けていた」と
主張している。
◆新疆地域には50以上の分離独立組織が存在
中国当局によると、新疆地域の独立を要求する組織はETIMや
「世界ウイグル青年代表会議」「東トルキスタン情報センター」など、
全部で50以上に上り、活発な活動を繰り広げている。
中国の省・直轄市・自治区の中で面積が最も広い(全国土の約10%)新疆地域は、
人口1900万人の半分をイスラム教徒が占め、中国の他地域とは文化的・社会的に
大きく異なっている。
新疆地域のイスラム教徒らは、1933年11月に新疆西部の喀什に
「東トルキスタン・イスラム共和国」を建国したが、わずか3カ月で崩壊した。
その後中国の支配下に入り、1955年に中国の自治区に編入されたが、
旧ソ連解体や9・11 同時多発テロなどをきっかけに、分離独立運動が活気を帯びている。
香港・浸会大学の丁偉教授は「仏教信者が多く、
非暴力独立運動を行っているチベットとは異なり、新疆は外部のイスラム勢力の支援を
容易に受けられるため、統制が難しい。中国政府が独立を容認することは決してなく、
超強硬対応で一貫するだろう」との見方を示した。
香港=宋義達(ソン・ウィダル)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
-------------------------------------------------------------------
中国:公安当局がウイグル独立派18人殺害(毎日新聞)
【上海・大谷麻由美】中国共産党機関紙「人民日報」は9日、
新疆ウイグル自治区の公安当局が今月5日、同自治区からの独立を綱領に掲げる組織
「東トルキスタン・イスラム運動」のメンバー18人を殺害し、
17人を拘束したと報じた。同組織の大規模な取り締まりを公表するのは異例。
同紙によると、組織は国外からリーダー格を中国に入国させ、
中国西端のパミール高原山岳地帯にテロ訓練用のキャンプを設立。
公安当局はこのキャンプを捜索し、大量の手製手りゅう弾などを押収した。
捜索の際、組織側の抵抗で公安当局側にも死傷者が出た。
中国外務省の劉建超報道局長は9日の定例会見で
「国際的なテロ勢力と同調して悪事を働き、中国でも一連の暴力、
テロ活動を画策していた」と述べた。
毎日新聞 2007年1月9日 20時22分
--------------------------------------------------------------------
北京オリンピックが間近に迫り、そこで東トルキスタンの独立運動に伴うテロ行為が
行なわれるのでは?といった話があります。
今回の中共の掃討作戦も、違例の外国への報告も北京オリンピックに向けての
対策であり、アピールでしょうね。
東トルキスタンのテロ行為に対し強行な態度に出るという姿勢を示したのでしょう。
はたして実際に北京オリンピックに何かの活動はあるのか?
虐げられた民族・種族が、強大な中共人民軍にに対して、反旗を翻すのに
北京オリンピックというのは格好の機会です。
絶好の機会であると考える東トルキスタンの活動家と、国際的注目であるから
中国の不安定と、まとめる力の弱体を見せないために、
全力でテロ行為を阻止した中共政府と、完全に対立します。
中国外務省は「国際的なテロ勢力と同調して悪事を働き、中国でも一連の暴力、
テロ活動を画策していた」とコメントしていますが、
「悪事を働き」「暴力」をしているのは中共政府そのものです。
「自分たちのやっている行為は正しい」「死んでも罪を認めない」という中国人、
中国という体質をそのまま表しています。
中国政府が中国西北部・新疆ウイグル自治区の分離独立主義者らの
軍事訓練基地を急襲し、少数民族の分離独立運動に対する掃討に乗り出した。
これは、少数民族による分離独立への動きを放置した場合、
チベット・内モンゴル・台湾などの分離独立の動きをあおることになる上に、
一部の強硬勢力の活動により、2008年の北京オリンピック開催も
影響を受けることがあり得るという戦略的判断に基づくものだ。
◆9年ぶりの大規模鎮圧作戦
新疆自治区公安庁(警察庁)の巴燕報道官は8日、
「新疆ウイグル南部のパミール高原付近にある
“東トルキスタン・イスラム解放組織(ETIM)”の基地を壊滅し、
この過程でテロ組織のメンバー18人を射殺し、17人を逮捕した」と発表した。
また、公安は手製小型爆弾20発余りと製造途中の手りゅう弾1,500個を回収した。
今回の衝突は、1998年4月に新疆自治区伊寧一帯で、公安とETIM側が
十数回の銃撃戦を繰り広げて以来、9年ぶりに起きた最大の鎮圧作戦だ。
中国現代国際関係研究所反テロ研究チームの李偉チーム長は「今回の事件を通じ、
中国がテロ無風地帯ではなく、中国にも独自の武器調達能力を備えた
武装テロ組織が存在していることが初めて明らかになった」と評した。
国営チャイナ・デーリーは「2002年8月、国連によりテロ組織の一つとされた
ETIMの中心人物らがパミール高原の山岳地帯に潜入し、テロ活動の訓練基地を建設した。
そこでは少なくとも1000人のETIM所属員らが“アル・カイダ”の支援を受けていた」と
主張している。
◆新疆地域には50以上の分離独立組織が存在
中国当局によると、新疆地域の独立を要求する組織はETIMや
「世界ウイグル青年代表会議」「東トルキスタン情報センター」など、
全部で50以上に上り、活発な活動を繰り広げている。
中国の省・直轄市・自治区の中で面積が最も広い(全国土の約10%)新疆地域は、
人口1900万人の半分をイスラム教徒が占め、中国の他地域とは文化的・社会的に
大きく異なっている。
新疆地域のイスラム教徒らは、1933年11月に新疆西部の喀什に
「東トルキスタン・イスラム共和国」を建国したが、わずか3カ月で崩壊した。
その後中国の支配下に入り、1955年に中国の自治区に編入されたが、
旧ソ連解体や9・11 同時多発テロなどをきっかけに、分離独立運動が活気を帯びている。
香港・浸会大学の丁偉教授は「仏教信者が多く、
非暴力独立運動を行っているチベットとは異なり、新疆は外部のイスラム勢力の支援を
容易に受けられるため、統制が難しい。中国政府が独立を容認することは決してなく、
超強硬対応で一貫するだろう」との見方を示した。
香港=宋義達(ソン・ウィダル)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
-------------------------------------------------------------------
中国:公安当局がウイグル独立派18人殺害(毎日新聞)
【上海・大谷麻由美】中国共産党機関紙「人民日報」は9日、
新疆ウイグル自治区の公安当局が今月5日、同自治区からの独立を綱領に掲げる組織
「東トルキスタン・イスラム運動」のメンバー18人を殺害し、
17人を拘束したと報じた。同組織の大規模な取り締まりを公表するのは異例。
同紙によると、組織は国外からリーダー格を中国に入国させ、
中国西端のパミール高原山岳地帯にテロ訓練用のキャンプを設立。
公安当局はこのキャンプを捜索し、大量の手製手りゅう弾などを押収した。
捜索の際、組織側の抵抗で公安当局側にも死傷者が出た。
中国外務省の劉建超報道局長は9日の定例会見で
「国際的なテロ勢力と同調して悪事を働き、中国でも一連の暴力、
テロ活動を画策していた」と述べた。
毎日新聞 2007年1月9日 20時22分
--------------------------------------------------------------------
北京オリンピックが間近に迫り、そこで東トルキスタンの独立運動に伴うテロ行為が
行なわれるのでは?といった話があります。
今回の中共の掃討作戦も、違例の外国への報告も北京オリンピックに向けての
対策であり、アピールでしょうね。
東トルキスタンのテロ行為に対し強行な態度に出るという姿勢を示したのでしょう。
はたして実際に北京オリンピックに何かの活動はあるのか?
虐げられた民族・種族が、強大な中共人民軍にに対して、反旗を翻すのに
北京オリンピックというのは格好の機会です。
絶好の機会であると考える東トルキスタンの活動家と、国際的注目であるから
中国の不安定と、まとめる力の弱体を見せないために、
全力でテロ行為を阻止した中共政府と、完全に対立します。
中国外務省は「国際的なテロ勢力と同調して悪事を働き、中国でも一連の暴力、
テロ活動を画策していた」とコメントしていますが、
「悪事を働き」「暴力」をしているのは中共政府そのものです。
「自分たちのやっている行為は正しい」「死んでも罪を認めない」という中国人、
中国という体質をそのまま表しています。