花は桜木・山は富士

完全に自分為の資料的ブログですが、このサイトを見て感じる人がいると嬉しいです。

「ニセ札銀行」

2006-04-09 02:18:11 | 中国
今の中国でどれ位ニセ札が多いかというと、銀行から下ろして来た金の中にも
ニセ札が混じっている位多い。100枚中6~7枚位はニセ札だ。
この話は、ニセ札の多さを示すものとしても語られるが、
銀行員もグルなのではないかという疑問を提起するものとしても語られる。
銀行から下ろして来たばかりの金がニセとなったら、銀行はなぜニセ札に
気付かないのかという疑問がわくし、そこから「銀行員もグル」という答えを
導き出すのは、ごく自然なし思考回路だろう。

(略)

ニセ銀行が摘発されたこともある。こうなると何を信用したらいいのかわからないが、
実際、中国では信用出来るのは自分だけだ。ニセ札がこれだれ多く流通していると、
ニセ札鑑別機がなければなかなか交易がスムーズに進まない。

特に、高額の札を出すと信用されず、細かいのをよこせと要求され、
日常のちょっとした買い物をするにも非常に不便である。
買い物をした客の側で、店員は受け取った札がニセ札じゃないかと調べ、
客は客で自分が買った酒がニセ酒ではないかと調べている。
そんな風刺漫画が冗談ではなく、笑えもしない。それが中国という社会なのだ。

「チャイナ・リスク」黄文雄 著
-------------------------------------------------

私の中国旅行した時はニセ札などには気付かないが、エライ札は汚かった。
中国に詳しい人に聞くと中国政府は紙幣を刷っても回収したり把握していないらしい。
だから数十年前の札がいまだに出回っているので、かなり不潔な札が多いみたい。

最新の画像もっと見る