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え、韓国が翻訳図書で世界一?

2007-04-23 12:43:26 | 韓国
世界一の「翻訳書天国」韓国、出版物の29%が翻訳書

 韓国では1年間に出版される本のうち、翻訳書の比率(2004年)が29%に達しており、
これは世界1位になる
、と米紙ニューヨーク・タイムズが今月15日付で報じた。
同紙の週末版ブックレビューで、韓国はチェコとともに世界で
最も翻訳書出版率の高い国家に挙げられ、その他の国の翻訳書出版率は、
スペイン25%、トルコ17%、中国4%、米国2.6%だった。

 また、世界的ベストセラーの『ダ・ヴィンチ・コード』は、
昨年1年間に世界で7500万部が売れたが、韓国語翻訳版は320万部売れ、
同じく320万部が売れた中国語翻訳版とともに、
フランス語翻訳版(540万部)に続き2位となった。

 大韓出版文化協会の統計によれば、韓国の出版物のうち翻訳書が占める比率は、
1995年の15%から2003年には29.1%と急激に増加した。

しかし、その後28.5%(04年)、24.5%(05年)、
23%(06年)と再び減少傾向にある。

 また、翻訳書の原書を国家別に見ると、日本が40.2%と最も多く
次いで米国(25.2%)、英国(9.9%)、フランス(6.0%)、
ドイツ(6.0%)の順だった。

 出版人会議のパク・ヨンリュル教育委員長は
「90年代中盤から後半にかけて海外書籍の翻訳出版が増えたのは、
知識植民地の拡大というよりも、グローバル化時代に対応しようとする
積極的な努力と見られる。今後読者らは、外国のものをそのまま持ち込んだものよりも、
韓国的に消化したものを求めるようになると見られ、
翻訳書の出版点数は増えるものの、その比重は減り続けるだろう
」との見通しを示した。

ワシントン=許容範(ホ・ヨンボム)特派員
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この記事を読んだ時に私が驚いたのは、
「あれ、翻訳本の数は日本が世界一じゃなかったっけ?」と思ったのですが、
記事を良く読むと、「翻訳書の比率」が世界一とのこと。
つまり、韓国内の本の内、外国図書の割合が最も多いということです。

・・・えーと、これって誇れる数値じゃないですよね?
日本人なら、自国内で氾濫する本が外国製ばかりというのは
自国産の本の力の無さを表していると思うんですけどね。
(もしくは国民が自国の本に興味を示さない)

ま、記事も別に誇っているわけではないでしょうが、
むしろ危惧するべきなんじゃないですかね?

日本からの翻訳書が一位なのはマンガ本の比率がかなり高いのでしょう。
他国と比べてもマンガ本の数はハンパではないので、
マンガの翻訳本といったら「日本製」といえるでしょうから。

ただ最後の一文が韓国らしいのですが、
「外国のものをそのまま持ち込んだものよりも、韓国的に消化したものを求める」
翻訳本で「韓国流」に変えるというのは、
「パクって書き換えて売る」ってことなんでしょうか?
さらに続く文も「翻訳書の出版点数は増えるものの、その比重は減り続けるだろう」
自国産の出版物が増えない事には、比重は減らないと思うので
翻訳書が増え続けて、かつ比重が減ると考えるのは無理がある考えじゃないですかね?

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