日本遺族会(会長=古賀誠・自民党元幹事長)は15日、小泉首相の靖国神社参拝問題への対応を協議するため、17日に緊急幹部会を開くことを決めた。首相に参拝を求めるという、従来の会の考え方に変更はないことを確認する方針だ。11日の幹部会で、古賀会長が「参拝に当たっては近隣諸国への配慮が必要だ」との見解を示した。これに対して、会員から「これまでの会の考え方が変わったのか」との問い合わせが相次いでいるため、会としての姿勢を確認することになった。
* * *
『古賀誠・自民党元幹事長』って何か聞き覚えがあるなぁと思ったら…あれですよ、人権擁護法案の審議の時に、反対派に向かって「公明党がこの法案を推し進めていうのに、協力しなければ選挙で協力してもらえません! わたしの人権を守ると思って、この法案を通させてください!」と言った人ですよ。まだ生きてたのか。
最近、行動がえらく空回っているようですけど、大丈夫なんでしょうかこの人。何か切羽詰った事情でもあるのでしょうか。つか、会長自ら、会の方針とは違うような発言をしちゃって、無事で済むんでしょうか。実際問題として、他国の報道が「『遺族会』は他国に配慮すべきといっている」と誤解されてしまっているんですけども。どう挽回するつもりなんでしょう。
ただでさえごたごたしていうところに、韓国・中国に対して「日本の中の当事者も反対している」と声高に主張する隙を与えてしまったわけですから…会長職をクビにされるんじゃないかなぁ…。古賀さんとしては、泥沼ですけども、まぁいわば自分の舌禍による自業自得というか…。とりあえず、それこそ立場を考えて発言するべきだと思います。