フジテレビジョンの村上光一社長は23日の定例記者会見で、業務提携を決めたライブドア以外のポータル(玄関)サイトに対しても、著作権などの処理が済んだテレビ番組などをインターネット配信していく考えを明らかにした。
村上社長は、ライブドアに供給するコンテンツ(情報内容)に関し、「たぶん最初は(ほかのサイトに供給するものと)同じものになる。一番喜んでもらえるのがスポーツ。権利上の問題をクリアできたらやれるのではないか」と話した。ただ、ライブドアに対しては、コンテンツを他のサイトよりも早く提供するなどの配慮をする可能性があるとした。
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これが本当にされるとしたら、ライブドアの面子は結構つぶれてしまうような気がするんですが…。なんというか、インターネットにフジテレビが参戦する踏み台にされた、という印象が。体のいい実験台というか。
どれぐらい、というのにもよると思いますが、コンテンツを早く提供することに大きな意味はあまりないように見えますが…実際はどうなんでしょうね。テレビと違って好きな時間にアクセスできる、ということは、別段後から検索しダウンロードするということもできるわけですから。映画に対するビデオというか。ニュース番組ならまだしも、観たい時に観ることができるネットコンテンツだと、少なくとも月単位ぐらいでずらさないと意味がないのではないでしょうか。
つか、ぶっちゃけそのためだけに、利用しているポータルサイトを変更するなんてことがあるのか、と。コンテンツダウンロード用だけにライブドアを使い、普段は自分の好みの検索エンジンを使う、といった感じに使い分けるだけじゃないかと思うんですが。
…と、ここまで書いてなんですけど、ポータルサイト=検索エンジン、という猫西の前提が間違ってたら、今回のコメント全部がぐだぐだになってしまうわけですが、そもそもポータルサイトの定義ってなんでしょうねぇ…。現在の学者さんや政府はもうちょっとがんばって明治初期の人たちを見習って、カタカナを減らして新しい言葉を作ってほしいです。ネットとビジネスが結びつくとカタカナばっかでわけわかんねー…。