聨合ニュースによると、韓国の盧武鉉大統領は１３日、平壌で１４～１７日に南北共同宣言５周年を記念をして行われる「民族統一大祝典」に参加する勧告政府代表団長の鄭東泳統一相に対し、訪朝が北朝鮮の核問題の助けとなるよう努めることを求めた。代表団は、核問題の平和的解決の原則を再確認した米韓首脳会議の結果を伝達して、６か国協議への早期復帰を促す方針だ。
韓国統一省の１２日の発表によると、政府代表団は４０人で、統一省当局者のほか、丁世鉉、林東源、朴在圭の元統一相３人も諮問団として加わる。【ソウル＝豊浦潤一】
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…足元見られて、「訪朝」を高く買わされるのがオチだと思うんですけども…。アメリカ側の「てめぇの身の振り方決めるんだから、ちゃんと参加しろよ」という言い分は、北朝鮮にとっては不愉快だと思うんですよね。で、こないだの米韓首脳会談で盧武鉉大統領はブッシュ大統領に、そのあたりきちんと釘をさされているでしょうし。
なんというか、一種の踏み絵になってしまったような。素直にブッシュ大統領からの伝言を盧武鉉大統領が統一相に伝えて、統一相が北朝鮮に正直に伝えれば、北朝鮮は怒るけどアメリカは安心しますよね。バランサー発言やら反米デモやらで米韓の仲は冷え切っていますけれど、かろうじて破綻の一歩で前で踏みとどまれるというか。逆に、北朝鮮へ行くということで、統一相や盧武鉉大統領が「民族はひとつ」とか「アメリカはひどい」などと調子に乗って喋ってしまうと、アウトということでブッシュ大統領が韓国にペケをつける、と。
米韓同盟によって立つのか、それとも民族はひとつということでアメリカと決別し、北朝鮮と同じ道を歩むのか。分水嶺ですねぇ…。