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あるはなく 千葉優作 青磁社
(2023-10-21 11:28:04 | 歌集)
かなしみの予兆のやうにしづかなりティ... -
漆伝説 萩岡良博 本阿弥書店
(2023-05-17 10:21:02 | 歌集)
米に換ふるため着物縫ふ母わかく糸切り... -
生きてこの世の木下にあそぶ 山中もとひ 六花書林
(2023-04-22 13:24:55 | 歌集)
サイコロに似た家コロコロ建ち並ぶ小さ... -
いま二センチ 永田紅 砂子屋書房
(2023-03-26 22:57:22 | 歌集)
からんからんすっからかんに音はなし陽... -
空の家族 和田守玖子 現代短歌社
(2023-02-09 12:31:11 | 歌集)
耳内に壊れたラジオ一つあり少女の頃よ... -
三千世界を行く船 小谷博泰 飯塚書店
(2023-01-25 10:41:06 | 歌集)
戦災あり震災ありて集められ目鼻の消え... -
それより七日
(2022-12-29 10:40:47 | 歌集)
夜半しづかに猫は寄り来つ生涯の終りの... -
薔薇の芽いくつ 大地たかこ 本阿弥書店
(2022-12-04 09:27:41 | 歌集)
いつ咲いていつまでとなく花八つ手こん... -
運河のひかり 時本和子 砂子屋書房
(2022-11-17 23:32:19 | 歌集)
鳩一羽とり出しさうな手つきして男性美... -
無言にさせて 高橋ひろ子 砂子屋書房
(2022-11-13 00:20:05 | 歌集)
青梅が店に積み上げられてゐて心ざはざ... -
春の質量 河合育子 短歌研究社
(2022-11-09 23:23:35 | 歌集)
蔓草がはてなく繁る夏野ゆくひかりする... -
しずくのこえ 東海林文子 六花書林
(2022-10-31 11:00:39 | 歌集)
スーパーの袋一つの手応えを提げて帰り... -
夏の天球儀 中川佐和子 角川書店
(2022-10-23 11:05:37 | 歌集)
長くながくかかりて選ぶ夏帽子卒寿の母... -
淡黄 山中律雄 現代短歌社
(2022-10-18 17:20:18 | 歌集)
大きなる鯉のあふりにたゆたへる水の濁... -
はるかな日々 栗明純生 六花書林
(2022-10-10 22:34:28 | 歌集)
夕さればあかねの影絵、大手町を眼下に眺(み)つつメール読み継ぐ入りくるメール幾十... -
ひともじのぐるぐる 田上義洋 六花書林
(2022-09-20 19:28:58 | 歌集)
幾千の花を水面に散らし終へ五月の山へ... -
おかえり、いってらっしゃい 前田康子 現代短歌社
(2022-09-04 12:06:33 | 歌集)
ひんやりと足踏みミシンに秋が来て踏め... -
麦笛 室井忠雄 六花書林
(2022-08-04 22:52:14 | 歌集)
「最初はグ-」を流行らせたるは志村け... -
発寒河畔 明石雅子 六花書林
(2022-07-28 15:05:12 | 歌集)
やはらかき雪のくびれにさす茜 中洲ふ... -
樟の窓 大辻隆弘 ふらんす堂
(2022-07-21 17:58:13 | 歌集)
一月五日 岡井隆の誕生日亡きひとの...