73歳と仰る呉服店社長と。いつも変わらず若造のわたしにでも会話の随所に細やかなお心遣いくださる。そして頭の回転がめちゃくちゃお速い。博識。どんな話題を振ってもネバーエンディングに続く会話、またそれぞれの締めも軽やかに決まる。エレガントというしかない。
毎度お話に寄らせていただくと会話は2人でハイパードライブに入る。口先だけなんかじゃなくて、脳ミソというか、お互いの思考に入って会話が無言領域でも進み合う。会話になるのはそのマイルストーンチェックみたいなもの。ごく一部。そんなわけだから
他のどなたもついてこれないそしていつも入手できない類の本を快く貸してくださる
今日もとっても楽しい時間をありがとうございました
このことが起きるのはこの社長がご自身のお店で取り扱いの呉服の質に確固たる自信をお持ちが故だし、ほうぼうで目だけは相当肥やしてきた着物視点を持つわたしが発する反応。レンタル店でこのやりとりは到底見えるわけのない世界。
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わたしも70歳になった時、
30歳や40歳、50歳の「子」たちに
「香さんと話すのめっちゃ楽しい!こっちの話はよく理解してもらえるし、知識もらえるし、頭の回転が子氣味良く早まって痛快!」
とでも言われたい。そんな20年後を目指す!
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今日は単衣紬に真綿帯は暑かった。油断しました。今から2週間は昼は真夏温度予報。