とある場所へ行った。わたしはいつものように着物を着ていた。
50代女性「なんで着物なんですか?」
わたし「いつも着物なんです。着物スタイリストです。あと、日本語を大事にする英語の先生という意思表示でもなるべく着ています。」
「なんですか?そんな職業きいたことありませんが、着付けでしょう?何が違うの?そんなのきいたことないわ」
かなりトゲトゲ口調で。
「着付け師じゃなく、着物スタイリストです。日本全国みてもそう人数はいないと思います。着物はルールが凄く難しいのと、組み合わせのコツが洋服とは違うので、お手持ちに何を足せばどんな目的に着られるとか、予算と目的に応じたお買い物同行だとか、似合うかどうか、着物のルールをわかっているうえであえてどんな効果狙ってどう着るか、などをわたしはアドバイスできます。なのでそれを必要としていただくかたに仕事としています。」
「えー??あなた洋服のスタイリストすればいいのに。ね、ね、なんで洋服のスタイリストしないの?」
「洋服スタイリストは既にたくさんいるから必要ないでしょう。逆に着物のルールや知識あるかたは滅多にいないので仕事にしています。」
隣で70歳ぐらいの女性が、うんうん、とうなづいている(笑)