
今朝は生まれて初めて男物の帯を締めました。(Instagramにあり。 Come Together, something, Lady Gaga 🎤) 快適すぎて😍 男物の帯なら、全身2分で着付終わる。これこそ日常服だと思う。二度と女ものの帯締めるのやめようかなと思う位快適。
昨日の友達との会話。上村松園の絵の江戸明治時代の着物姿の人は色気があるよね。なんでだろう?
それは完璧に着付けをすることがダサイと言う感覚が、日本人の本来の着物を扱う価値観の中にあるからだ。
着物ルールブックの中にもある、着物警察さん達でも知ってるはずの、「外し」と言うコーディネートテクニック。洋服ではやらない、あえて着物のコーディネートの色トーンを1つ小さな面積で青みか黄みを外すのである。完璧は面白くない、色気がない、ダサイのである。
着物の着付けは完璧にしないと恥ずかしいに決まってるわと言ってるそこのあなた、多分あなたのその着付けは、隙もない、色気がないし、何よりかっこよくない🤣
と言うものの、基礎を1度も学ばずに、初めから崩しちゃうのはかなり汚く見えるので、そこも紙一重。
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注意⚠️多少怒りも混じった問題提起の投稿です。
着付は5分程度で終わらせないと、
日常着から、単なるイベントコスチュームになりさがる。
着物初心者の頃は、3曲10分のCDをかけて10分以内に着付けが終わるように自己特訓しました。
コメント欄に5分で長襦袢から着物そして名古屋帯お太鼓結びが終わる動画を貼り付けます。名古屋のお太鼓結びは、3分程度で終わらなきゃ普段着になれないと思います。どなたかのインスピレーションなれば幸い。
p.s. 30分もかかる着付け完成形が、我が者顔で浸透してるようでは、着物は衰退するの、当たり前。3月末から大阪で始まる、上村松園展の絵を見てください。あれが毎日着物を着ている人のシルエットです。
30分着付けの信仰者が今の60代70代の日本人に多すぎる。この人たちは、日常に全く着物を着ない、着れもしないのに、恥も感じず、着物エキスパートのごとく振る舞い、威張る。俗に言う「着物警察」と呼ばれている人たちのことです。百害あって一利もなし。着物産業にマイナスと言わせてもらいます。大体着物をきれいに着れる人は、着物警察になりません。
スーツを着るのに、ネクタイを締めるのに、トータル時間30分かける人がいますか?
私は着物の衰退は避けたい。日本人の誇れる、身体機能をマックスにする着物の構造美。