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やっぱりゴーンがいないとだめなのね

昨日スマステでカルロス・ゴーン社長の特集をやってました。以下番組内容より

>1985年、30歳になったゴーン氏は、故郷であるブラジルのブラジル・ミシュラン社長に大抜擢されました。
しかし当時のブラジルはインフレ率が1000%を超え、ブラジル・ミシュランも膨大な赤字を出し、まさに閉鎖寸前だったのです。
しかしゴーン氏は、たった1年で黒字に転換、3年後には100社以上にも上るグループ会社の中で最も売り上げ利益を上げている子会社として再生。
その後、北米ミシュランも同様に再生させたゴーン氏は、その手腕を買われ、42歳の時にヘッドハンティングされました。
ゴーン氏を見初めたのは、フランスの自動車メーカー『ルノー』でした。
当時、ルノーは、アメリカ進出とボルボとの提携というふたつの国際的戦略に失敗し、グローバル化に出遅れたヨーロッパの落ちこぼれメーカーでした。
しかし、子供の頃から車好きだったゴーンにとって、自動車メーカーは憧れの存在だったため、ふたつ返事でルノーのオファーを快諾。
そのルノーで、ゴーン氏は社運を賭けた極秘プロジェクトを任せられる事になりました。そのプロジェクトとは『日産との資本提携』。
幾多の失敗を繰り返し、もう後がないとまで言われたルノーにとって日産との提携は、国際競争に生き残る生命線だと考えられていました。
しかし、その当時の日産も実はルノー同様瀕死の状態にあったのです。

実は、僕は以前からゴーン氏を崇め奉る日本のメディア、一部の経営者を不思議だと思っていた方の人間です。
その理由のひとつが昨日の番組内で明らかになっています。(赤字の部分)
つまり、当時メディアが書きたてた『ルノーを立て直したゴーンが、ニッサンの改革に!』
というのはガセだったのです。ルノーは当時まだ立て直ってなかったのです。

さらにここ数ヶ月、日産車が売れていません。

2005年4月からゴーン氏はルノーのCEO(最高経営責任者)も兼任している。
そしてフランス4 対 日本4 対 諸外国2 という年間スケジュールになっているらしい。
そこで、ニッサンCOO(最高執行責任者)に志賀俊之氏が就任しているのですが、
ゴーン氏の数字達成(中期経営計画「日産180」で公約した販売台数達成期限が2005年9月末だった)
のために前倒しで新車発表したツケがまわってきているのか、10月からすごい失速です。

キューブ・マーチは一昨年の販売台数の約半分、高級車フーガも大激減・・・。
だから、あわててフランス・ルノーに行ってたゴーンが帰ってきてプロモーションしているようにしか見えません。
(「売れてます」といえるのもOEM供給の新型モコだけとはトホホの状態・・・。)

ゴーン氏のやったことは、コストカットとリストラと系列切りと企業城下町潰しです。
その結果、経営成績が向上したとしても、喜ぶのは本社と株主だけ。

景気回復が言われていますが、しかし、そのことによって系列の中小下請けが潤うこともなく、企業城下町の商店が賑わうこともない。
メディアをあおり、『新車は販売台数が倍増する』ことを利用し新車発売スケジュールを前倒しし数字調整、自分が社長の期間だけの成績しか考えないMBA経営者め。

ホリえもんと大差ないと僕は思っています。
ダメ社長だと言っているのではありません。素晴らしい社長だと思います。
ただ、メディアは持ち上げ過ぎだと言いたいだけです。
昨日のスマステの香取くんも「すげー、すげー」言いすぎでは?

ま、ニッサンさんゴーンに頼らず頑張れ!

HOME業界情報日産やっぱりゴーンがいないとだめなのね

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