昨日(24日)、PET-CT検査を受けてきた。
私にとっては、2回目のPET-CT検査。
1回目(2005年11月)も同じ医療機関で受けているため、
前回より緊張はなかった。
でも、検査をする目的は違っている。
前回は、乳癌と肺癌から再発や転移がないかのチェックが目的で、
自覚症状はなかったが、
今回は、脚(向こう脛)が痛いという症状がある。
乳癌と肺癌を克復したということで、
この2、3年、骨シンチや全身のCTを検査していないので、
結果が怖い。
【13:00】・・・PET医療機関に到着
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受付(健康保険証、病院の紹介状、問診票を提出)
そして、会計も先に済ませる・・・私の場合、保険適応で約3万円。
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コンセルジュに案内され2Fのラウンジへ。
【13:10】・・・問診室へ案内される。
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看護師さんとお話(既往歴、薬、食事、体調について)
3年前のカルテがあるので簡単だった。
問診が終わり、ペットボトルのお茶(500ml)を提供される。
検査のために使用する放射線薬剤を排尿にて外に出すために、
水分(お茶orお水)を摂らなくてはならない。
【13:30】・・・更衣室に案内される。
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金具のついた物は全部外し、検査着に着替える。
タイツも腹部を締め付けるのでNG。
(ソックスはOKとのこと、前もって伝えてほしかった)
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ペットボトルとロッカーの鍵だけをもって、
更衣室のソファに座って待つよう指示される。
雑誌を読みながら待つ。(20分位?)
【13:50】・・・身体検査
身長・体重測定+血糖の検査(指先に針を刺して)+血圧測定
【14:00】・・・検査室に入る。(ここでペットボトルを回収)
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検査薬投与(がんを発見するための薬剤<FDG>を腕の静脈に注射)
【14:15】・・・薄暗い部屋に案内される。
(薬剤(FDG)が全身に回るまで約60分間安静にしておく)
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部屋は仕切ってあり個室になっている。
リクライニングベッドとテレビ(DVD)、時計が置いてある。
電気毛布も備えてあり嬉しかった。
【15:20】・・・PET-CT検査が始まる(約20分)
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CTやMRIに似た医療機器があり、横になる。
指定の場所に頭を置き、腕は上げて(バンザイの格好)固定され、
両足を揃えて、固定される。
検査の間は、呼吸を吸ったり吐いたりの指示もなく、
ジッと横になっているだけで機器が動き、20分位で終わる。
私は突発性難聴のため、アナウンスが聞き取りにくくてちょっと困った。
【15:50】・・・検査後、再び、薄暗い部屋に案内される。
検査前とは違う部屋だけど、同じ造り。
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検査後、排尿にて放射線薬剤は外へ出ていく。
より詳しい診断をするために、2回目の撮影をする場合があるとのことで、
約30分、この部屋で待機。
【16:30】・・・放射線技師の方が来られ、無事検査終了を伝えられる。
検査室を出ると、再び、コンセルジュが待っておられ、
更衣室→着替えをして、終了。
受付から終了まで約3時間半。
リクライニングベッドで横になっている時間が多いものの、
心身ともに疲れた。
結果は、1週間くらいして、
紹介医宛てに郵送するとのこと・・・。
年末年始期間があるので、1月5日以降になる。
PET検査は、日本ではまだ保健医療に認可されていない。
そのため一般化されていないが、
欧米では「癌が疑われたらまずPETを・・」というほど定着している。
PETを検査して治療方針を決めていくのである。
日本でも、PETの質の高さに急速に普及しつつあるが、
広島県ではまだ二つの医療機関しかPET検査を受けることができない。
3年前もそうだったので、いまだに増えていないことに疑問をもつ。
広島県の人口は、287万1090人。
お隣の岡山県や山口県の方が人口に対して、PET施設が多い。
広島の医療従事者にとって、
PET検査が、癌治療の有効な手段の一つだという認識が薄いことが
他県と比べて遅れている理由なのだろうか。
癌の早期発見、早期治療のためにも、
もっと積極的にPETに取り組む医療機関が多くなることを願うばかりです。