昨日(12月21日)ご紹介した 小倉恒子先生の著書について、
まだまだ、お伝えしたいことがあり、
今日もまた、先生の著書に触れることにしました。
「乳がんが再発した人の明るい処方箋」には、
昨日記載したことはホンの一部で、
再発~全身転移した小倉先生からの熱いメッセージがたくさん書いてあります。
【目次】
★Part1=私と乳がんとの関わり
★Part2=どうして私が乳がんなの
★Part3=持つべきものは「がん友達」
★Part4=予後不良。でも神様は見捨てなかった
★Part5=再発。覚悟を決めた、長期戦だ
★Part6=再々発からついに全身転移へ
★Part7=抗がん剤で闘うぞ。弱音は吐きません
★Part8=全身転移から奇跡の復活
★Part9=がんに勝つには精神力(きもち)が一番
★Part10=怖がらないでもっともっと生きようよ
著書の中には、乳がんを中心に、
抗がん剤の種類、腫瘍マーカーの種類、
再発・転移しやすい場所、
再発・転移の治療方法、免疫療法などについても述べてあり、
また、精神面では、
自律神経をコントロールする技、リラクゼーション、
パニック時、リラックスする方法なども指導してくださっています。
そして、昨日ご紹介した「抗がん剤に負けないおしゃれメイク」も必読です。
小倉先生ご自身が闘病で経験されたこと、
そして、医師としての立場から執筆されているため、
内容のすべてが、乳がん患者を勇気づけます。
“他の乳がんの著書には書いてないことが書いてある”
読者の私たちにはそれが一番の喜びです。
先生と同じように、乳癌再発、再々発した私は、
先生の全身転移への経緯を拝見しながら、
他人事と思えず、
涙を流しながら読みました。
「先生は強いなー」と尊敬する半面、
繊細で、可愛い一面も垣間見えて、
本当に魅力的な女医先生だな・・と思います。
先生は耳鼻咽喉科がご専門なので、
私が突発性難聴で悩んでいた時、診察してほしかったなぁと、
そんなことまで考えてしまいました。
「乳がんは5年や10年のつきあいではなく、
初発から20年間再発なしに過ぎたら初めて治ったといえる長い経過を追う癌です」
初発から13年目に再発された先生は、こうおっしゃっています。
10年経ったから大丈夫ではないのですね。
あなどれない癌だと思います。
私は、初発から11年8ヶ月。
その間、再発、再々発、肺癌も乗り越えてきました。
でも・・・・先日から書いているように、
最近、脚(向こう脛)が痛み、外科の紹介で、
今週にはPET-CT検査をすることになっています。
今、不安でいっぱい。
でもね、小倉先生の
「怖がらないでもっともっと生きようよ」というメッセージが心に響き、
どんな結果になっても、頑張ろうと思います。
また、先生は「がん難民」に関連して、
とても大切なことを書いておられます。
「主治医と向き合った時に、うまく信頼関係を結ぶというのが、
最も望ましいと思います。
また、感謝の気持ちを忘れないこと。
医者は医者で、患者さんを同じ人間として尊厳をもった存在として接し、
重荷を一緒に背負っていこうという心構えが必要です」
耳鼻咽喉科医でありながら、
乳がん患者でもある小倉先生ならではの力強いメッセージだと思いました。
最後になりましたが、
小倉恒子先生、
『希望』と『勇気』をありがとうございました。
どうか、これからもお元気でご活躍されますようにお祈りしております。