
上の写真の薬、1カプセルの値段、いくらでしょうか?
今週(当時)から新たに在宅医療で担当することになった患者さんが、1日に4カプセル服用されています。
紹介状を読んでいたら、ビンダケル(4C)分1朝食後???
ビンダケル・・・聞いたことない薬でした。

一体何の薬だろうか?
ネットで調べて・・・・薬価の欄で目がテンになりました!!

43672.8円/カプセル
患者さんの病名は、野生型トランスサイレチン型心アミロイドーシス。
この薬は病気の原因となっている沈着したアミロイドの新たな沈着を防ぐ作用があるようです。作用からして、毎日飲み続ける必要があります。
認可された7年前はもっと高くて1カプセル5万円以上でした。
年間6千万円以上かかるこの薬なのですが、病気の原因となっている沈着したアミロイドを取り去ることは出来ず、新たな沈着を防ぐ効果はあるとのことで、薬を飲み始めて30か月経過すると、生存率に30%ほどの差が出てくるのが売り文句です。30か月で1億5千万超!!それで生存率に30%の差って・・・大きいのか小さいのか??????疑問符が一杯湧いてきます。
指定難病なので、本人負担は殆どありませんが・・・・一時的には支払いが生じますので・・・高い薬だという事は十分にわかっておられます。そのうえで、
飲んでいおられるご本人も、奥様も、揃って・・・・
「効いている気がしない」と、言われています。
それは、症状を改善する薬ではなく、悪化を遅らせるだけの薬なのですから・・・効いている気はしないでしょうねぇ
昨日も他の患者さんにザイボックス(7358.6円/錠 1日2錠使用)という高価な薬をやむを得ず処方してしまいました。こちらの薬は抗菌薬なので、一定期間服用するだけですが、それでも、普通の薬に比べると高いです(10日間で15万円)!!
免疫チェックポイント薬オブジーボの値段に目を丸くしていた頃が懐かしい?
キムリア(B細胞性急性リンパが急性白血病の薬)の薬価は、患者一人あたり3349万3407円
脊髄損傷に対する肝細胞治療薬ステミラック注の薬価は、1回1495万7755円
上には上があって・・・・
米国では2億円を超え、世界一高い薬と言われる「ゾルゲンスマ」(一般名:オナセムノゲン アベパルボベク)が、日本でも2020年5月20日から保険適用されました。

日本での価格は1億6707万7222円で、現時点で国内最高額の薬だそうです。
ゾルゲンスマは、指定難病の一つである「脊髄性筋委縮症」の治療薬です。
2020年度の対象患者は25人が想定され、販売額としては42億円が見込まれているそうです
高価薬、超高価薬、あまり関係のない薬だと思っていましたが、少しづつ身近なものになって来てしまいました。
私は、こんな薬の方が好きなのですが・・・・

カロナール500㎎ 1錠8.8円 10錠1シートで88円、3割負担で30円以下です!