先日、ブレーキパッドの交換タイミングについて思うところを書いたが、今回はジルのブレーキパッドパッドを交換した話。
ソロキャンプに行って帰ったら前輪からシャーシャーという音が激しくなった。
ブレーキパッドは交換時期になるとパッドが減った事を知らせるパッドウェアインジケーターが付いている。
このインジケーターは、各パッドに1箇所付いているので一輪に2個付いている。
パッドが減ってくると、最初はどれか1箇所がシャーシャー鳴り出す。
そのまま乗っていると、その内に2箇所になり3箇所になり最後は4カ所からシャーシャー言い出す。
今回は2箇所が擦りだして気になる音になった。
来週には博多でキャンカーショーもある。
窓を閉めていると分かりにくいが、外にいれば異音に気付く。
駐車場に止めるのに多くの人から異音で振り返えられるのも恥ずかしい。
この際今回交換しよう。
パッドの交換作業はおおむね1時間程度必要だ。
長くなるので、ホイールを外したところから始める。
今回は輪留めをして、ジャッキで上げたまま作業しているが、リジットラックを使用しないといけない。
キャリパーの下側のボルトを14mmのメガネので外して、こじて上げるとブレーキパッドが見える。
キャリパーの上側のボルトも外す。
この時、キャリパーはブレーキホースがつながっているので無理をしないように上側にかわしておく。
ブレーキパッドは押さえのピンを外してやるとバラバラに外せる。
パッドウェアインジケーターがブレーキディスクで擦って光っている。
外したブレーキパッドは不要だが、インジケーターは使うので外すのを忘れずに !!
ペンチで軽くこねれば簡単に取れる。
ピストンを戻す作業をする前に、ウエスを濡らして掃除する。
ダストブーツを持ち上げて、ブレーキフルードが漏れてないか、内部が錆びてないかを点検する。
もし、ブレーキフルードが漏れているようだったら、シリンダーを抜いてカップの交換作業が必要だ。
今回は、漏れも錆びもないのでこのままシリンダーを押込む。
ピストンを押込むのはピストンコンプレッサという専用の工具があるが、万力でも大丈夫。
万力も無いようだったら、ウォーターポンププライヤーで挟んでもいいが、ピストンにキズを付けないように注意。
使用前と使用後。
3mm以下になったにら交換対象で、使用限界は1mm。
パッドの厚さは 10mm。
走り方にもよるが、ボクの場合は1mm減るのに7,000kmくらいだった。
パッドと一緒に外したシムは再利用するのでのサビを落とす。
古いパッドからパッドウェアインジケーターを外して新しいパッドに取付ける。
インジケーターを取付けなくてもブレーキ性能には問題ないが、次の取替タイミングを逃す危険がある。
今回、パッドの残量が3mm以上で働いたので、削って2mm程度で音が出るようにした。
パッドの組立てには、ラバーグリスを使う。
ゴムに付着してもゴムが劣化しにくい。
シムとパッドの間にも鳴き止めにグリスを塗る。シムの表側にも薄く塗る。
裏側のパッドにも塗る。
キャリパーは元通り14mmのボルト2本で固定する。
元通り組立てて完了だ。
反対側も同じように取付ける。
左のキャリパー取付けボルトが腐食して固かったのでボルトをワイヤーブラシで磨いて、ラバーグリスを塗布して組み立てた。
そのまま組み立てると、次は固着してしまう危険性がある。
ピストンを押込んだので当然ブレーキフルードのレベルが増えている。
ブレーキフルードはMin以下になると補充する必要があるが、パッドを交換したらシリンダーから戻ってくるのであまり補充しない方がいい。
ブレーキパッドを交換したら、20~30km走るとあたりがでる。
ブレーキパッドの交換は難しい作業ではないが、重要保安部品だ。
決して自分で交換するのを勧めているわけではなく、交換するタイミングを見失わないようにしたい。
シャーシャー音がしだしても5~6000kmは問題ないが、それを気付かず使いつづけると後の出費が大変。
ボクはキャンカーで長期間、長距離を走るので、旅先でトラブルが起きないようにと日頃から気を配っている。
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