私が地図好きなのは確か何度か書いていたと思ったが、ふと国土地理院のサイトを覗いたら「平成17年全国都道府県市区町村別の面積を公表 - 国土の面積は、1年間で7.81km2増加し、7,914.78km2に - 」というページがあった。国の面積が増えているというのに“!?”ときて、そこを覗いてみたらなかなか興味深い事柄がいくつかあった。
まず、昨年、日本の面積は1年間で7.81km2増加し、377,914.78km2になった。面積が増えるというのはたいてい埋め立てによるものだが、沖縄返還などで大きな増加があった年もある。
昨年に面積が増加した上位10位までの都道府県というのは・・・
順位 都道府県名 増加面積(km2)
1 岐阜県 24.67
2 愛知県 1.38
3 福岡県 0.91
4 兵庫県 0.82
5 山口県 0.74
6 新潟県 0.72
7 大阪府 0.55
8 北海道 0.40
9 沖縄県 0.27
10 和歌山県 0.26
・・・と、岐阜県がダントツに1位となっている。
あれ?岐阜県には海がなくて埋め立てなんてできないのに何で?・・と思ったら、岐阜県は中津川市が長野県木曽郡山口村を越県で編入合併したので一気に増えたのだ。
そして埋め立てではトップの愛知県は中部国際空港が開港したのが正式にカウントされたのだろう。ちなみにその増えた中部国際空港の住所は“正式に”「セントレア1丁目~5丁目」である。単なるマンションの名前のようでバカみたい。
そこで、合併や埋め立てなどの結果を受けての「面積の大きい市町村上位20位」のリストを見ると(平成17年10月1日現在)、1位は岐阜県高山市でこれはダントツ。面積は2,177.67k㎡で、高山市が、国府町(こくふちょう)、丹生川村(にゅうかわむら)、清見村(きよみむら)、荘川村(しょうかわむら)、宮村(みやむら)、久々野町(くぐのちょう)、朝日村(あさひむら)、高根村(たかねむら)、上宝村(かみたからむら)の周辺9町村を編入合併したためである。が、全て山間部の言ってみれば田舎なので面積はやたらと広いが人口は約9万7000人で10万人にも満たないのである。
2位は、こちらも12市町村が合併した静岡県浜松市。こちらは人口が50万人を超え、平成19年4月に政令指定都市となることを目指している。
3位が北海道留別村、4位が北海道松山千春と鈴木宗男でおなじみの足寄町。
で、5位がわが静岡市。合併当時は市としては日本一広かったがその後浜松市と高山氏に抜かれたのである。で、なんと全国の上位5つの中に静岡県が2つ入っているが、この5つのうち4つ、そして上位20のうち12市町が「平成の大合併」で誕生したもの。浜松市の北のほうなどはまさに・・、
田舎っぺ 大合併で 都会っ子
・・のようだが、静岡市だって3000m級のアルプスまでが市域だから似たようなものだろう。中心部に住んでいたって田舎っぺだし。
市町村合併などの“廃置分合”を除くと「面積が増加した上位10位までの市区町村」の1位は北海道は釧路支庁の釧路町・厚岸町なのだがこれは境界修正によるものだそうだ。
実は日本中の自治体は境界が未定な場所がかなり多く、それは県都にまたがる場所でも約20ヶ所にも及ぶ。上記の面積市町村上位5つのうちでも、浜松市、留別村、静岡市、の3つが正式には境界が未定なのだそう。そういえば富士山の山頂部分が山梨県との境界が2ヶ所決まっていない。そのうち富士宮市と鳴沢村との境界は日本一の地点(剣ケ峰)を含むのでこれはなかなか決着がしないだろう。でも山頂は富士宮浅間神社の所有であるのは裁判で判決が出ているので、いい加減に山梨県も諦めて富士山剣ヶ峯、日本一の場所は静岡県ってことにすりゃーいいと思うんだが。
じゃぁなんで上位が決まるのさ?とお思いでしょうが、そこは「総務省自治行政局発行『全国市町村要覧』(平成17年版)に記載されている面積を参考値としているのだそうだ。
さて?それじゃヨソはさておき、我が静岡市のどこが境界未定なのか?さらに市町村単位で調べてみると川根本町との境界が未定とのこと。ん?と思いMapFanを見ると確かに大井川上流、井川ダムのすぐ下の奥泉ダムのそばに地図上境界線が引かれていない部分がある。でもなんでこんなところがいつまでも境界が決まらないのだろうか?事情を調べてみると意外な歴史が絡んでいたりするかもしれない。
そして、お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、境界修正で面積が増えた北海道の「釧路町・厚岸町」なのだがなぜ2町併記なのかというと、実はこの2町間の境界が未定になったままで厚岸町・浜中町間の境界が修正されたので正式には面積が算出されず「釧路町・厚岸町」と併記されているのである。(それにしても浜中町の「住所」だけでも「姉別市街」というのと「姉別原野」ってのがあるが、「姉別原野」に郵便を出しても届くのか?届かないのか?それとも人は全く住んでいないのか?姉別市街にはいくつか郵便番号はあるが姉別原野にはない)
その釧路町と厚岸町との間で境界が未定になっているところを地図で探すと国道44号線の南にかなり長い区間で地図上境界線が引かれていない。厚岸GCですらもはっきりしていないが、ここのゴルフ場は納税をどっちの役所にしているんだろうか?
この境界未定のあたりの地名が「ルークシュポール」、「ポンルークシュポール」となっていて、それぞれの名がついた川も流れているが、このあまりにフランス語っぽい地名もアイヌ語から来ているのだろうか?ちなみにルークシュポールには郵便番号がある。ネットで検索するといくつか出てくるので、これは機会を改めて調べてみたい。
地図好きにとってやはり国土地理院というのはネタの宝の山であるようだ。
まず、昨年、日本の面積は1年間で7.81km2増加し、377,914.78km2になった。面積が増えるというのはたいてい埋め立てによるものだが、沖縄返還などで大きな増加があった年もある。
昨年に面積が増加した上位10位までの都道府県というのは・・・
順位 都道府県名 増加面積(km2)
1 岐阜県 24.67
2 愛知県 1.38
3 福岡県 0.91
4 兵庫県 0.82
5 山口県 0.74
6 新潟県 0.72
7 大阪府 0.55
8 北海道 0.40
9 沖縄県 0.27
10 和歌山県 0.26
・・・と、岐阜県がダントツに1位となっている。
あれ?岐阜県には海がなくて埋め立てなんてできないのに何で?・・と思ったら、岐阜県は中津川市が長野県木曽郡山口村を越県で編入合併したので一気に増えたのだ。
そして埋め立てではトップの愛知県は中部国際空港が開港したのが正式にカウントされたのだろう。ちなみにその増えた中部国際空港の住所は“正式に”「セントレア1丁目~5丁目」である。単なるマンションの名前のようでバカみたい。
そこで、合併や埋め立てなどの結果を受けての「面積の大きい市町村上位20位」のリストを見ると(平成17年10月1日現在)、1位は岐阜県高山市でこれはダントツ。面積は2,177.67k㎡で、高山市が、国府町(こくふちょう)、丹生川村(にゅうかわむら)、清見村(きよみむら)、荘川村(しょうかわむら)、宮村(みやむら)、久々野町(くぐのちょう)、朝日村(あさひむら)、高根村(たかねむら)、上宝村(かみたからむら)の周辺9町村を編入合併したためである。が、全て山間部の言ってみれば田舎なので面積はやたらと広いが人口は約9万7000人で10万人にも満たないのである。
2位は、こちらも12市町村が合併した静岡県浜松市。こちらは人口が50万人を超え、平成19年4月に政令指定都市となることを目指している。
3位が北海道留別村、4位が北海道松山千春と鈴木宗男でおなじみの足寄町。
で、5位がわが静岡市。合併当時は市としては日本一広かったがその後浜松市と高山氏に抜かれたのである。で、なんと全国の上位5つの中に静岡県が2つ入っているが、この5つのうち4つ、そして上位20のうち12市町が「平成の大合併」で誕生したもの。浜松市の北のほうなどはまさに・・、
田舎っぺ 大合併で 都会っ子
・・のようだが、静岡市だって3000m級のアルプスまでが市域だから似たようなものだろう。中心部に住んでいたって田舎っぺだし。
市町村合併などの“廃置分合”を除くと「面積が増加した上位10位までの市区町村」の1位は北海道は釧路支庁の釧路町・厚岸町なのだがこれは境界修正によるものだそうだ。
実は日本中の自治体は境界が未定な場所がかなり多く、それは県都にまたがる場所でも約20ヶ所にも及ぶ。上記の面積市町村上位5つのうちでも、浜松市、留別村、静岡市、の3つが正式には境界が未定なのだそう。そういえば富士山の山頂部分が山梨県との境界が2ヶ所決まっていない。そのうち富士宮市と鳴沢村との境界は日本一の地点(剣ケ峰)を含むのでこれはなかなか決着がしないだろう。でも山頂は富士宮浅間神社の所有であるのは裁判で判決が出ているので、いい加減に山梨県も諦めて富士山剣ヶ峯、日本一の場所は静岡県ってことにすりゃーいいと思うんだが。
じゃぁなんで上位が決まるのさ?とお思いでしょうが、そこは「総務省自治行政局発行『全国市町村要覧』(平成17年版)に記載されている面積を参考値としているのだそうだ。
さて?それじゃヨソはさておき、我が静岡市のどこが境界未定なのか?さらに市町村単位で調べてみると川根本町との境界が未定とのこと。ん?と思いMapFanを見ると確かに大井川上流、井川ダムのすぐ下の奥泉ダムのそばに地図上境界線が引かれていない部分がある。でもなんでこんなところがいつまでも境界が決まらないのだろうか?事情を調べてみると意外な歴史が絡んでいたりするかもしれない。
そして、お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、境界修正で面積が増えた北海道の「釧路町・厚岸町」なのだがなぜ2町併記なのかというと、実はこの2町間の境界が未定になったままで厚岸町・浜中町間の境界が修正されたので正式には面積が算出されず「釧路町・厚岸町」と併記されているのである。(それにしても浜中町の「住所」だけでも「姉別市街」というのと「姉別原野」ってのがあるが、「姉別原野」に郵便を出しても届くのか?届かないのか?それとも人は全く住んでいないのか?姉別市街にはいくつか郵便番号はあるが姉別原野にはない)
その釧路町と厚岸町との間で境界が未定になっているところを地図で探すと国道44号線の南にかなり長い区間で地図上境界線が引かれていない。厚岸GCですらもはっきりしていないが、ここのゴルフ場は納税をどっちの役所にしているんだろうか?
この境界未定のあたりの地名が「ルークシュポール」、「ポンルークシュポール」となっていて、それぞれの名がついた川も流れているが、このあまりにフランス語っぽい地名もアイヌ語から来ているのだろうか?ちなみにルークシュポールには郵便番号がある。ネットで検索するといくつか出てくるので、これは機会を改めて調べてみたい。
地図好きにとってやはり国土地理院というのはネタの宝の山であるようだ。
浜松の航空自衛隊の基地があって、学校の上を練習機が飛んでいたり基地祭が近づくとブルーインパルスの練習が学校で見れたりってのはありました。
全国各地の市町村合併で日々データが変わっているのですね。
今市市もあと少しで合併。面積だけ広くなっても中身がねぇ~。
人口も10万に届かないし、65歳以上が3人に一人の割合になり、全国平均よりかなり多いらしい。
っていうことは、介護保険が値上がりするよね。
あ~嫌だ嫌だ。
合併前に老人保険の徴収の変更とか大変だ~!ってえらく混乱したけど、今はもっと複雑になったんだね…。自分ちで始めて、保険は使わなくなったから…。
およそ20年前、浜松に2年住んでました。配属で。
もう今はぜんぜん変わっちゃいましたね。特に郊外が。
浜松は平野が広いのでまだまだ土地が余っている感じですね、旧浜松市だけでも。
その後転勤がなければ浜松まつりに出られたんだけどなぁ~・・。
旧清水市の人口はだいたい24万人で正解です。で、協会登録サッカー選手がそのうち3万人。8人に1人はサッカー選手なんです。
>きんでん
平成の大合併が終わるまではまだ大きな市が出現するかもです。65歳以上が3人に1人って多いねぇ!それこそ合併しないと財政がもたないでしょう。