日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

Beyond the boundary ~境界から広がる地球惑星科学~@代々木(1/8-9)

2010-12-15 06:33:15 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
日本サンゴ礁学会MLからの転載です。

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第9回地球システム・地球進化ニューイヤースクール
「Beyond the boundary ~境界から広がる地球惑星科学~」

日時:2011年1月8日(土)-1月9日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
主催:ニューイヤースクール(NYS)事務局

内容:第9回のテーマ「境界」は,種々の現象が特異的に起きる興味深い領域であるとともに,境界を意識しその実態を理解することで,境界に囲まれた領域の再認識にもつながると期待される.参加者一人一人がこれらの問題を主体的に考えることが出来るよう,第一線の研究者の方々による講演を企画している.

【主催】
NYS事務局(earth21-ml@jamstec.go.jp)
【後援(追加の予定あり)】
日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門
産業技術総合研究所 地質情報研究部門
高知大学海洋コア総合研究センター
(独)海洋研究開発機構

【趣旨】

【NYSのコンセプト】
NYSでは、地球(惑星)科学に魅力を感じ研究に取り組んでいる学生・院生・研究者が、集中的に広範な講義を受け、「地球(惑星)科学研究の今後のあり方」に意識共有を持てることを考えています。さらに、「スクールを通じ、参加者一人一人が意見・考えを伝えることができ、参加者間で意見・考えを共有することができ、そこから新たな考えを模索することができる」ことをコンセプトとします。また、参加者が普段会えない様々な世代・分野・立場の人々と交流することにより、視野を拡げ将来について考えたり、新たな研究を始めたりする「きっかけ」づくりの場を提供します。

【第9回テーマ:「Beyond the boundary ~境界から広がる地球惑星科~」】
 今回はこのテーマのもと、参加者一人一人がこれらの問題を主体的に考えることが出来るよう様々な分野を代表する第一線の研究者の方々による講演を企画しています。第9回のテーマに設定した「境界」は、大気と海洋の境界、海洋と堆積物の境界、地殻とマントルの境界などの境界にとどまらず、生命と非生命の境界、生物の大量絶滅に特徴づけられる時代の境界、地球科学と他分野の境界など、さまざまな形があります。境界は種々の現象が特異的に起きる興味深い領域であるとともに、境界を意識しその実態を理解することで、境界に囲まれた領域の再認識にもつながると期待され、それらを参加者全員で学ぶことを狙いとしています。

【対象】
 学部生・大学院生・ポスドクを主たる対象とするが、分野、年齢、立場を問わず(講義のレベルは博士1年~修士2年を想定)

【参加費】
 一律 3500円を予定(懇親会費込み)、前回同様割引企画を検討中(学生限定)

【受付】12月6日(月)~12月20日(月)
【規模】130名程度

【講師】
【通常講義】
1.生物としての「境界」=進化
 小林 快次 先生(北海道大総合博物館)
 「恐竜食性復元と鳥類の起源」

2.生命圏と非生命圏の境界、微生物の生死の境界
 高野 淑識 先生(JAMSTEC)
 「有機分子で観る「生命圏と非生命圏の境界」:特に左と右の分子キラリティーの視点」

3.地殻-マントル境界、モホール計画
 阿部 なつ江 先生(JAMSTEC)
 21世紀モホール計画:挑戦!モホ面貫通,人類未到のマントル到達へ!」

4.惑星科学と地球科学の境界、生物の大量絶滅に特徴づけられる時代の境界
 関根 康人 先生(東京大学)
 「地球と氷衛星タイタンの境界:雪玉地球、コールドビーナス、スーパータイタン」

5.岩石中の鉱物粒子間の境界
 平賀 岳彦 先生(東京大学地震研究所)
 「地球の中のミクロな「境界」:鉱物粒界・界面」

6.大気と海洋の「境界」=海面、大気海洋相互作用
 東塚 知己 先生(東京大学)
 「インド洋熱帯域の大気海洋相互作用」

【Ex レクチャー】
1.大野 希一 先生(島原半島ジオパーク事務局:ジオパーク)
 「地形・地質の専門知識の活かし方-ジオパークを用いた観光振興の現状と課題-」

2.渡辺 政隆 先生(サイエンスライター:科学コミュニケーション)
 「地球科学とサイエンスコミュニケーション」

3.伊藤 孝 先生(茨城大:NHK高校地学講師)
 「私が完全アウェーの状況下で話をする際に心がけていること」

4.酒井 聡樹 先生(東北大:「これから論文を書く若者のために」著者)
 「これから論文を書く若者のために」

5.中西 健史 先生(INPEX:研究者生活を企業での仕事に活かす)
 「石油探鉱で活かされる堆積学」