日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

生物多様性と農業@内幸町(9/16)

2010-09-12 08:09:35 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること

生物多様性条約市民ネットワーク水田部会主催のイベントです。

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生物多様性と農業~生物多様性を守り育てる農業に誇りを持ち、元気な農業を取り戻しましょう!!~

生物多様性条約市民ネットワーク、IUCN日本委員会、世界銀行東京事務所 共催「地球いきもの会議フェア」

今年10月、名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)/カルタヘナ議定書第5回締約国会議(MOP5)を前に、生物多様性条約市民ネットワーク、IUCN日本委員会、世界銀行東京事務所では、「地球いきもの会議フェア:Road to COP10」を開催し、COP10をより身近に感じていただく機会を設けております。

CBD COP10には世界から数万人以上の人々が集まります。そのための必要書類や職員並びに関係者が出す機密書類は、毎日数十kgにも及ぶことが予想されます。また、会議関係者が出す食事の残渣の量は計りしれません。CBD市民ネットミミズ・コンポスト・プロジェクト(注)は、CBD COP10でその書類と食料残渣をミミズが食べ(ミミズは紙も食べます)、それを肥料として再生させようとするプロジェクトです。できたミミズの糞は、ビニール袋に詰め、CBD市民ネット、協力企業などのシールを貼り、 COP10参加者に無料で配布されます。環境の会議に市民が生物多様性と生物循環に主体的に参加し、それを世界にアピールする絶好の機会です。

(注)CBD市民ネット 「ミミズ・コンポスト・プロジェクト」     
土を創る微生物は、生物によって活性化される仕組みが、データによって明確化されました!!生物たちのダイナミックな繋がりの仕組を中心的に展示するこのプロジェクトは、市民活動の実践的な行動につながるものです。

生物多様性締約国会議「水田決議」との関連
水田の土を育てているのは、イトミミズやユスリカを中心とした生物たち、生物多様性活性度調査によれば、水田の値はかなり高く、そのことが、病気や害虫を抑制するシステムに強く影響していることが分かってきました。水田は、他の農業生態系と比較して微生物の生物多様性活性度が特に高く、そのことが土の安定した生産を支えるシステムを形作り、その結果、連作障害を抑制していることも分かってきています。これは、畑の土とシマミミズ、森林とフトミミズの関係にも見られ、休眠していた土壌微生物が、生物の消化管を通すことによって活性化することによるのではないかと考えられているのです。

<プログラム>

1.ミミズと微生物と土と農業と
CBD市民ネット水田部会/NPO法人田んぼ 岩渕成紀さん

2.37年目にして、ミミズはよい土をつくることが証明された
株式会社「豊徳」赤井さん

3.複雑系は自律動的に安定する-土壌微生物の多様性研究を材料にして-
中央農業総合研究センター 横山和成さん

4.農の多様性と永続性-生物多様性で農業を元気にしたい-
(有)ディーシージー総合研究所 櫻本直美さん

5.田んぼからいただく宝(田から)もの-有機農業の現場から
民間稲作研究所長 稲葉光國さん

日時
2010年9月16日(木)午後6時30分-午後8時00分(最大延長30分)

場所
世界銀行情報センター(PIC東京)
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1階(ロビー]
地下鉄三田線内幸町駅直結、日比谷線・千代田線・丸の内線霞ヶ関駅C3出口

お問合せ
世界銀行情報センター(PIC東京) 
E-mail:ptokyo●worldbank.org(●を@に変えてください)
Tel:03-3597-6650

お申込み

Webフォームでオンラインにてお申込みいただくか、お名前、ご所属、ご連絡先を「9月16日コーヒーアワー参加希望」と明記の上、ptokyo●worldbank.org(●を@に変えてください) 宛にお送りください。参加費は無料(コーヒー付き)、使用言語は日本語です。

関連リンク

生物多様性条約市民ネットワーク
生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)は、国内最大級の生物多様性条約に向けたネットワーク(正会員86団体)です。テーマごとに作業部会を作り、COP10/MOP5に向けて市民提案や国内外連携などの準備活動を行っていますに携わっています。

IUCN日本委員会
IUCN 日本委員会は、1980年に日本において「世界環境保全戦略」が発表されたのを機に、IUCNに加盟する国内の団体間の連絡協議を目的として設立された IUCNの国内委員会のひとつです。2001年10月には、IUCN理事会において正式な国内委員会として承認されました。