普通の日々

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本当に『最大限』?

2014-08-03 17:58:06 | ニュース関連
医師が事前に相談「人を殺しかねない」 佐世保高1殺害 (朝日新聞)
【県によると、県の児童相談所への相談は6月10日に電話であり、精神科医が名前を名乗り、「高校1年の少女について相談したい」と伝えた。少女の名前や住所、高校名などは明らかにしなかったが、①小学校での給食への異物混入②中学時代のネコの解剖③父親を金属バットで殴ったこと、の3点を挙げ、「このまま放っておけば、人を殺しかねない」と注意を促したという。児童相談所は、児童福祉法上の制度を説明し、精神科医に助言をしたというが、助言の内容は明らかにしていない】
「人を殺しかねない」県警と会議も児相伝えず (読売新聞)
【児童福祉法では、保護の必要な児童を発見した者は、福祉事務所か児童相談所(児相)などに通告しなければならないと規定。通告を受けた児相所長は、必要があると認めたときは知事に報告しなければならないと定めている。
 児相の機能を持つ県佐世保こども・女性・障害者支援センターに「高校1年の少女が、猫を解剖したり、親に暴力を振るったりしている」「人を殺しかねない」と精神科医が連絡したのは6月10日。これが同法上の通告に当たると、ある捜査関係者は指摘する。
 これに対し、センターの宮崎慶太所長は「連絡してきた人が『相談』と言ったため、通告ではなく相談として処理した」と説明した】

 『通告ではなく相談として処理した』…なんか、言葉遊びをしているように思えてしまうんですけどね、これ。そもそもこの人達の中で『通告』と『相談』の線引きというのはどうなっているんでしょうか?どんなに具体的な内容であっても相手が『相談』と言ったら『相談』扱いになってしまうんですかね?だとしたら、一体何の為のシステムなのかと言わざるおえない気がしますが?
 まあ、センター側としては今からなら何とでも言えると言いたくなるだろうけど、この衝撃的な結果を避ける事が出来た可能性を考えると、センター側の対応についての検証が必要になってくるでしょうね。というか、被害者側の両親はそれを求めてくる可能性が非常に高いと思いますが。

「報道は事実と異なる」と弁護人 「父親を尊敬している」とも 女子生徒「被害者は友だち」 (産経新聞)
【文書で弁護人は、接見で直接聞いた内容として、(1)父の再婚には賛成だった(2)父を尊敬している(3)母が亡くなって寂しく、新しい母親が来てうれしかった(4)すぐに慣れ、仲良くしていた-と指摘した。
 被害者との間にはトラブルや恨みはなかったとした】

 賛成だったし、尊敬していたし、うれしかったし、仲良くしていたんでしょう。そこに嘘はないと思う。でも、同時に別の感情も持っていた。父親が娘を別の場所での一人暮らしをさせたのはそれが分かっていたからだと思いますがね。メディアの報道の仕方に問題はあれど、『事実と異なる』というのは違うと思いますよ。
「決して許されぬ行為」少女の父が謝罪 (産経新聞)
【書面で父親は「複数の病院の助言に従いながら夫婦で最大限のことをしてきたが、私の力が及ばず、誠に残念」と述べた】
女性生徒1人暮らし、医師の勧め 佐世保高1殺害事件 (東京新聞)
【弁護士によると、女子生徒は3月2日、自宅で父親の頭部を金属バットで殴って大けがをさせた。動機などがはっきりしなかったため、父親は同月から二つの精神科に女子生徒を通院させた。診察した医師は「このまま同じ家で寝ていると、命の危険がある」と父親に助言した。
 弁護士は「手遅れとなってしまったが、父親は何もしていなかったわけではない」と述べた】

 最新のニュースでは精神科医が入院を勧めたが父親が拒否した為、強制入院も視野に入れていたという報道が流れていました。それが本当であれば『夫婦で最大限のことをしてきた』とは言い切れないと思いますが…。


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