ちーむ☆ものくろ

黒色ダップー犬と飼い主の日々のつぶやき。
ときどき白黒ネコと茶色の犬の話も、ね。

 さくらの散歩 で感じたこと

2014-03-31 | 犬・猫と暮らして思うこと
ブログのやる気スイッチが、オフになっていたワタクシです。すまん、すまん



私の兄はゴールデンレトリバーと暮らしている。
名前は「さくら」。1才9か月の女子。


先日珍しく「一緒に散歩に行こう」とお誘いがあったので、歩いてきた。



兄と私、犬に対する考え方、接し方が違う。
私は「叱らず教える」を基本としているんだけど。
兄は「服従させる」という感じかなぁ。
「どんなときも飼い主がリーダーにならなくてはいけない」
まだまだ世にはびこるリーダー論主義。

だからお散歩に行っても「待てっ」が多い。
さくらがちょっと先を行こうとすると、ぐっと止められ「待て」「ついて」。

絶対先に行かせない、歩かせない。

道路に出るときも「座れ」「待て」。


ゆうらが気になって見たり、近づいて行きたくなったときも。
「だめ。いいんだ。ついてっ」


そりゃね、道路に出るとき待てたほうが安全でいいと思うよ。そういうトレーニングも必要よ。
引っ張らずに脚側で歩いてると「かっこいい」って見られるよ。「いいこ」って見られるよ。
でもね。
見ていてちっとも楽しそうな散歩じゃなかったよ。ずーっと「躾」モード。
誰のための、なんのための散歩なの?
犬に求めるばかりじゃなくて、犬にも応えてあげようよ。
さくらがほっとして楽しめる時間も取り入れてあげてほしい。

さくらは一度もリラックスしてなかったと思う。
さくらがしたいこと、求めてること、一度も聞いてあげてない。満たされてなかった。
脚側してて見た目はきれいだよ、確かに。「ついて」歩かれたら「気持ちいい」でしょうけど。
さくらは何度も「これでいいですか、いいですか」って兄をチラ見していた。
アイコンタクトというより、求められるようにできているか、不安で心配で、お伺いを立てているようだった。
「これでいいですか」ってさくらが確認求めているのに、一度も兄はそれに気づいていなかった。
さくらを見ていなくて気づいてないから、答えはない。さくらはずっと不安。
さくらの問いかけに「大丈夫だよ、いいこだね」{そうそう、その調子」って笑顔で答えてあげれたら。
それを繰り返していたら。
さくらは安心して、自信もついて、「ついて、ついて」って言わなくても自然に寄り添うようになる。
不安で心配で飼い主についているんじゃなくて、安心で心地いいから飼い主について歩く。
それが本当の「脚側」なんじゃないのかな。
安心の絆のある脚側こそ、誰が見ても素敵と思うでしょう。

「言うことをきかせなくては」とか、「リーダーにならなくては」とか。
そんな窮屈な考えは少し捨てて、「楽しい散歩」をしてほしいな。
におい嗅ぎもさせたり、むこうからあいさつに来た犬に、もっと会わせてみたり。
仲良くできる犬を見つけて一緒に散歩したり。
飼い主さんどうしのおしゃべりも、けっこう大切なんだよね。
楽しくて余裕があったら、緊張感が減ったら、さくら自身が自分で考えたり、学習することも増えると思うんだよね。

犬にも、感情もあって、意志もあると思う。
「服従」じゃなくて。「共存」じゃだめですか。
「上司と部下」ではなくて。「リーダーと子分」ではなくて。
「寛大で、ときに強い、頼れるお父さんと子供」になってほしいな。

気づきはほかにもあったんだけど。
あんまり言って兄弟ケンカ勃発でも困るので
ほかはまたの機会にしようっと。

ゆうらと私のお散歩姿。
ひとが見たらどんなふうに思うのかなぁ。
ゆうらが私を見上げたら「いいよ、いいよ、いいこだねぇ♪」とか。
自然と脚側したら「すごいじゃーん、えらいねぇ♪」とか。
自分の犬を褒めまくってる。なんかいつも犬に話しかけてる「へんなオバチャン」て思われてるかもぉ

まっ、いっかぁ
ゆうらが笑顔で、ルンルン歩けていれば、それでいいのだ。
ゆうらが楽しければ、私も楽しいもん


ではね~