「呉越春秋 湖底の城」ですって。
レビューではありません。念のため。・・・しいていえば「妄想」かな。って何ソレ。
本屋で、宮城谷先生の「三国志 9巻」を見かけて、立ち読みしそうになる自分と戦っているときに(なにをやっとんじゃ)、目に入ったのがこの本。
伍子胥が主人公だそうです・・・。
新しいよね?これ。
いつの間に・・・・・って感じなんですけど
だってね、宮城谷先生、いま、「三国志」もそうですけど、読売新聞の「草原の風」とかも連載中じゃないですか。
忙しそうじゃないですか・・・・それなのに、
そこへ持ってきてそんな濃ゆい人を?・・・よりによって(笑
伍子胥かぁ・・・。
宮城谷先生の書く主人公ってみんな「誠実で知的で、目容に爽やかさがある」お方ばかりのような気がするんですが(笑)、
伍子胥は・・・どうなんでしょう?
死ぬまでなかなか過激な逸話の多い方なのですが、そのお方も宮城谷先生の筆にかかると爽やかな青年になるんでしょうか。
それか・・・本来さわやかな青年だったのが、不幸の追いうちに合いまくる中で、歪んでしまうとかそんな感じになるのか。
死屍に鞭打つ、とか、墓の上に(夫差の棺桶にするから)木を植えてくれとか、んで目はくりぬいて東南門に置けとか、
伍子胥さん、とっても執念深くて過激です。
こんな過激な男を宮城谷先生が・・・・・・???
なんかイメージ浮かばないわ、と思ったのですが、
そういえば暗い主人公もいたわ、って。
管中。
この小説、「管中」というタイトルなのに、鮑叔のほうが目立っているという、謎な作品(暴言)
少なくとも私の中では完璧に鮑叔が主人公だった。(笑)
もう鮑叔が主人公でイイと思う。それぐらいこの作品の中の鮑叔は素敵だった。
宮城谷先生お得意の萌え萌え主人公の要素すべてを備えていたと思う。(そこまで?)
たぶん、主役の管中が暗くて鬱陶しい人物だったため(←ソコまでじゃなかったかも。でもそんな記憶しか…)、
鮑叔の方で欲求不満を解消したんじゃなかろうかと思う。(どーゆー欲求不満?笑)
で、思ったのが。
多分、今作でも伍子胥はすげー過激で激情家で執念深いんだと思う。そこは今までどおりの伍子胥像って感じで。
でも、爽やかな萌え萌え系は外さない(外せない)宮城谷先生は・・・おそらく孫武を萌え担当に置くつもりではないのかと!!(え)
いや、宮城谷先生がそうと意図しなくても、宮城谷先生の手は勝手にそうしてしまうと思う。
きっと、執念深くて過激な伍子胥に対し、
伝説の天才的兵法家でありながらスゴイ萌えキャラという、奇跡のキャラクターが生まれるに違いないです!!
あああ・・・!!それを思うと期待で胸が張り裂けそうです!!(・・・)
ところで「湖底の城」って何を示唆してるんでしょうね?
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