すっごい前に「つづいちゃうぜ!」と書き遺して、にもかかわらず続かないで放りだしていた件、について。

あああ。なんて素敵なんだ、周都督。見れば見るほど 「いいなぁ・・・

」
正義の最強指揮官、というキャッチコピーに 「えっ、誰が?」 と
思わず二度見してしまわずにはいられない part2の周瑜さま。
前回も散々書きましたが、やっぱし・・・、ちょっと・・・、違うよね?(笑)
哀しみを心に隠して闘う最強指揮官 とか、そんな感じじゃないと!
「正義の」っていう言葉から受ける
ざっくり解りやすい勧善懲悪 的ニュアンスは、トニー周都督には 似合わない・・・!
最初はね、ワタシもね、
「きゃ~!周瑜さまが最強指揮官だって~!!」と、諸手を挙げて大喜びしてたものでしたが、
(だって、今まで周瑜さまが「正義」とか「最強」なんて言われたことなかったんだもん。笑。)
最後まで観たら・・・何回も観たら・・・
「正義の最強指揮官」なんて簡単に片づけるべきじゃないって思えてきたんですよね・・・。
ほんとに・・・
トニーさんは、奥行きがあり過ぎる!!
観る方に、すごく深いところまで想像させるというか・・・。
見れば見るほど深くなっていくんです。周瑜さまの人物像が。
最初の一回ぐらいは 「めちゃめちゃ主役でウットリだけど、他のメンツのキャラが濃すぎて周瑜さまの印象が弱い」 という面も感じなくはないんですが
回数を重ねていくと、
その表情のこまやかさとか、立ち姿だけで醸し出す憂いとか、
そういうとこに気が付き始めるんですね。
ああ、この時にこんな顔をしてたんだ、とか、あの後姿はこんなに哀しげだったろうか、とか。
そこに気が付き始めると、どんどん周瑜さまが大きくなっていくんです・・・!
もうね、トニー周瑜さまは、映画全体を包み込んじゃうような包容力をその内に秘めたキャラクターなんですよ・・・!
映画のスケールのドでかさ、や、エピソード満載で休む暇なくクライマックスまで一気に駆け抜けるがごときストーリー展開は、
もちろん面白くはあるけど、ひとつひとつの細かな表情をつかみ取るには早すぎるんですよね・・・。(私だけかな)
だから、見る毎に新しい周瑜さまの表情や仕草、間、周りの空気・・・そういうものを見つけていった、って感じです。
一回だけでは、周瑜さまの・・・トニーさんの深さを完全に感じることはできないと思うんです!
そしてそれは、たぶん周瑜さまだけのことじゃないと思うんですよね。
曹操や、孔明、孫権・・・
たぶんみんなの「こまやかな表情」があったと思うんです。
ワタシは周瑜さま
命(笑)ですから、当然周瑜さまを中心に、周瑜さまの気持ちに添うような気分で見るわけですから
他の登場人物が好きなファンとは、当然見方は違うでしょう。
たとえば曹操様ファンの視点を、ワタシはわからないと思うし、・・・孔明中心の視点も。
ファンであるからこそ掴みとれる、っていうか、気づける、微妙な間とか、表情の変化とかがあると思うんですよね。
そこはね、やっぱりワタシには見つけられないんです。
周瑜さま命 だから。周瑜さまのシーンに全身全霊でのめり込んでるからね~(笑)
他まではなかなか・・・ 周瑜さまの次は趙雲だしねぇ・・・(そーなの?笑)
でも、曹操が「単なる悪役じゃない」とは感じるし、孔明も「完全無欠の兵法マシーンじゃない」ということはわかる。
…曹操が、病に倒れた兵士を前に、わが子のことを話すシーン。
アレは演技?!
すごく真に迫って・・・。ほんとに、自分の子供を思いだしたとか、そんなように思えたんですけど! (でも子供いるのかな。いなかったらごめんね。)
思い出し、思い出ししてるうちに、自分の中で感極まっちゃって
口元が、むぐ、むぐ、って。
・・・あれは、泣きだす前の人ですよ!まさかホントに泣きやしないかと思って心配しちゃった。(笑)
「中華支配を狙う巨人・曹操も、幼い子どものこととなるとこうも揺れるんだなぁ・・・」って。
ひとりの人間、ただの人間なんだよっていう顔ですよね。 あの顔を見せられた後に
「故郷の家族に言おう!『我々は勝った』と!!」(…でしたっけ? っておい。笑)
なんて、感動的な演説聞いたら、そりゃ立ちあがっちゃうよね。で、見てるほうも
つい
「曹操様―――!!」 ってなって(笑)「∑…って!そーじゃないだろ!!ワタシは周瑜さまの味方なのよー?!」と・・・(笑)
もう、こういうとこがいいんですよ・・・! なんていえばいいのか…完全な悪役、じゃないっていうか。むしろ可愛いって言うか(笑)
全然、自分を「悪い」とは思ってないんだよね!これっぽっちも思ってない。
すがすがしいほどに!(笑)
その悪びれなさが曹操の魅力なんだろうなぁ・・・。っていうか、ホントに悪いことしに行くつもりじゃなくて、
天下はひとつにまとめといた方が平和 って思っての
人類愛に基づいた行動 のつもりなのかもしんない?!

そもそも「悪」って言うけど
見る立場を変えてみれば、どちらにも一分の理があって、
簡単に「こちらは正義であちらが悪」とは言い切れないところがありますよね・・・。
曹操様にしてみれば、
反抗しないで素直に降伏すれば、あたら兵士たちの命を捨てさせることもない って思ってた・・・かもしれない・・・よね?
「周瑜が開戦させなければ、赤壁の戦いはなく、曹操の天下統一はスムーズに行き、乱世の収束も速かったはず」という考え方をときどき見かけますし、
そういわれるとそのとおりかなぁ、と思ったりね。
…孫権や、孫策の遺志を守りたい周瑜ら武将の言う「誇りをかけて」っていうのは、トップの傲慢なんだろうか? ?
呉の一般庶民にしたら「戦争なんてしてくれるな、無血降伏で済むならそうしようぜ!!」だったんだろうか? ?
とか・・・。
そうだったかもしれないし、そうじゃなかったかもしれない。
でも・・・、たとえば「あとの面倒はうちが見るから、お前たちの国、吸収ね。」って言われて「はいそうですか」って言えるものか?
地図から自分の国の名前が消える、っていうことを、簡単に受け入れられるか?
なんの力もない一般市民だって、自分の国はやっぱり愛してるもんじゃないのかな・・・?
全然当事者じゃない後世の私たちだから、「孫権は余計な事をした、乱世の終わりを遅らせた」って
ざくっと括って考えてしまうけど、
その当時生きてた呉の一般ピープルは
「おれらの国が魏に吸収されて無くなっちまうなんて絶対いやだ!おれたちは断固周瑜さまを応援するぞ!黙って国を奪われてたまるもんか!」
とか、全然思わなかっただろーか?
たとえば「日本、明日からアメリカの州のひとつになるから。戦争とかナシで。オッケー」とか言われたらどーよ?(笑)
・・・黙って受け入れられないよねぇ。
呉の民だってきっとそうだったんだよ。
「孫権は余計な事をした」とは思ってなかったと思う。・・・思いたい(笑)
曹操の立場から見る
むざむざ彼我の兵の命を捨てさせた孫権・周瑜は悪 という見方、
呉からの
自分たちの国のアイデンティティを奪おうとする曹操は悪 という見方
そのどちらにも頷けるところがあって、だからこそ、正義か、悪か、とは、簡単には分けられないと思うんですね。
そしたら、
「正義の最強指揮官」 ・・・で、ほんとにいいのかな?と・・・
それにしても・・・レッドクリフの中で、彼等は皆、表情が豊かでしたよね!
笑ったり怒ったり、冗談を言ったりびっくりしたり、泣きそうになったりふくれっ面になったり・・・
「すごい遠い世界の人たち」を、ぐっと近くに引き寄せた、って感じじゃないですか?
(そういうところが軽くて嫌だ、という向きもあるにはあるでしょうが)
彼等の表情のこまやかさは、
演義が作り上げた、もはや「形式」としか言いようがない人物造形 を、
生きている人間の姿 に変えた、と思うんです。
でね、それ、わたし、思うんですけど・・・
トニーさんの演じた、強いんだけど「人らしい柔らかさ」も持つ周瑜・・・に、
皆が引きずられて「人らしい曹操」「人らしい孔明」「可愛い趙雲」・・・になったんじゃないか?って。 (…なんかひとつ間違ったの入ってないか?)
トニー周瑜さまはほんとに・・・みんなを包み込んでると思いますよ。
実を云うと書き始めと書き終わりでテーマがずれてしまっていることには・・・気がつかないでほしいなぁ・・・エヘヘ

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