脂肪分解注射打ち放題 文化村通りクリニック 美容と健康のかかりつけ医

渋谷から医療の枠にとらわれず情報発信
食事制限なしのダイエット 脂肪分解注射と小顔注射 関東以外からも

人災

2011年04月13日 | 最近のニュースから
最近のブログは、震災関連やクリニックの診療予定のことばかりで済みません。

震災前に行ったコンサートや芝居等、たくさん書きたいことはあったのですが
どうしても震災、原発関係のことを書きたくなってしまいます、
書かずにはいられません。

その前に、当院の患者さんで
被災地に3000人分の炊き出しをされた篤志家がいらっしゃいます。
その方曰く「あっと言う間」に、3000人分のご飯がなくなったそうです。

政府の報道では食料が行き届いていると言っても
カップラーメンやビスケットだったり…

元自衛隊の私が知っている限りでは
自衛隊の能力をフル活用できたとしたら
津波による瓦礫除去や大規模な人命救助までは無理としても
生存者にそれなりの食料、生活物質や燃料等を迅速に届けることができたはず。
それができなかったのは「政府主導」のためだと思います。

そしてレベル7になった原発問題。
最初から日本の報道は信用していなかったので
努めて外国の報道から見るようにしています。
そのため、それほどの驚きはありません。
しかしながら、レベル6もしくは5に留められた事故であるのに
津波ではなく「人災」でレベル7になってしまったと思います。
東電が使用済み核燃料プールから燃料を取り出す計画をしているそうだが
この場に及んでも、政府ではなく一民間企業が「計画」するのでしょうか?
それこそ「政府主導」であれば、政府が大綱を決め、東電に実施させるべきではないでしょうか?
でも、今の政府は「かけ声」だけ主導のようなので、無理な要求なのでしょう。

民主党政府はポストが大好きなようですが
(○○代行など)
原発担当相が設置される理由の一つに
外国との折衝にそれなりのポストが必要だから
というのがあるそうです。(あくまで噂ですが)

この緊急事態に閣議のメンバーを3人増やしてどうするのでしょうか?
ただでさえ多い大臣の花押を取りまとめるだけでも大変なのに
さらに、意思決定のスピードを遅らせるつもりなのでしょうか?
肩書きのために大臣や○○代行、副○○、××顧問を設置するのは止めてもらいたい。
緊急時だからこそ、多少の間違いはあっても
トップダウンで指示を下すべきです。
提案するだけで権限のない△△会議を設置するなんて…
せめて報酬を公開すべきです。

義理の父から
「怒らないこと 役立つ初期仏教法話」 アルボムッレ・スマナサーラ著
という本を頂きましたが
今の政府には、怒らないわけにはいきません。
それを通り越して諦めの域に達しています。

もちろん民主党だけが悪いのではなく
原発を民間に任せていたり、想定外の惨事が起きた時の対応策を考えていなかった
以前の与党にも責任があります。

長くなりましたが
今まで何回も述べてきたようにマスコミの責任も大きいのです。
天気予報の降水確率気分で
「今日の放射濃度」を報道しているが
大切なのは3.11から、その地点に24時間いたと仮定して、累積でどの程度の放射能を浴びるか
ではないでしょうか?
数式から概算値は簡単に導けます。

また、某マスコミは人体の影響を物理学者にコメントを求めたり
今回の「国際原子力事象評価尺度(INES)」の暫定評価のレベルを引き上げたことを放射線医学の専門家にコメントを求めたり
しているが
知識がない一般の人には専門家に思えても
実際は専門外の人に意見を求めているのですよ!
こういうことが、人災に繋がっていきます。

マスコミ、特に新聞は
これを契機に全て署名記事にするべきです。
風向きが変われば論調を変える、浅ましき態度は署名記事にしない限り改善されないでしょう。


反論がある方はコメントなりメールなり頂けると幸いです。

「2番じゃだめなんですか?」が通じるのは平時だけであり
緊急時や有事においては、迅速に「一番(と思える)」の指示をしなければならない。
そういう意味では、いまの政府は悪くなかったが、あくまでも平時向けだった(過去形)と思います。













Comment (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9日は通常通り診療します、... | TOP | 梅の実が初めて成りました! »
最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
no will (noga)
2011-04-16 09:46:47
何事につけても新しがり屋の日本人が、時代遅れの精神生活を送っているのはどうしたわけか。

日本人には、意思がない。だが、恣意がある。
だから、意思を恣意と間違って解釈することになる。
すると、以下のようなことが起こる。

西洋文化の輸入も、意思がなければ支障をきたす。
意思の自由は考えられるが、恣意の自由は考えられない。
恣意の自由は、<自由のはき違え> となり、自由主義の普及も難しい。
意思は自由主義・個人主義の友人であり、恣意は利己主義は不自由主義の友人である。
不自由を常と思えば不足なしか。

政治指導者の意思決定はなく、その恣意決定は受け入れない。
意思の表明は成り立つが、恣意の表明は成り立たない。
日本人の声明発表はうつろに響く。その形式的な声明には、実行の意思がないからである。
そして、きれい事というか、空理空論には現実対応策が欠落している。ああ、むなしい。

意思があれば、罪もある。
殺意があれば、殺人罪である。
殺意がなければ、たとえ人は死んでも、死刑執行人は罪に問われることはない。

日本人には意思がない。
意思は、未来時制の内容である。
日本語には、時制がない。

意思薄弱とも思える日本人の社会では、意思を確かめることは難しい。
人々は個人の意思を確かめるこなく、個人の恣意に関する察しに専念する。  
察しにたけた人物は、思いやりの深い人間として信頼されている。
だから、裁判員になることについて、日本人には多大な精神的抵抗がある。
罪の意識のない社会では、人々は罪を裁くことを望まない。<責任者を出すな> と叫ぶ。

日本人には、意思 (will) はないが、恣意 (self-will) がある。
成案はないが、腹案がある。
意思・成案を表すのには、文章が必要である。相手がその矛盾を指摘することもできる。
だが、恣意 (私意・我儘・身勝手)・腹案には、文章は必要ない。
恣意的な人間は、言語に不自由をしている子供・アニマル同然である。大和魂の持ち主のようなものか。ど根性か。

日本人が子供に見えるのはこの時である。
周囲のものが指導者の意思を察するのである。ただ意向というか、はっきりしないものを察するのである。
政治家と公設秘書のようなものか。一致団結して阿吽の呼吸でやる。
俺の目をみろ 何んにもいうな 男同志の 腹のうち。腹案がある。共謀関係の立証は難しい。
察しは他人の勝手な解釈であって、いざ罪のありかを定める議論になれば、それでは証拠不十分となる。
意思の存在を認めることのない社会で、意思の有無を確認することは難しい。

腹案の内容は、腹を割って見せなくては知られない。隠ぺい体質の産物である。
それには談合が必要である。小言、独り言の類が語られる。
内容は、決して公言・宣言としては表明されることはない。

恣意を文章にすることは、英米人はやらない。
理性を失うことは、恥ずかしいことだからである。
やれば、周りの者から嘲笑される。
彼らは、'Shame on you!' (恥を知れ) と言って、相手をしかりつける。
だが、これを日本人はやる。この種の恥は、日本人にはない。
これを '本心をさらけ出す' と言い、内々で甘えさせてもらうのである。
相手は、'真意は何か' と尋ねる。
この行為が英米人の日本人に関する不思議である。

恣意的な人間は、滅私奉公により調教された。わが国の伝統的な人間教育は、序列人間を作ることである。
意思を認めることのない社会での責任者探しは難しい。無責任な社会では、それ特有の犠牲者を出さなくてはならない。
だから、日本人は恣意の理不尽に耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで生活する必要があると教えられている。

意思があれば、その内容も明らかにすることができる。
意思の内容に賛同して、協力者も現れる。
恣意であれば、その内容も明らかにすることがでない。
恣意は誰もが嫌うので、協力者が現れることもない。
日本人は、戦争のときでさえ、絶対的な権力者を作ることはなかった。

文章が無くては、議論は始まらない。
無理が通れば、道理が引っ込む。だから、問答無用である。
上下関係で決着をつける勝負の世界である。猿山のサルと同じかな。
自分の(恣)意のままにならぬ相手を切って捨てるところが恐ろしい。

世俗的なものの上下を知らなければ、礼儀正しい日本人になることも難しい。
日本人の礼儀作法は、序列差法だからである。序列なきところに礼儀なし。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

返信する

Recent Entries | 最近のニュースから