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当然のことかと思っていた「命にかかわる医薬品の新聞記事が、カネで買われた記事」

2017年02月22日 | 最近のニュースから

 最近話題になっているスクープ記事

「あなたの命にかかわる医薬品の新聞記事が、カネで買われた記事だったとしたらどうしますか?

それが実際に起きていた、しかも何年も前からーー。

私たちがそんな疑いを持ったのは2016年の3月のことだった。」

と始まるスクープ記事が話題になっているそうだ。

大元の記事はこちら ワセダクロニクル 電通グループからの成功報酬

 

 どうして騒がれているの?

記事の内容が驚くべき事実で騒がれているのか

取材をした早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営するワセダクロニクルとは何者か?ということで騒がれているのか

私にはわからない。

NEWSポストセブン 電通「買われた記事」問題をスクープ ワセダクロニクルとは

健康になるためのブログ 【スクープ!】「製薬会社⇒電通⇒共同通信」医薬品の新聞記事の裏でカネが動いていたことが判明!

 

もし記事の書かれていることに一般の方々がビックリされているのであれば

むしろ私はそのことに驚いてしまう。

 

医薬品や病気のことで、好意的な書き方をされている記事は

ほとんど全て、記事広告(製薬会社がお金を払う)だと思っていました。

 

医師だから、医療に関して一般の方の感覚とズレているのかもしれませんが

今回スクープされたことは、周知の事実だと本当に思っていましたよ!

 

 儲けのカラクリ

今回スクープされた明確なケースのみならず

製薬会社などが莫大な利益を出そうとしたら

時間と費用をかけて、文化人や芸能スポーツ關係者も巻き込みながら啓発活動を行い

今までそれほど深刻に考えられていない症状、病気(中には美容と線引きが難しいものも)を

重大な問題、治さなければならない病気というように社会に認識させ、高い薬を売るわけです。

(病名は出せませんが…)

「広告代理店絡みの大規模キャンペーン」と考えないほうが不思議に思えます。

 

 高い薬は効果が高い?

例えばの話

ある慢性の病気にたいして、88%の治療効果がある新薬Aが10,000円するとします。

昔からある薬Bの効果が82%で価格は1000円とします。

この程度の治療効果の差であれば、私が患者であったとしても安い1000円の薬を選びます。

 

製薬会社は「新薬は従来の薬に比べ約10%の治療改善傾向がみられた。と宣伝するわけです。

学会等で著明な先生方が「この病気には新薬Aが効く!」と発表すると

安い薬Bで十分な患者さんにも新薬Aが処方されるようになっていき

新薬Aを使うのが標準療法となります。

 

何年かすると、採算のとれなくなった薬Bは製造中止となります。

 

実際の話はこんなに単純ではありませんし

裏話を分かりやすく書くには、膨大な時間と確たる証拠が必要なので

これ以上は止めておきます。

 

私はそういうダークな世界が嫌になってしまったので

脱落したというか開業してしまったわけで笑

 

 甘い言葉に惑わされることなく

「命にかかわる」と言われるとグラッとしてしまうものの

社会通念とか新しい医学的常識は盲目的に受け入れるのではなく

批判的な目でよくよく検討した方がよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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