ピルの患者さん
なかなか血液検査受けてくれないんですよね。
ヤーズ投与で死亡、国内初 以下m3.comより特に投与初期には血栓塞栓症に注意
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月7日、月経困難症治療薬のヤーズ配合錠(ドロスピレノン・エチニルエストラジオール錠)服用による国内初の死亡例が報告されたことを受け、特に投与開始から3カ月間は血栓塞栓症に注意するよう呼び掛けた。下肢の疼痛や浮腫、突然の息切れ、胸痛、頭痛、急性視力障害などが起きた場合、ただちに服用を止めて受診することを患者に指導するよう求めている。
バイエル薬品の資料によれば、2013年6月にヤーズを服用した20歳代の女性が頭蓋内静脈洞血栓症で死亡した。投与2日後から頭痛が起き、6日後に病院受診し頭痛や吐き気などを訴えたが、貧血以外に異常所見は見つからなかった。9日後に抗不安薬クロチアゼパムを頓服で処方され、ヤーズの服用を中止した。翌日の10日後に体動困難となり、11日後にCTで脳静脈洞血栓と診断。13日後に死亡した。ヤーズの総投与量は7錠だった。
ヤーズは2010年11月の販売開始から2013年6月までに、日本で約14万人が服用したと推定されている。うち、血栓塞栓症が87人報告されており、死亡に至った例は国内では、今回が初めて。血栓塞栓症は投与開始後3カ月までに多く発症する傾向があり、投与早期はより注意が必要となる。