ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

「終活」を考えてみる それはすなわち生きること

2011-10-26 00:03:28 | 日記

婚活は、日本社会に定着しつつある言葉です
活動そのものが定着しているところまでは、まだまだなのでしょうが、言葉の意味をある程度正確に説明できる人は、かなりの数おられることでしょう

さて、最近注目されつつある言葉「終活」(しゅうかつ)
ブログをご覧の皆さんは、ご存じですか?

端的には、「死の準備をすること」となるのだと考えますが、視点を変えて考えてみると、自分の人生を振り返って、再発見することも可能です

具体的な方法の1つとして
「エンディングノート」と呼ばれるノートに、自分が亡くなった後の希望などを記しておくのだそうです。
10年9月に同商品を発売したコクヨでは、発売3カ月で目標を上回る5万部を超えたということです。

コクヨグループ広報担当の平岩和夫さんのコメント
「09年、法的な遺言書が手軽に書ける『遺言書キット』を発売して好評だったので、その第2弾として企画しました。『遺言書キット』の経験から、若い人にも終活の需要があることが予測できたので、銀行口座や保険の加入状況など、従来の遺言書にはなかった項目も多数盛り込みました」

死ぬ前に自分の死を見つめるという作業は、もしかすると、とてつもなく辛い作業なのかも知れません

ウリちゃんも50の坂を越えてきて、薄ぼんやりと近い将来死ぬんだろうなと考えることがあります
平均寿命が80歳だとしたら、これまで生きてきた人生の約半分の歳月しか残されていないことになりますね

この残された歳月をどれだけエクセレントに生きられるのかを考えるきっかけになりそうな「エンディングノート」
書いてみないと気が付かないことが多くありそうです

例えば、このブログですが、ウリちゃんが死んでも延々どこかのサーバーに残って、パスワードが分からなかったり、遺族がこのブログの存在を知らなければ、削除不可能ですし、ブログ以外にも自分が残した文章や画像が取り残されてしまいます
その数を考えてみると、バイト数で勘定したら、もしかすると、億の単位を超してしまうかも知れません
そして、手元にあるPCにだって、数多くのものが残されます
遺族には、見て欲しくないものも入っているのは、皆さん同じでは、ないでしょうか

いろいろと考えるべきことは、たくさんありそうですね

まあ、毎日何時間もこんなことを考えている訳ではないので、どうかご心配なく(笑)

先に書いたエンディングノートは、5年毎に更新するというのは、どんなもんでしょう?

企業や公共団体の中長期計画のスパンは、概ね3~10年
過去を評価し、トレンドを考えて、次期中長期計画を策定します
これに習って、わたくし達個人には、エンディングノート(のようなもの)は、人生の中長期計画を立てるための客観的材料になってくれる可能性は大きいと思います。

つまり「死の準備」をすることは、「よりよく生きるための準備」に他ならないのかも知れません

 

 

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